若い女性 疑問

そろそろ帯祝いの時期何ですが、具体的に帯祝いって何をするものなんでしょう? 安産祈願とはまた違うのでしょうか?



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おめでとうございます!帯祝いって何をすればいいの?という声はよく聞きますよ。安産祈願との違いとあわせて詳しく紹介していきましょう。







帯祝いは、

妊娠5ヶ月の戌(いぬ)の日に安産祈願として妊婦が腹帯を巻く

という子どもを授かって初めて迎えるお祝いの行事です。


特に初めての妊娠の場合はわからないことも多いので、一言で帯祝いといっても

「どのようにして祝ったらいいの?」

と戸惑うこともありますよね。


そこでこの記事では、帯祝いとはどんなものかということについて触れながら、
  • 帯祝いや安産祈願の仕方はどうするのか
  • 夫の実家がどのような役割をすればよいのか
  • 帯祝いのお祝い金はどれくらいの相場なのか
などについて解説します。

また、帯祝いで妊婦さんが巻く腹帯「岩田帯」の巻き方は少しむずかしいイメージがありますが、その巻き方についても動画と一緒にレクチャーしますよ。

帯祝いをスムーズに行えるように、この記事を読んで予習しておきましょう!

【参考文献】
こちらの記事は以下の文献を参考に作成しています。
  • 『最新ビジュアル版 冠婚葬祭お金とマナー大辞典』(主婦の友社)
  • 『冠婚葬祭 はじめてのマナー』(主婦の友社)
  • 『一生使える!大人のマナー大全』(PHP)



帯祝いとは

帯祝いは古くから日本で広く行われてきましたが、昔と現代とではその内容については違いがあるようです。

もちろん、帯祝いを行う目的は同じですが、現代においては帯祝いとはどのような意味を持ち、どんなお祝いの仕方をするものなのでしょうか。

帯祝いの定義

まずなぜ帯祝いをするのかという目的についてですが、

お腹の赤ちゃんの健やかな成長と、出産時には母子ともに健康で無事に生まれて来るように、と安産を願うこと

になります。


加えてかつては、タイミング的に赤ちゃんを無事授かったことを近親者にお披露目する機会でもありました。

そのため、夫側の実家で近親者を呼んで、すでに子宝に恵まれている夫婦の妻に腹帯を巻いてもらう「着帯式」という儀式を行っていました。


現代においては、腹帯(岩田帯)を用意して神社やお寺で安産祈願してもらい、妊婦さんが腹帯を巻くというのが一般的な帯祝いの仕方です。

妊婦さんとその夫、実家の両親・義両親などが集まってお祝いすることが多いですね。

そして安産祈願をした後は、集まった人たちがそろってお祝いの会食をします。
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帯祝いという言葉の意味としては、広く安産祈願の儀式やそのあとの会食を含めた行事のことでもあり、ご祝儀という意味でのお祝いそのものを指すことでもあります。



帯祝いの由来

帯祝いの由来については、

  • 戌の日(いぬのひ)
  • 岩田帯

それぞれについて解説が必要です。
戌の日の由来
帯祝いは多くの場合、妊娠5ヶ月戌の日に行われます。

戌の日について簡単に説明します。

実は、暦上は、1日1日に、「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」と十二支が割り振られています。

なので、戌の日は、12日に1度はやってくるので、毎月2日は必ず戌の日が巡ってくるわけですね。

2019年、20120年の戌の日について、詳しくはこちらの記事をご確認ください。
>>>戌の日ってなに?2019年、2020年はいつ来るの?カレンダーで詳しく紹介するよ!(工事中)


妊娠5ヶ月というと安定期にも入って母体の体調も比較的安定しているため、このようなお祝いの行事をするタイミングとしてはちょうどよい頃合いです。


でもなぜ「戌の日」に行うのが良いとされているのでしょうか。

それは、戌=犬は多産で安産であることに由来しています。

安産のシンボルである犬にあやかって戌の日に帯祝いを行うことで、出産が軽いものであるように願うのです。


ただ、現代においてはこの戌の日にこだわらないというケースも多いです。

実際には、夫の休みなど家族の都合や、妊婦さんも安定期に入ったとはいえまだつわりが続いていて体調が優れないといったケースなど、必ずしも戌の日に合わせられないこともあります。


安産祈願で人気の神社では戌の日に行列になるなど大変混雑することもあるので、諸々の事情を踏まえて戌の日の前後など別の日を選んでも問題はありません。

お日柄の良い戌の日などはなおさらですね。
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岩田帯の由来
帯祝いで妊婦が巻く腹帯は「岩田帯」といいます。

一般的には白いさらしでできています。

岩のように丈夫で健康な赤ちゃんが生まれるようにという願いが込められていることから、「岩田帯」と呼ばれています。


ただ、岩田帯と呼ばれるようになった由来については諸説あります。

一番古くは古事記に記されている話からの由来で、新羅平定の際、懐妊中だった神功皇后(じんぐうこうごう)が戦いの間に産気づかないように帯に岩をはさんで鎮めたということです。


