カメチキンカメチキン

「おこがましい」と耳にすることがあるのですが、正しくはどんな意味でどんな使い方なんでしょう?



うさロングうさロング

由来とあわせてシチュエーションにあわせた使い方を紹介していきましょう!







なんとなく意味はわかる

おこがましい

ですが、

その意味や由来はどんなものなんでしょうか。

また、正しい使い方はどんなものでしょうか…


この記事では、そんな
  • おこがましいの意味・由来
  • おこがましいの使い方
について詳しく解説していきます。



「おこがましい」の意味と由来

実は、

「おこがましい」を漢字で書くと3通りあります。

  • 痴がましい
  • 烏滸がましい
  • 尾籠がましい

です。


3通りの漢字ですが、

辞書的にはいずれも同じ意味で、

明恭国語辞典(第二版)では、
  • 自分を過大評価していて生意気であるさま
  • 自分の態度が出過ぎているように思えて恥ずかしく思うさま
  • 身の程知らず
となります。


また、おこがましいの由来は、

馬鹿馬鹿しい、馬鹿げている、愚かに見える、といった意味を有する「をこがまし」が転じて「おこがましい」という言葉になったと言われています。

漢字の由来




おこがましいは、

  • 痴がましい
  • 烏滸がましい
  • 尾籠がましい

という3通りの漢字があることを紹介しましたが、

それぞれの漢字の由来はどのようなものでしょうか?

痴がましい

「痴」は知るに病ダレが付いた言葉で、

知恵が病んでいるということで、

正常な判断ができないおろかな人

という意味を持ち合わせています。


烏滸がましい

「烏滸」とは河に集まるやかましい人たちを

水辺(滸)に集まる烏(カラス)にたとえ、

馬鹿げていて滑稽な様子を表す言葉

として用いられております。


尾籠がましい

痴(おこ)の当て字で尾籠とした和製漢語のです。

無礼や不作法といった意味で用いられていました。

「おこがましい」の英語

「おこがましい」を英語で表記すると

  • presumptuous(でしゃばり)
  • cheeky(生意気な)
  • impudent(厚かましい)

となります。



ビジネスシーンでの使い方と例文

ビジネスシーンでの「おこがましい」の使い方と例文を紹介いたします。


ビジネスシーンでは

相手を敬う意味を持つ言葉として使うことが多い

です。


稀に他人に対して

  • 身の程しらず
  • 厚かましい
  • 図々しい

といった意味で使うこともあります。


例文を紹介すると、


接客

私が口をはさむのもおこがましいのですが


目上の方や上司に意見を求められた際にクッション言葉として使います。

「おこがましい」を使うことで、

謙って相手を敬う謙虚な姿勢を示すことができます。


接客

おこがましいお願いをして申し訳ございません。


目上の方や上司の方に何かをお願いして対応してもらった際に使うと、

より感謝の気持ちを伝えることができます。

ビジネスマン2

私が言うのもおこがましいのですが、弊社の製品は優れております。



自己アピールや自社アピールの際に「おこがましい」を使い、

謙虚な姿勢を見せつつ長所をアピールできる言葉として使用できます。


ビジネスマン

なんて、おこがましい人なんだろうか


他人に対して使う場合は、

「おこがましい」の意味が悪いイメージとなってしまいます。


人間関係を良くする言葉の使い方ではないので、

ビジネスシーンで他人に対して頻繁に使うことは控えたいですね。



「おこがましい」の類語

おこがましいの類義語には

  • 出過ぎている
  • 僭越
  • 差し出がましい
  • 猪口才
  • 小賢しい

といった言葉があります。



まとめ

カメチキンカメチキン

謙虚な意味と他人のことを責めるような意味と2つがあるんですね。



うさロングうさロング

漢字表現も3通りもあったり、使い方によって意味合いが違ってきたりと奥深い言葉です。


まとめると、

おこがましいは、

出すぎた態度で生意気という意味で、

自分のことで使う場合は、謙虚な意味合い

他人のことで使う場合には、非難する意味合い

となります。


ビジネスシーンで上手に使うと、

コミュニケーションを円滑にするクッション言葉として使用できます。


また、漢字の書き方には3通りあって、

  • 痴がましい
  • 烏滸がましい
  • 尾籠がましい

でした。


他人を非難する意味合いで使ってしまうと、

使った自分のイメージが悪くなってしまい、

自分の評価を下げてしまう可能性があるので、

使い方には注意したい言葉です。


それでは最後までお読みいただきありがとうございました。