困ってる女の人

香典を送るために現金書留を利用したいのですが料金のイメージがわかなくて。急ぎ送りたい場合は速達も可能なのでしょうか?



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香典袋や祝儀袋に入れたまま現金書留で送ることもできますよ。祝儀や香典でよくある10万円以内の現金について徹底的に料金を紹介していきますね。







ネットショッピングなどで銀行振り込みやコンビニ決済などを利用する機会はあっても、郵便局で扱っている現金書留を利用する機会はあまりないかもしれません。

でも急な不幸や遠方で出席できないお祝い事などで、差し迫って現金を送らなくてはならないこともありますよね。

そしていざ現金書留を利用するとなると、料金はいくらくらいかかるのかよくわからないことがあります。

現金書留は送る内容物の重さや大きさ、現金の金額によって料金が変わるため、複雑に感じてしまいがちだからです。


そこであなたに代わって管理人が、現金書留で1円~1万円から10万円までの現金を送る場合の料金を徹底的に計算して料金早見表としてまとめてみました。

ただし、硬貨を含めると重さのパターンが無数にあるので、ここではお札のみに絞らせてもらいます。


書留だけでなく、速達や日付指定などのオプションサービスを利用するときの料金についても表記しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

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2019年10月からの新料金でご紹介しますよ。





現金書留で10万円まで送るときの早見表

まずは早見表をご紹介しましょう。

消費税増税までわずかとなりましたので、増税後の料金でご紹介します。

【現金書留料金早見表】(定形サイズ・25g以内)

送付現金額支払料金 (現金書留用送料)(基本送料)(現金書留用
封筒代金)
1円〜10,000円540円(435円)
(84円)(21円)
〜15,000円550円(445円)
〜20,000円560円(455円)
〜25,000円570円(465円)
〜30,000円580円(475円)
〜35,000円590円(485円)
〜40,000円600円(495円)
〜45,000円610円(505円)
〜50,000円620円(515円)
〜55,000円630円(525円)
〜60,000円640円(535円)
〜65,000円650円(545円)
〜70,000円660円(555円)
〜75,000円670円(565円)
〜80,000円680円(575円)
〜85,000円690円(585円)
〜90,000円700円(595円)
〜95,000円710円(605円)
〜100,000円720円(615円)

※かっこ内は支払料金の内訳

オプションを利用される場合は、こちらに以下の料金が加算されます。

  • 速達 +290円
  • 日付指定(平日) +32円
  • 日付指定(日曜・休日) +210円

また、封筒のサイズや重さ変更となるにつれて、基本料金が以下のようになります。

  • 定形サイズ・50g以内94円
  • 定形外サイズ・50g以内120円
  • 定形外サイズ・100g以内140円
  • 定形外サイズ・150g以内210円

現金書留の料金制度解説

以下、現金書留の料金制度について解説していきます。

現金書留を送るときには、現金書留の基本料金の他に手紙を送るときと同じように

  • 基本の郵便料金
  • 現金書留用の封筒の代金

が必要になります。

また、送る現金の金額によって加算される額もあるので、1円~1万円から以降5,000円区切りで10万円までの料金の合計金額を一覧にしています。

消費税の扱い

現金書留を含むすべての郵便料金については、消費税を含んだ税込み価格になっています。

そのため、消費税率の引き上げに伴い2019年10月1日からの郵便料金の値上げが予定されています。(値上げ後の価格については「新料金」として表記します。)
封筒の代金
現金書留を送るときには、現金書留専用の封筒を購入することが必要です。

コンビニなどでは売っていないので、郵便局の窓口で販売されているので購入しましょう。

現金書留を送る封筒については

  • 定形サイズ(角型8号サイズ):約119×197mm 約8.5g
  • 定形外サイズ(およそ角型7号サイズ):約142×215mm 約10.7g

の2種類の専用封筒が用意されており、代金はどちらも21円(税込)(増税後も変更なし)です。
基本の送料(郵便料金)
現金書留を送るときも手紙を送るときの基本の送料(郵便料金)が必要です。