岩田帯は自分で購入するか、どちらかの実家から贈ってもらうほか、神社で購入することもあります。


帯祝いで神社・お寺で祈祷してもらえる腹帯は、

  • 新品未使用のさらしの岩田帯のみ」などの決まりがある場合
  • 普段から使えるものでも良い場合

など、それぞれで異なるため、神社やお寺に事前に問い合わせてみることをおすすめします。



安産祈願の仕方

帯祝いで行う安産祈願は、

  • ご祈祷をしてもらう
  • 参拝だけ行う

どちらでもかまいません。


ご夫婦やご家族と話し合って決めてくださいね。

ここでは神社で祈祷をしてもらう場合の流れについて説明します。

安産祈願の流れ

神社での安産祈願のご祈祷を受ける手順は、一般的に次のような流れになります。

お清めをする

入口にある手水舎で口と手を清めます。


祈祷の申し込みをする

神社の神札所・社務所で初穂料を納め、祈祷の申し込みをします。

①待合場所で待機

②本殿に上がり祈祷を受ける
順番に呼ばれたら、神社の本殿に上がってお祓い・ご祈祷を受けます。

そのあと、神主により安産祈祷の祝詞を受けます。

何組かでまとめてだったり、妊婦のみだったりと神社によって異なることがありますが、時間は約10~20分程度です。

③二礼・二拍手・一礼する

祝詞を聞き終えたら立ち上がり、2回お辞儀をしたあと、パンパンと2回手を打って、最後に1回深くお辞儀します。

④授与品が渡されて終了

腹帯お守りなど、神社から渡されるものがあれば最後に受け取って終了となります。

初穂料は?

忘れてはならないのが初穂料、いわゆる祈祷料です。

当たり前ですが、安産祈願に向かう前には必ず用意しておきましょう。

事前にホームページを確認するか、電話で問い合わせておくと安心です。


初穂料が決まっている神社であれば、神社の神札所や社務所で決まった額の現金を当日支払います。

このような場合はのし袋はいらないことがほとんどです。


また、初穂料が決まっていなく「お気持ちで」という場合もあります。

その場合は、紅白蝶結びの水引のし袋に、

  • 神社であれば「初穂料」
  • お寺なら「お布施」

と書いて、下には姓もしくは夫婦の名前を連名で書き入れます。

のし袋の中には5,000円~10,000円程度の現金を入れて渡します。



岩田帯の巻き方

普段使いには簡単に着脱できる腹巻タイプやガードルタイプの腹帯を使うことが多いものの、やはり帯祝いのときだけでもさらしタイプの岩田帯を巻きたいという妊婦さんも多いです。


これもご利益のひとつ!?
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安産祈願後のセレモニーとして、会食の場や自宅などで夫や母などに巻いてもらうケースもあります。

ただ、自分で巻くこともできるので、この機会に岩田帯の巻き方を覚えておくと良いですね。


岩田帯は巻き方にちょっとしたコツがあるため、事前にポイントを押さえておくと安心して臨むことができますよ。

動画を紹介しつつ岩田帯の巻き方を解説しますので、この機会に頭に入れておきましょう。


巻き方のポイントについては、次のようになります。

下準備をする

帯にするさらしは一反分の半分の長さ(5m)が一般的です。

ですが、お腹が大きくなるにつれ足りなくなることもあるので、少し長めにしておてもいいですね。

幅については34cmとそのままでは広すぎるので、半分にたたんでから巻きやすいようにくるくると丸めておきます。


下から上の方へ巻く

さらしをたたんで「わ」になっている方を下側にして巻き始めます。

お腹の下から上の方へ巻いていくイメージで、さらしでお腹を支えるように、お腹の真ん中で折り返しながら巻きます。

このとき内側に手を添えると折り返しやすいです。

一周巻いたときにさらしの巻きはじめの端を折り込むとずれにくくなります。


最後の端の処理

巻き終わりは、さらしの端を三角に折って内側に入れ込み固定します。


巻き方のコツ

きつすぎず、背中の方も緩まないように気を付けながら巻いていきます。

きつすぎると苦しくなってしまい、逆にずれやすくもなるので気をつけましょう。

自分で巻けるようになるのがベストですが、夫や身近にいる人に手伝ってもらって構いません。

産院などで教えてもらえることもあるので、正しい巻き方について学ぶのもおすすめです。


以上のポイントは動画でも確認できますのでぜひ事前にチェックしてみてくださいね。
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動画で使っていた岩田帯はこちらから確認できますよ。
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夫の実家の役割

妊婦さんが主役ともいえる帯祝いですが、過去には婚家である夫の実家で行うことが多かったため夫の実家の役割というものがはっきりとしていました。

しかし、現代においての帯祝いでは、夫の実家としての役割というものははっきりとしていません。


帯祝いにおいて「こうであるべき」という決まりごとも存在しないので、妊婦さんが負担にならない形で行うことが大切です。


夫の実家の役割を強いてあげるならば、帯祝いの趣旨は母子ともに健康に生まれて来ることを願う行事ですので、生まれて来る新しい命の誕生を共に祝い、出産前は何かと不安な妊婦さんの気持ちを少しでも安定させることができるようにサポートすることです。


