若い女性 疑問

友人の結婚式に出席できないので、現金書留でお祝いを送ろうと思うんですが、コンビニからでも送付できるものなのでしょうか?



うさロングうさロング

現金書留って利用しない人はめったに利用しないので、よくわからないことがありますよね。基本的なことから抑えていきましょう。







郵便局のサービスで現金書留があるのは誰でも知ってると思います。

ですが、いざ利用するとなるとなかなか利用する機会がなくて、送り方がよくわからない…

なんていう人も多いはず。


いざ送ろうとしたとき、
  • コンビニからでも送れるの?
  • 現金書留の封筒はどこで手に入るの?
  • お祝いや香典を送ってもいいの?
などと困る場合がでてきます。


そこでこの記事では、現金書留の送り方について詳しく説明していきます。



現金書留はコンビニから送れるか

急きょ現金を遠方に送らなきゃいけない、なんて緊急事態が発生したときには、郵便局よりもコンビニのほうが身近にあって目につくもの。

可能であれば今すぐコンビニに走って現金を送りたい!

と考えても不思議ではありません。


ですが、残念ながらコンビニから現金書留は送れません!


現金書留は郵便局で受付処理を済ませて、郵便局からでしか送ることができないんです。

郵政法違反になってしまうんですね。


なので、現金書留は、必ず郵便局の窓口で送ることになります。



現金書留用封筒の入手方法

現金書留を送るには、現金書留用封筒が必要になります。

そして、現金書留の専用封筒を購入できる場所は郵便局の窓口(時間外であれば ゆうゆう窓口)が一番確実。


それ以外だと…

ポスタルローソンなどの一部コンビニのみで、ほとんどのコンビニでは取り扱いがありません。
(正確には管理人が有無を確かめたコンビニは、ファミマ、ローソン、セブンですが…)


ちなみに、楽天で不祝儀袋と現金書留封筒がセットになっているものが販売されています。
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※祝儀袋と現金書留とがセットで販売されている商品は見つかりませんでした。


また、メルカリ、ヤフオク、フリルでは安く購入できる場合があります。
↓↓↓


ただし、次に紹介するように、封筒は1通21円ですから、お得感からすれば…

よほど現金書留を利用する人でないとメリットは少ないかと思います。



封筒の種類

現金書留の専用封筒は2種類あります。

それぞれの封筒のサイズは以下のとおりです。

  • 定形(角型8号サイズ):約119 × 197 mm 約8.5g
  • →シンプルな祝儀袋が入るサイズ
  • 定形外(およそ角型7号サイズ):約142 × 215 mm 約10.7g
  • →装飾が多く厚めの祝儀袋でも入るサイズ

どちらも、1枚21円(税込)となります。

郵便窓口で封筒を購入する際に利用できる支払い方法

郵便局での現金書留封筒の支払いでは、現金以外にも切手やはがきでの支払いが可能です。

これは、未使用の切手やはがきを所定の交換手数料(1枚につき5円)を支払うことで、現金書留封筒など別の商品と交換することができるというもの。

ただ現金書留の封筒は少額なのであまりオススメではありません。

自宅などで使わない未使用の切手などがあれば、送料として封筒に貼って利用する方が良いでしょう。
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豆知識

現金書留の専用封筒に納まりきれない現金を送りたい場合はどうすればいいか、気になりませんか?

管理人はつい気になってしまい、郵便局に問い合わせてしまいました。

担当者によると、

接客

市販されている大きな封筒を使っても良いですよ。


との回答でした。

その場合、厳重な包装を施すとともに、その封じ目に印章(署名も可)で鮮明に封印し、表面に「現金書留」と赤字で記載するか「現金書留」のスタンプを押す必要があります。

さすがにそれほど多額の現金を送るのは、トラブル防止のためにも銀行振込にしましょう。



郵便局(窓口)での手続き方法

郵便局での手続き方法について詳しく紹介していきます。

封筒の書き方


現金書留封筒の表面にある

  • お届け先
  • ご依頼主(差出人にあたる)

住所氏名電話番号を記載します。

現金を入れてからだと書きにくいので現金を入れる前に書きましょう。

お届け先の郵便番号は、封筒上部にある赤枠の部分に直接書きます。

電話番号は、分からない場合は空欄でOK。

現金の封入

現金書留は、お札・小銭どちらも入れることができます。

ただし小銭を入れるとその分重くなるので料金は高くなる可能性があります。
(1円玉約1g、10円玉約4.5g、100円玉約4.8g、500円玉約7g)



現金書留の封筒の裏には封の仕方が書いてあるので、手順通りにきっちり封入してください。

【封筒の裏に書いてある封の仕方】



まず、下ふたを起こしてから

  • 中ふたを貼り付け
  • その上に下ふたを貼り付け
  • さらにその上に上ふたを貼り付ける

と、互い違いに貼り付けることになります。

念のため動画でも確認してくださいね。
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封緘

封をした後は、封筒の裏に丸印が3か所あるのでそこに割り印をします。

印鑑(シャチハタでも可)または署名にて封緘をしてください。

ちなみに署名は名字だけ書いて○で囲むだけでOK!

