カメチキン
このあいだ会社で、”リソース”の使い方が間違ってるよって同僚から指摘されたんです。
うさロング
よく使われる言葉ですが、微妙に間違った意味で使ってしまったのかもしれないですね。
設備はそろっているのにリソースが足りない…
今から10年ほど前に
管理人が同僚と会話した内容です。
すぐさま同僚から
「リソースの使い方がなんかヘンだよ」
と指摘されたのですが…
どこに間違いがあるのでしょうか?
この記事ではリソースについて
- ビジネスでの意味
- ビジネスでの使い方や文例
うさロング
冒頭の文章の間違いはどこか?本文中で解説していますよ!
Contents
リソースの意味
リソースについて辞書を引くと、大辞泉では、
とされています。
- 供給源。資源。財源。
- コンピューターが稼働するために必要な、ハードウエア・ソフトウエアの環境。
英語では?
また、英語では、resource
Weblio英和和英辞典では、
(一国の)資源、供給源、物資、財源、資力、資産、(万一の時の)頼み、方策、やりくり、(内に秘めた)力とされています。
辞書での日本語よりも、もっと広い意味がありますね。
でも、実は、以下解説する、
ビジネスシーンでのリソースのイメージは英語のリソースと重なります。
ビジネスシーンでのリソース
辞書での意味のように、「資源」というと石油などの天然資源が思い浮かびますよね。
ですが、ビジネスシーンにおけるリソースには、それだけでなく、
”何かをするのに必要なすべての要素”
という意味合いが含まれてきます。
例えば、
人手や資金、設備など、ある目標を達成するために必要な要素のこと
というようにです。
特に、経営の話となると、
会社経営の基盤となる
「ヒト/モノ/カネ+無形資産(情報や著作権やノウハウ)」
を指すようになります。
具体的には、
人員、予算、開発環境(パソコン、専用機器など)など
といったところでしょうか。
なお、社内リソースとか外部リソースというように、
それは社内、社外含めてのものとなります。
この記事の冒頭、
設備はそろっているのにリソースが足りない…
という管理人が昔使った表現を紹介しましたが、
ここでいう”設備”もリソースの1つなんですね。
なので、正しく表現するなら、
設備以外のリソースが足りない
となるんです。
設備はそろっているのにリソースが足りない…
という管理人が昔使った表現を紹介しましたが、
ここでいう”設備”もリソースの1つなんですね。
なので、正しく表現するなら、
設備以外のリソースが足りない
となるんです。
ヒューマンリソースについて
さらに、もう少し詳しく説明すると、ヒューマンリソース
というビジネス用語もありますね。
このヒューマンリソースですが、
よく、
- 社員数
- プロジェクトに割り当てられる人員
のように労働力として理解される場合をみかけます。
たしかに、これらもある業務を達成するために必要な要素ではあるので、
間違った使い方ではありません。
ただ、ヒューマンリソースの意味はもう少し広くて、
- 人そのもの
- 人が持っているスキル
- 人が持っている情報
なども含めてヒューマンリソースといいます。
さらにさらに、
この人的資源のパフォーマンスを最大限に引き出すことを
ヒューマンリソースマネジメント
と呼びます。
ビジネスでの「リソース不足」とは?
冒頭での設備はそろっているのにリソースが足りない…
という表現ですが、
- リソースが足りない:○
- リソース不足:○
となります。
具体的なリソース不足の場面として
例えば、
- 開発環境のリソース不足によるスケジュール遅延の危険性
- 人員のリソース不足による品質の低下のリスク
といったものが考えられます。
リソースを使った例文
ここからは、リソースの使い方、例文を紹介していきます。- 一般的なビジネスシーンでの文例
- IT関連での文例
それぞれで考えてみましょう。
ビジネスシーンでの文例
ビジネスシーンでのリソースの意味が、人手や資金、設備など、ある目標を達成するために必要な要素のこと
ですから、かなり幅広い使い方となります。
- アウトソーシングなどを含めて業務の切り出しを検討している場面
→外部リソースを使って、効率的に作業を進めよう。 - 事業拡大の方向性を見直している場面
→限られたリソースを消耗させないためには、一次的に事業を縮小するのもやむを得ない。 - 人員、設備投資の不足で会社の活力が低下している場面
→我が社の喫緊の課題は、慢性的なリソース不足による疲弊状態の改善にある。
IT関連での文例
大辞泉での意味にもあったように、IT関連でのリソースの意味は、
コンピューターが稼働するために必要な、ハードウエア・ソフトウエアの環境。
という意味合いで使われます。
- パソコンの処理能力について議論する場面
→今のパソコンのリソースであれば問題なくこのアプリケーションは動作します。 - システム開発中にてCPUの能力についての議論中…
→CPUのリソース管理をしっかりすれば処理速度を落とさずにリアルタイムで対処できるはずです。 - システム開発でプロセスに対するスレッド量を設計中の場面
→プロセスに対するスレッドが多すぎて絶対にリソース不足になる…プロセスを2本にして分けるか…
まとめ
カメチキン
リソースってかなり幅広いイメージで使うことができるんですね。
うさロング
”資源”という意味から派生させて考えることが必要ですよ!
まとめると、
リソースの意味は、
何かをするのに必要なすべての要素
と広い意味となります。
ビジネスの場面だと、
人員、予算、開発環境(パソコン、専用機器など)など
が思い浮かびますね。
リソースが十分かどうかは、
- 足りている
- 不足している
という表現で大丈夫です。
ビジネスシーンやIT関連での文例は本文を参考にしてくださいね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。