いよいよ10月から消費税が増税されますね。
増税対策として中小事業者店舗でのポイント還元などが予定されていますが、残念ながら、あくまで令和2年6月末までの半年間ちょっとの期間だけです。
でも、つい先日9月3日に公表された政府資料によると、
令和2年(2020年)7月以降も消費増税対策が行われる
とのこと。
しかも、こちらの対策の方が今年10月からの消費増税対策よりも大幅な還元になる可能性があります。
どのような内容になって、どんな対応が必要なのか、政府から公表された資料を中心に紹介していきたいと思います。
2020年7月以降は「マイナポイント」がキーワード
出典:デジタル・ガバメント閣僚会議資料(抜粋)
政府資料に管理人のほうで赤字表記したのが上記画像となります。
資料をわかりやすく説明すると、
- 「〇〇ペイ」(PayPayとか)にチャージするとマイナポイントが加算される
- 〇〇ペイのチャージ分と加算されたマイナポイント分でお得に買い物ができる
ということで、このマイナポイントが2020年7月以降(確定時期は未定)の消費増税対策というわけですね。
マイナポイントとは
このマイナポイントですが、マイナポイントが付与されるためには、マイキーIDが必要で、
さらに、このマイキーIDを取得するためには、
- マイナンバーカード
- パソコンとICカードリードライタ
が必要で、2019年9月現在ではめっちゃくちゃ面倒な手続きが必要です。
ICカードリードライタというのは、マイナンバーカードに埋め込まれたICチップを読み取る装置のことで、Amazonなどで2千円程度で販売されています。
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マイナポイントの還元率
気になるマイナポイントの還元率ですが、まだ具体的な還元率は政府のほうで検討しているところです。なので、はっきりしたことはわからないのですが、2万円のチャージに対して5000円分のポイントが付与されるという、驚愕の25%還元という話もあります。
なぜ2万円で5000円ポイント付与が有力かというと、今年(2019年)10月から消費増税に備えて、住民税非課税世帯を対象に、2万円で2万5千円分のプレミアム商品券が購入できるという国の制度が始まっているからです。
おそらく、この制度と同様に25%のポイント還元がなされるのではないか、ということですね。
※プレミアム商品券は住民税非課税世帯に限定されているので注意してくださいね。
さらに気になるのは、
- ポイント付与に上限はあるのか
- 世帯単位なのか
- 子どもの扱いはどうなるのか
といった点がありますが、この点も含めた詳細はまだ決まっていません。
自治体ポイントの増額はどうなる?
実は、マイナポイントや中小事業者店舗でのポイント還元、プレミアム商品券以外にも、政府の消費増税対策が検討されていました。それが、自治体ポイントの増額というものです。
自治体ポイントという制度は今でも存在していて、クレジットカードのポイントやマイレージなどを自治体ポイントに変換すると、自治体ポイントの利用を導入している地域で使うことができるというものです。
で、消費増税対策として、ちょっと前まではこの自治体ポイントを増額して付与することが考えられていました。
↓↓↓
出典:平成30年12月25日総務省資料(抜粋)
ただ、自治体ポイントを導入している自治体があまりに少なくて、「消費増税対策」としてはあまりに偏りが大きいということで、先ほど紹介した、全国的に偏りなく導入できるマイナポイントが取り入れられることになったという経過があります。
おそらく自治体ポイントなんて国民のほとんどが知らないし、利用したこともないんじゃないでしょうか。管理人自身この記事を書くにあたって初めて知ったくらいです。
今はマイナポイントに切り替わったようなので、来年7月以降はマイナポイントが超絶の還元率で開始される、とだけ覚えておきましょう。
参考:2019年9月1日共同通信
まとめ
2019年10月からの消費増税対策としては、- プレミアム商品券(住民税非課税世帯対象)
- 中小事業者店舗でのポイント還元
がありますが、
- プレミアム商品券は2020年3月末まで
- ポイント還元は2020年6月末まで
の対策のため、その後の増税対策として、
マイナポイントによる超絶還元が実施される
(←ただし、開始時期含めて詳細は未定)
と覚えておきましょう!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。