また、帯祝いで使用する岩田帯は、基本的には妻側の実家が用意することになっていますが、現代においては決まりごとがあるわけではないので、夫側の実家が用意するといったケースもあります。


ただ、岩田帯については妊婦さん自身で使いやすいものを用意するか、神社で購入することが決まっているケースのほか、妊婦さんの実家で用意することもやはり多いので、勝手に用意するのは控えた方が良いですね。


お嫁さんのために何かしてあげたいと望むのなら、何をするにしろ事前に必ず確認をしましょう。

現金で帯祝いを贈ってもいいですし、腹帯は妊娠中期以降には常に身に着けているアイテムなので、洗い替えとして使いやすいものをプレゼントするとよろこばれます。



お祝いの金額相場やのし袋の書き方

帯祝いは家族や身内で行うことがほとんどなので参加する機会も少なく、お祝いの金額はどれぐらいが適当なのかわからないこともあるかもしれません。

お祝いを贈るにあたって、迷いそうな事柄についてまとめました。

金額相場

帯祝いの金額については、妊婦との続柄によって多少違いがありますが、

3,000円~10,000円くらいが相場

となります。

ざっと、

  • 妊婦の父母…10,000円~30,000円
  • 義父母…5,000円~10,000円
  • きょうだい…3,000円~5,000円
  • 親戚…3,000円~5,000円
  • 友人・同僚…3,000円~5,000円

となります。

あくまでも目安ですので、それぞれの実情に合わせた金額がベストです。


基本的に帯祝いは妊婦の身内で行うので、ただの友人や同僚、もしくは知り合い程度なら贈る必要はありません。

帯祝いに呼ばれるようなごく親しい間柄ならば、妊婦のきょうだいや親戚と同程度の金額が相場と考えます。


なお、「4(死)」「9(苦)」などが含まれる、お祝いにふさわしくない金額は避けるのがマナーです。

のし袋の書き方

帯祝いののし袋は、紅白蝶結びの水引を選び、表書きは

  • 御祝
  • 御帯祝
  • 御安産御祝


などと記し、その下に送る人の名前をフルネームで書き入れます。
(家族からの直接の手渡しであれば名前を入れなくても大丈夫)
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妊婦の父母からは昔からの習わしで腹帯を贈ることも多いですが、その場合も紅白蝶結びの水引で、表書きは、

  • 祝い帯
  • 御祝

などと記します。

儀式用に紅白二筋の絹帯と白木綿一筋の帯を重ねて奉書紙で包むのが正式とされていますが、現代においてはそこまでかしこまったことはしないのが一般的です。


帯祝い用に、さらしの岩田帯と普段使いできるガードルタイプなどがセットになったものも売られていますので、直接妊婦さん本人の意向を確認した上で、一緒にデパートなどに行ったりインターネットなどで購入するといいですね。
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お返し

帯祝いに関しては、お返しに当たる「内祝い」をする考えはないのが一般的です。

ただ、安産祈願後に会食を共にするなど、間接的にお祝いのお返しはすることになります。

地域によっては、赤飯や紅白餅などを内祝いとして配ることもあるようです。


帯祝いをいただいたのにお呼びすることができなかった場合など、何かお返しを考えるなら、いただいた金額の1/3~1/5程度の品物にお礼状を添えてお返しするのがいいでしょう。

まとめ

若い女性 解決

近くに安産祈願で有名な神社があるので、そこで安産祈願をしてもらおうと思います。あわせて、両親たちとちょっとした帯祝いの会食も考えますね。



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決まった形のお祝いの仕方があるわけではないので、妊婦さんに無理のない範囲でお祝いできるといいですね。


まとめると、

帯祝いは昔から日本で行われてきた伝統的な行事で、妊婦さんも赤ちゃんも健康であるように安産を願います。

現代では妊娠5か月の戌の日に神社などで安産祈願した後、身内で食事をし、岩田帯に代表される腹帯を巻くというのが一般的なお祝いの仕方です。


帯祝いのお祝い金の相場は妊婦との関係性にもよりますが、3,000円~10,000円程度。


帯祝いは必ずしなくてはならないものではなく、また「こうしなくてはならない」という決まりもありません。

実際は、帯祝いをしたいと思っていても、妊婦さんの体調が優れないなどの理由で時期が過ぎてしまうこともあるでしょう。

帯祝いは妊婦さんにとって、出産への不安を少しでも和らげ、願掛けをして心のよりどころを作るために行うものでもあります。


様々な都合で帯祝いの時期が合わなくても、日取りにこだわらず神社に参拝するだけという形でもいいのです。


どんな形になっても妊婦さんにとって負担にならないような帯祝いになるように、夫や両家の父母をはじめとした周りもサポートすることが大切になります。


それでは最後までお読みいただきありがとうございました。