
社会人になって初めて配属された部署で自己紹介しなくちゃいけないんですが、自己紹介のマナーとかポイントってあるのでしょうか?

自己紹介の仕方もシチュエーションによって異なりますが、ここでは社会人になって初めて配属された部署や新人研修ということでお伝えしましょう。

新しい職場などでの自己紹介は、その後の人間関係を築くきっかけとなるもの。
1分にも満たないことがほとんどですが、あなたの第一印象が決まります。
それだけに、
どんな自己紹介にすればいいのかな…
と不安になりますよね。
そこで、この記事では、
- 新人研修や配属先で好感を持たれる自己紹介の流れとポイント
自己紹介の役割
自己紹介は自分はこんな人間ですということを知ってもらうための機会。今後一緒に働く仲間に親しみを持ってもらうきっかけとなる場面です。
背伸びをせずに、プライベートな素の自分の一部を知ってもらう
という姿勢に好感が生まれます。
「一部」と言っているのは、自分のことを話しすぎるのはNGだから。
なぜなら、自己紹介というのは、
- あくまでも今後の人間関係を築くきっかけを作ること
- 短い時間で簡潔に伝えること
が求められるからです。
なので、
どんな人なのかな?
と興味を引く程度に情報量をさじ加減するといいですね。
そして、自己紹介で好感を持たれるためのポイントは、
今後の会話が広がりそうな話題を提供すること
です。
例えば、プライベートな自分の一部という意味では、
- 出身地
- 名前の由来
- 趣味
- 学生時代の部活・サークル
- バイトの経験
などの会話のきっかけとなりそうな情報を盛り込むようにします。
好感を持たれる自己紹介の流れ
それでは、実際に自己紹介の流れに沿って考えてみます。大まかな流れとしては、
- 挨拶 ↓
- 名前の紹介(一礼) ↓
- 話題の提供(素の自分の情報開示) ↓
- 再度名前の紹介(一礼)
となります。
挨拶
です。
- 初めまして
- こんにちは
など、つかみの一言は相手の顔を見て笑顔でハキハキと発音するようにしましょう。
これも挨拶と同様に伝わりやすさを重視です。
珍しい苗字や変わった読み方をする場合は、ここで

〇〇と書いて△△と読みます
などと説明をはさむのも親切ですし、名前の印象が強まります。
ここまでで前半部分は一区切り。
一礼して気持ちを落ち着けましょう。
自己紹介全体に通じますが、出だしに意識したいのは、
- 明るく
- ハキハキと
- 聞き取りやすいスピード
という点です。

好印象を残すためには、内容だけでなく、明るさや聞き取りやすさも大切ですよ!
素の自分の情報開示
です。
繰り返しになりますが、ここでは、
- あくまでも今後の人間関係を築くきっかけを作ること
- 短い時間で簡潔に伝えること
という観点から、情報の盛り込み過ぎは良くありません。
それに、ここで情報を盛り込みすぎると、肝心の名前の印象が薄まってしまいます。
あなたも、
あの人、××が趣味って言ってたけど…名前が思い出せない!
なんて経験ありませんか?
これらの観点から、情報の盛り込み過ぎには注意です。
名前を覚えてもらうためにも、もう一度名乗るようにします。
また、ここで
- 仕事で頑張りたいこと
- 挑戦してみたいこと
をアピールするのも前向きな姿勢が伝わって好印象ですね。
そして、最後に丁寧なお辞儀で締めくくることもお忘れなく!
自己紹介の具体例
以上を踏まえて具体的に自己紹介をしてみましょう。初めまして!
このたび企画部に配属されました兎山うさ子と申します。
ラビットの「兎」にマウンテンの「山」と書いて兎山(うさぎやま)です。
(一礼)
学生時代は弓道部に所属し、居酒屋のアルバイトをしていました。
趣味はカメラで、休日は海などに出掛けて写真を撮っていることが多いです。
社会人一年目は、先輩方にご指導いただきながら、1日でも早くお役に立てるようにしっかりと頑張っていきたいです。
××な時には、ぜひ私、兎山にお声がけください。
よろしくお願いします!
(一礼)
このたび企画部に配属されました兎山うさ子と申します。
ラビットの「兎」にマウンテンの「山」と書いて兎山(うさぎやま)です。
(一礼)
学生時代は弓道部に所属し、居酒屋のアルバイトをしていました。
趣味はカメラで、休日は海などに出掛けて写真を撮っていることが多いです。
社会人一年目は、先輩方にご指導いただきながら、1日でも早くお役に立てるようにしっかりと頑張っていきたいです。
××な時には、ぜひ私、兎山にお声がけください。
よろしくお願いします!
(一礼)
最後にもう一度名乗るのってむずかしそう…
と感じていた人も、例えば、紹介した「××」の部分に
- 趣味を活かして:カメラが壊れたら〇〇にご相談ください!
- 筋力自慢を活かして:重い物を運ぶときはぜひ〇〇を頼ってください!
などを挿入して、
相手の役に立てるポイントを探して名乗りをあげる
という形でなら名乗りやすいのではないでしょうか。
自然に名前を覚えてもらいやすいうえに好感度も高いですよね。
この方法、ぜひ取り入れてみてください。
まとめ

自己紹介のイメージがまとまってきました!映画が趣味なのでそこをアピールしようかな^^

あくまで社内での自己紹介なので、名前と素の自分の一部をアピールできるといいですね。
まとめると、
自己紹介の流れは、
- 挨拶 ↓
- 名前の紹介(一礼) ↓
- 話題の提供(素の自分の情報開示) ↓
- 再度名前の紹介(一礼)
となります。
しゃべるときには、
- 明るく
- ハキハキと
- 聞き取りやすいスピード
です。
素の自分を少しでもさらすことで、
- みんなに受け入れてもらいたい
- 仲間として一緒にやっていきたい
という姿勢を示すことができます。
それが好感度アップにもつながりますよね。
情報量も加減しながら、会話につながるような話題を提供しましょう。
自己紹介が上手くいけば、その後の人間関係もきっと良いものになるはず。
1分足らずのことだからと気を抜かず、しっかりと準備して臨むといいですね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
【参考文献】
この記事では、以下の文献を参考にさせていただきました。ありがとうございました。
この記事では、以下の文献を参考にさせていただきました。ありがとうございました。
- 『入社1年目ビジネスマナーの教科書』(金森たかこ)<プレジデント社>