手数料の支払い

現金書留を送る際は、

基本送料 + 現金書留料430円

となります。

さらに送金額が1万円以上になる場合は、5千円ごとに10円が加算されます。


例えば25g以内の定形サイズの現金書留(1万5千円)を送る場合だと、

82円 + 430円 + 10円 = 522円

となるわけです。


損害要償額の申出もこのときに行います。


損害要償額

損害要償額とは、万一トラブルや事故が起きて郵便物が届かなかった場合に、 差出しの際に申出のあった損害要償額の範囲内で、実損額を賠償してくれるというもの。

賠償額は最大で50万円までで、在中金額を超えることはできません。

申し出ていない場合は、最高で1万円となります。

損害要償額は、窓口担当者に口頭で伝えるか、手書きの受領証を差し出す際に記載して出しましょう。

オプション

現金書留につけることができるオプションは、以下のとおりです。

  • 速達:280円
  • 配達日指定:平日31円/日祝日210円
  • 配達時間帯指定郵便:330円
  • 配達証明:310円

郵便窓口で発送

送付手続きを行った後は、領収証書とお問い合わせ番号(追跡番号)が記載されている控えをもらえば手続き完了です。



土日に送りたい場合はどうすればいい?

仕事などでどうしても郵便局の営業時間に間に合わないという場合もありますよね。

でもコンビニでは送ることができない…

となれば、土日祝日や夜間も営業しているゆうゆう窓口を利用しましょう。

ただし、ゆうゆう窓口はどこの郵便局でも設置されているというわけではありません。

大きい郵便局(集配局)ならだいたい設置されていますが、小さな郵便局ではないところが多いです。

ゆうゆう窓口の設置の有無や時間帯などは郵便局によって異なるため、郵便局のホームページで事前に必ず確認してくださいね。
>>>ゆうゆう窓口の検索ページ


検索の結果、ゆうゆう窓口が設定されている郵便局と営業時間がわかります。

【窓口設置の有無】




【ゆうゆう窓口の営業時間】



お祝いや香典として送る場合

さて、いよいよ実際に、祝儀袋に入れた結婚式のお祝いを現金書留で送付する方法を紹介していきましょう。



祝儀袋の準備についてはこちらの記事からご確認ください。
>>>【結婚祝い】ご祝儀袋と中袋の書き方!夫婦での連名や子供の分はどう書く?
>>>結婚式に出席しない時のお祝いはどうする?金額や渡すタイミングにマナーがあるってほんと?

香典を送付する場合も同じ流れになるので参考にしてくださいね。

  • ご祝儀を入れて表書きした祝儀袋とお祝いのメッセージを用意します。
  • 現金書留の封筒が手元になければ、祝儀袋とメッセージを郵便局に持参します。
  • 郵便窓口で現金書留の封筒を購入(21円)し、上記で説明した必要事項を封筒に記載します。
  • 窓口にて損害要償額を申告すると手数料が決まるので、それに応じた料金を支払います。
  • 例えば、
    5千円のご祝儀の場合…82円+430円=512円
    1万円のご祝儀の場合…82円+430円+10円=522円
    以降は、5千円ごとに10円が加算されます。
  • 配達は、全国どこでも土日祝日も行っていて1〜2日で届きます。

現金書留がどこまで行っているかネットで検索できるので、相手に届いたことを確認したい場合は、ネットで追跡記録を確認しましょう。


まとめ

若い女性 解決

これで安心して友達に結婚祝いを送れます。ご祝儀袋ごと現金書留に入れることができるなんて目からウロコ…



うさロングうさロング

利用しない人はめったに利用しない現金書留ですが、こちらで紹介した内容で少しでも不安がなくなればうれしいです!


現金書留についてまとめると、

  • 現金書留は、コンビニやポスト投函では送付できないので、必ず郵便局の窓口へ持って行く。
  • 現金書留の封筒は定型サイズと定形外サイズの2種類あり郵便局で購入できる(税込21円)。
  • 小銭でも送ることができるが、その分、送料が高くなる可能性も。
  • 現金書留には、オプション(速達・配達日指定・配達時間指定など)をつけて送ることができる。
  • 現金書留の手数料は基本料金+430円、金額が1万円以上になる場合は5千円毎に+10円かかる。
  • ご祝儀や香典を現金書留で送ることができる。

でした。

これでいざ現金を送ることになったとしても落ち着いて対処できますね。

しかし現金書留をはじめとした郵便のルールは細かく定められているため、どうしても疑問が解決しないことも出てくるでしょう。

そのような場合は、直接郵便局に問い合わせてみてくださいね。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。