亡くなった祖母が大好きだったお饅頭
お墓参りで墓前にお供えしたいんだけど
お供えする食べ物や持ち帰りのマナーはあるの?
なんて気になりますよね。
そこでこの記事では、
お墓参りの食べ物のお供えについてのマナーについて
- お供えしてはいけない食べ物
- お供え物の食べ方
- お供え物の片付け
などについてくわしく紹介します。
Contents
お墓にお供えしてはいけない食べ物
基本的に、お墓にお供えしてはいけない食べ物はない
と考えてください。
ただ、仏教の精進料理では、
- 不殺生に反する食べ物:肉(鳥、魚も含む)、卵など
- 性欲を刺激する食べ物:ニンニク、ニラなど臭いの強いもの
は避けられているため、
これらの食べ物は
お墓参りのお供え物としても避けたほうが良い
との考え方もあります。
とはいえ、
神道では神様へのお供え物として鳥や魚があるように、
宗教によっても考え方が違いますので
現代ではそこまで神経質になる必要はありません。
そのような考え方もあるのだな…
ということを心の隅においておく程度でよいでしょう。
おすすめのお供え物とお供えの仕方
特にお供えする食べ物のルールはないので、お墓には、
- 故人が好きだったもの
- 季節を感じられる果物やお菓子
などをお供えするのがおすすめです。
お供えの仕方
食べ物のお供えは、ご先祖様が食べやすい状態にしてからお供えする
ようにします。
例えば、
- 箱に入ったものなら箱のふたを開ける
- 袋に入ったものは口を開ける
- 缶に入った飲み物も口を開ける
などですね。
また、
墓石へ直に置くのではなくお盆などを準備してその上に並べる
ようにお供えします。
お盆を用意していない場合は、
ハンカチなどを敷いて直置きにならないようにすれば大丈夫です。
お供え物の食べ方
ご先祖様にお供えしたものを食べると罰が当たる?
いえいえ、
全くそんなことはありません。
むしろ、
お供えした食べ物は食べるようにします。
というのも、お供え物を食べることには、
- ご先祖様と一緒に同じものを食べることも供養の1つ(同食信仰)
- お供えしたものを食べることで神様から力を授かることができる
というような考えがあるからです。
お墓参りにあたって何よりも大切なのは、
故人やご先祖様を偲び供養すること。
故人やご先祖様と一緒にテーブルを囲むような気持ちで、お供えしたものをありがたくいただきましょう。
お供え物を食べる場所
お供え物をご先祖様と同じテーブルを囲むように食すということから、
墓前でそのまま食べることはマナー違反ではありません。
ですが、現実問題として、墓前にそのようなスペースがあることは少ないです。
ですので、
- 霊園の休息所で食べる
- 持ち帰って食べる
など、食べる場所にはこだわらずに
食べられる場所で食べるようにしましょう。
テレビや映画などでそんなシーンを見たことがあるかもしれません。
ですが、墓石の傷みの原因になることもありますし、
墓石を故人そのものと見立てて水をかけたりするのは失礼
という考え方もありますので、
アルコールが入っている・いないに関わらず
飲み物を墓石にかけるのはおすすめできません。
供えたものは全て持ち帰る
お供えとして食べ物を置いたままにすると、- 鳥や小動物が食べることで散らかる
- 傷んで臭いや虫の発生の原因になる
などから、お供えした食べ物は持ち帰るのがマナーです。
お墓を管理しているところによっては、
供えたお花も持ち帰るのがルール
ということもあります。
持ち帰ったものを仏壇に供えること
持ち帰ったものを、今度は自宅の仏壇にお供えしても良いのでしょうか?
実は、これには両極端な2つの考え方があります。
お供えしても良いという考え方は、
仏壇にお供えするのは真心なので先にお墓にお供えされた食べ物かどうかは無関係
というもの。
一方、お供えするべきではないという考え方は、
お墓に供えた時点でご先祖様が召し上がったもので、自宅に持ち帰ったものはその食べ残しで失礼
というもの。
地域や宗派によっても考え方は違います。
両極端な考え方があることを理解して、柔軟に対応しましょう。
まとめ
お菓子などの食べ物も含めて、まずは心を込めてお供えします。帰るときにはお墓の周りもきれいにし、飲食物は必ず持ち帰ります。
その後は、ご親族で食べたり、場合によっては仏壇へお供えしたり。
故人やご先祖様を偲びながら、美味しくいただきましょう。
その他のお墓参りのマナーについてはこちらの記事でくわしく紹介しています。
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お墓参りの花の片付けはどうする?持ち帰りや供え方のマナーをくわしく!
お墓参りの作法!線香のつけ方や墓石への水かけなどはどうする?
(工事中)
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それでは最後までお読みいただきありがとうございました。