突然の
会社の関係者や親類のお悔やみごと
香典袋を書くにあたって
- 会社関係者の連名
- 夫婦連名
での書き方にハタと手が止まることがありますよね。
そこで、この記事では
突然のご不幸にも慌てなくていいように
通夜または葬儀における
- 会社関係者や夫婦連名での香典袋の書き方
- 中袋や別紙の書き方
などについて詳しく紹介していきます。
会社関係者連名での書き方
まずは、外袋(上包み)の書き方から確認します。なお、イラストの表書きは故人の宗派が不明なことを前提に
「御霊前」
と記載しています。
「御霊前」
と記載しています。
3名以下の連名
外袋を連名で書く場合、- 名前を並べることができるのは3人が限度
- 目上の人が一番右になるように書く
これがマナーです。
例えば、
- 佐藤さんが部長
- 鈴木さんが課長
- 山田さんが一般社員
という場合は、
このように、
- 佐藤さんは部長なので一番右
- 鈴木さんは課長なので真ん中
- 山田さんは一般社員なので一番左
となります。
なお、四十九日までは薄墨で書くのがマナーです。
香典袋用に文具店で売っている薄墨で書けるペンなどを使いましょう。
香典袋用に文具店で売っている薄墨で書けるペンなどを使いましょう。
4人以上の連名
4人以上の連名の場合は、- 「代表者名」+「外一同」とだけ記載
- 書けなかった名前は別紙にして中袋へ
というのがマナーです。
部署全員の連名
部署全員の連名の場合は、「会社名」 + 「部署名」 + 「一同」
または、
「会社名」 + 「代表者名」 + 「外一同」
と書き、いずれも
書けなかった名前は別紙にして中袋
に入れます。
※別紙の詳細は次の中袋や別紙の書き方へ
中袋や別紙
中袋には、表側:香典の金額
裏側:住所、氏名
裏側:住所、氏名
を書きます。
また、
中袋も名前を書けるのは3人が限度です。
4人以上で連名の場合は外袋同様、裏面には
「代表者名」 + 「外一同」など
とします。
そして書ききれなかった名前や住所は別紙にし、中袋に入れます。
こちらの別紙も外袋と同じで、一番右が目上の方になるよう名前を並べます。
会社の同僚同士での連名のように、役職に差がない場合は年齢順や五十音順にしましょう。
なお、中袋を薄墨で書くか濃墨で書くかについては意見が分かれるところですが、
中袋に記載された名前や住所の分かりやすさという点からは
濃墨で書くことをおすすめします。
薄墨、濃墨どちらにするかも含め、中袋の金額の書き方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
↓↓↓
【香典袋】中袋への金額の書き方!横書きでもいい?中袋がない時は?
中袋に記載された名前や住所の分かりやすさという点からは
濃墨で書くことをおすすめします。
薄墨、濃墨どちらにするかも含め、中袋の金額の書き方はこちらの記事で詳しく紹介しています。
↓↓↓
【香典袋】中袋への金額の書き方!横書きでもいい?中袋がない時は?
夫婦連名での香典袋の書き方
夫婦の場合、夫の名前のみ書くのが基本
です。
ただし、
夫婦そろって故人との関わりが深い場合は連名にしても構いません。
香典袋の表書きについて
最後に、香典袋の表書きについて補足しておきます。香典袋の表書きは、故人の属していた宗教によって異なります。
- 仏教:御香典
- 神道:玉串料
- キリスト教:御花料
となります。
ただ、宗教が分からない場合も多々あるでしょう。
そんな時に使えるのが
御霊前
です。
厳密に言うと、
仏教の浄土真宗では、人は亡くなった後すぐ仏様になると考えられているため「御霊前」はNGとされます。
また、キリスト教のプロテスタントでも、異教の偶像崇拝に繋がるため「御霊前」はNGです。
ただし、「御霊前」はどの宗教・宗派でも使える表書き、というのは一般に知れ渡っています。
そのため、もし故人が浄土真宗やプロテスタントの方だと知らずに「御霊前」の表書きをしてしまったとしても、
特にマナー違反にはあたらない
とされています。
仏教の浄土真宗では、人は亡くなった後すぐ仏様になると考えられているため「御霊前」はNGとされます。
また、キリスト教のプロテスタントでも、異教の偶像崇拝に繋がるため「御霊前」はNGです。
ただし、「御霊前」はどの宗教・宗派でも使える表書き、というのは一般に知れ渡っています。
そのため、もし故人が浄土真宗やプロテスタントの方だと知らずに「御霊前」の表書きをしてしまったとしても、
特にマナー違反にはあたらない
とされています。
まとめ
香典袋を連名で書くには、- 3名以下:名前を並べてもOK(一番右から目上)
- 4名以上:「代表者+外一同」などで
と書き方が異なることに注意です。
また、香典袋の
- 外袋は薄墨
- 中袋は薄墨より濃墨がおすすめ
- 表書きは御霊前が無難
です。
これで、急な弔事においても落ち着いて準備ができるのではないでしょうか。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。