新社会人_疑問

会社でお客様をお迎えした後、部屋にご案内するまでのマナーがよくわからなくて…



うさロングうさロング

社会人になるまでなかなか経験のないマナーですね。詳しく紹介していきましょう!







「来客対応での印象は会社全体のイメージに直結する…」


そう言われると緊張やプレッシャーで不安になってしまいますね。


でも、基本的な案内の流れを把握していれば、自信を持ってお客様をご案内できるようになります。

もちろん、場数は大切ですが、まずは基本的な流れをマスターしましょう。


この記事では、来客対応の中でも、とりわけ案内のマナーについて解説していきます。



お客様をご案内するときの心得

来客対応というのは、お客様との初めての接点となる場面。

あなたの対応ひとつで会社のイメージが決まると言っても過言ではありません。

お客様と担当者とのミーティングや商談を成功させるためにも、誠実な気持ちを込めた対応をするよう心がけましょう。


そこで、まず大切なことは、

明るい挨拶

です。


気持ちの良い挨拶は好印象を与えるための第一歩。

お客様の目を見て明るく、

若い女性 解決

本日はお越しいただきありがとうございます。


などと明るく挨拶をします。


その他にも心得ておきたいのは、

迅速さ

お客様に待たされていると感じさせないよう、素早く対応します。


正確さ

お名前など聞き取った内容のうち、大切なポイントは復唱して確認するようにします。


丁寧さ

対応するお客様の中には顔なじみの方もいらっしゃるでしょう。

それでも、馴れ馴れしい態度は禁物です。


以上がお客様を案内するにあたって大切な4つのポイントです。


廊下・階段でのご案内の仕方

廊下を通って、階段へと案内する場面をイメージしてみましょう。

廊下でのお客様のご案内は、

  • お客様には廊下の中央を歩いていただく
  • お客様の右斜め前2〜3歩先を歩く
  • できるだけ背中やお尻を見せないよう半身で歩く
  • 歩くペースは必ずお客様に合わせる
  • 途中は適度に振り返ってお客様の状況を確認する

がポイントとなります。



さあ、廊下をご案内して階段の前まで来ました。


階段での案内について、一般的なマナーでは、

  • 階段を上がるときは「お客様が先、案内人は後ろ」
  • 下りるときは「案内人が先、お客様は後ろ」

と言われます。


ですが、ビジネスでの案内では、上り下りに関係なく、

案内人が先、お客様は後ろ

となります。

お客様を先導して案内する姿勢の表れですね。


具体的な案内の仕方は、

上り下りに応じて、

若い女性 解決

この階段を上った(下った)ところです。


などと声をかけます。


階段を上るときは、

若い女性 解決

お先に失礼いたします。どうぞお足元にお気をつけください。


と声をかけて、先に階段を上り始めて案内します。


お客様には手すり側を歩いていただきます。


階段を下りるときは、

若い女性 解決

お先に失礼いたします。


と声をかけて、階段を下り始めて案内します。


階段でも、

半身を斜めに向けつつ歩調を合わせて歩きます



なお、方向やものを指し示すときは、
  • 右側を指す場合は右手
  • 左側を指す場合は左手
で行います。


いずれの場合も、

手のひらを上に向け肘から下をまっすぐに伸ばし、指先をそろえるよう心がけましょう。


エレベーターでの案内の場合は?

エレベータでのご案内の仕方についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
↓↓↓
エレベーターで先に乗るのはマナー違反!?先輩や上司がいる場合はどうする?



応接室から座席へのご案内

応接室の前に着いたら、

若い女性 解決

こちらでございます。


とドアを指し示します。


続けて、

トントントンと軽く3回ノックします。


ノックする理由は、今から入室しても良いのかを確認するためです。

また、ノックの回数は、ビジネスシーンでは3回が良いとされています。


内開き(押す)のドアの場合

お客様に

若い女性 解決

お先に失礼いたします


と声をかけて会釈をしてからドアを開きます。

先に部屋へ入り、お客様に背を向けないようドアを押さえてから、

若い女性 解決

どうぞお入りください。


とお客様を招き入れます。


外開き(手前に引く)のドアの場合

ドアを大きく開いて押さえておき、ドアノブを持ったまま、

若い女性 解決

どうぞお入りください。


と声をかけてお客様に先に入っていただきます。


部屋に入ったらドアの方を向いて静かに閉めましょう。


その後、

若い女性 解決

奥の席へどうぞ。



とお客様に上座をすすめ、

若い女性 解決

少々お待ちくださいませ。


と声をかけてから退室します。


退室するときはドアの手前でお客様の方を向き、

若い女性 解決

失礼いたします。


と一礼してから静かにドアを開け閉めするようにしましょう。


なお、座席へのご案内は、
  • 応接室か会議室か
  • 部屋のレイアウトはどうか
などによっても上座の位置が異なるため注意が必要です。


基本的には、
  • 入口からの距離
  • ソファ(長椅子)かどうか
  • 肘付き椅子か肘なし椅子か
の3点で判断します。

迷った時には、

入口から遠いソファ席や肘付きの椅子が上座

と思い出してくださいね。


席次のマナーについて簡単に紹介しましたが、詳しくはこちらの記事で紹介しています。
↓↓↓
席次のマナー|会議室や応接室、丸テーブルなどではどうする?イラストでくわしく!



まとめ

新社会人_解決

お客様をお迎えした後、会議室や応接室までの案内の基本的な流れが把握できました!



うさロングうさロング

よかったです。頭でしっかり覚えたら、あとは実践あるのみですね!


まとめると、

案内にあたっては、

  • 明るい挨拶
  • 迅速さ
  • 正確さ
  • 丁寧さ

がポイント。

お客様を先導する意識を持って、

  • 2〜3歩前を歩く
  • お客様のペースに合わせる
  • 背中やお尻をなるべく見せない

この3点も大切でした。

慣れないうちはプレッシャーも感じてしまいますが、慣れてしまえば大丈夫!

実践を重ねつつ何度もこの記事を思い出してくださいね。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。


【参考文献】
この記事では、以下の文献を参考にさせていただきました。ありがとうございました。
  • 『入社1年目ビジネスマナーの教科書』(金森たかこ)<プレジデント社>