例えば10万円を現金書留で送る場合、

  • お金自体の重さは約11g
  • 定形の封筒の重さが約8.5g

の合計19.5gとなり、25g以内なので定形郵便物の基本料金84円がかかります。

シンプルなタイプのご祝儀袋や香典袋なら5g程度なので、その分を足しても大丈夫そうです。

でも、25gを超えてしまう時や定形外の封筒を使う場合にはまた基本料金が変わりますので、ご祝儀袋や香典袋の重さ、添える手紙の重さにも注意しましょう。




【手紙の基本料金】
  • 定形郵便物(現金書留封筒の定形郵便サイズはこちらに該当)
  • 25g以内:84円
  • 50g以内:94円
  • 定形外郵便物(規格内)(現金書留封筒の定形外郵便サイズはこちらに該当)
  • 50g以内:120円
  • 100g以内:140円
  • 150g以内:210円
※規格内:長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重さ1kg以内のもの

現金書留の基本料金

現金書留の基本料金は、送る金額によって違いがあります。

1円〜10,000円までは基本料金435円ですが、その後5,000円増すごとに10円ずつが加算されます。

これは、書留のサービスのひとつである賠償制度によるものです。

万が一、郵便物が破損したり相手方に届かなかった時、原則として窓口で現金書留を差し出す時に申し出た損害要償額の金額の範囲内で、実損額、つまり在中金額を賠償してくれます。



郵送する現金に上限はあるのか

現金書留はいくらまでなら送ることができるのか、上限はあるのでしょうか。

現金書留を送ることができる現金の補償上限は50万円ということになるので、郵便局としては50万円までの現金の郵送を想定しています。



物理的には現金書留の専用封筒に50万円以上のお札は入るのですが、50万円までしか補償されないことを考えると、上限以上の現金を送るのは万が一のリスクを考えるとデメリットしかありません。

現金書留を利用するときにあまり高額な現金を送るのは危険なので、基本は銀行振り込みなどを利用するのが良いでしょう。



現金書留を速達、日付指定、再配達で送る場合

現金書留は郵便局のオプションサービスのひとつですが、速達や日付指定など他のオプションサービスも加えて送ることができます。

  • 速達は250gまで290円
  • 日付指定は平日指定32円、日曜・休日(祝日)指定210円

をそれぞれ加算します。


配達指定日は、原則として差し出した日の翌々日から起算して10日以内の日を指定することができます。


現金書留は再配達にも対応しているので、当日中の再配達(19時まで要連絡)や相手方の希望する都合の良い時間帯や日にちを選んでもらうこともできます。

それに書留はもともと日曜・休日配達に対応しているので、日付指定をするメリットはあまりないようにも感じますが、どうしてもこの日に届けたい、という事情があるときには便利なサービスです。



まとめ

現金書留を送るときに必要な料金は、

  • 基本の郵便料金(定形で84円)

  • 現金書留専用封筒の代金(21円)

  • 現金書留の基本料金
    (10,000円まで435円・以降5,000円アップごとに10円ずつ加算)

の合計になります。

その他に

  • 速達(+290円)
  • 日付指定(+32円(平日)、+210円(日・祝))

などのオプションサービスを利用する場合はその分の料金が加算されることになります。

現金書留の料金はわかりづらいイメージがありますが、覚えてしまえば簡単に計算することもできますし、今回ご紹介した早見表を利用すれば一目瞭然に料金を把握することができます。


注意したいのは、送る現金の金額によって現金書留料金が加算される点、サイズや重さによっては定形サイズではなく定形外サイズになる点です。

自宅のスケールで測ったりもできますが、不安に感じるなら送りたいもの一式を持参して郵便窓口で問い合わせるのをおすすめします。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。