カメチキンカメチキン

上司から「テレコになってるからやり直して」と言われたんですが、「テレコ」の意味がわからなくて…



うさロングうさロング

あまり聞かない言葉なので方言だと勘違いしてる方も多いですね。詳しく解説していきましょう。







この添付書類、テレコになってるよ!
ちゃんと差し替えて!

と、

社会人になってから初めてテレコという言葉を聞いた…

なんてお困りじゃありませんか?


実は、管理人も社会人になってから初めて聞いた言葉です。

その時は前後の文脈からなんとなく意味を把握して事なきを得ましたが…


それから十数年経った今では、管理人も普通に使うようになってしまいました。
(;^_^A

もしかすると、今のあなたや十数年前の管理人のように、聞いた相手を戸惑わせているかもしれません。


そこで、この記事では、そんな管理人の自戒の念も込めて、

  • テレコの意味や語源
  • アパレルなど業界ごとの使い方
  • 類語

について、かなり詳しめに紹介していきたいと思います。

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テレコの意味と語源

多くの人が勘違いされてるようなんですが、

実はこのテレコ

方言ではありません!


ちゃんと辞書にも載ってるんですね。

大辞泉によると、
  • 物事を互い違いにすること。また、食い違いになること。あべこべ。
  • 歌舞伎脚本で、二つの異なる筋を一つの脚本にまとめ、一幕おきに交互に展開していくこと。
と記載されています。


簡単に言うと、

  • 互い違い
  • 食い違い(あべこべ)

という意味です。


管理人の属する一般企業では、食い違いの意味で使うことが多いので、

例えば、食い違い(あべこべ)の意味での具体例を紹介すると、

本来は、

  • Aの稟議書にはaの書類
  • Bの稟議書にはbの書類

を添付しなきゃいけないのに、

  • Aの稟議書にbの書類
  • Bの稟議書にaの書類

を添付してしまうなんて場合ですね。


イラストでイメージしてもらうと、



こんな感じになります。


まさに冒頭、

ビジネスマン

この添付書類、テレコになってるよ!
ちゃんと差し替えて!



という指示がこれですね。
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テレコの語源

テレコの語源は諸説ありますが、有力なものを紹介します。

”手を加える”の意味の「手入れ」に、接尾語の「こ」がひっつき「手入れこ」になり、それがだんだんとテレコに略されたという説です。

接尾語の「こ」とは「〜をすること」などの意味になります。

例えば、「慣れる」に接尾語「こ」を入れると「慣れっこ」となるように、「手入れ」に「こ」を入れて「手入れこ」となったんですね。


これだけでは、よくわかりませんので、歌舞伎のお話と絡めて詳しめに語源解説していきます。


歌舞伎の世界でも「物語に手入れする」(今で言う脚本家のような人がより良いものにするために手を入れるイメージ)ことがありました。

手入れの手法として、観客を楽しませるために、2つの異なる物語を1つにまとめるような演出が編み出されます。

それが、筋が異なる2つの物語を一幕ずつ入れ違いに演出し、最終的に1つにまとめていったり、2つの物語それぞれに関わりを持たせるというものです。


現代風に言うと、アメリカンヒーローの映画アイアンマンやキャプテン・アメリカなど独立した映画を各々で作成し、最終的にアベンジャーズのような1つにまとめるようなイメージでしょうか。

↓↓↓



そして時が流れるにつれ、接尾語がつき始め「手入れこ」となっていきます。

で、徐々に短縮され「テレコ」になったと言われています。


さらには、この”物語を互い違いにする”という意味のテレコが「違うものが混ざる」というようなイメージや、入れ違いというイメージになり…

次第に、互い違い、食い違い、あべこべという広い意味になっていったというわけです。

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テレコの使い方と具体例

さて、実際の使用例を紹介していきましょう。

業界によって、

  • 互い違い
  • 食い違い

のどちらを使うかに傾向があります。

アパレル業界

商品の陳列をするときに、互い違いにするケースでよく耳にします。

例文:
・ディスプレイの服はあえてテレコにしてみる?意外とテレコ感がイケるかもよ!?


編み物生地の一種で、 表面が凸凹していて伸縮性に優れているというものをテレコ素材と言います。

こんな伸縮性にある素材のことですね。

↓↓↓


このような凸凹が互い違いに織られていることからテレコ素材と表現されています。

物流業界

テレコを使うシーンの中心は「荷物」の話題になることが多いです。

荷物がぐちゃぐちゃになってしまうと死活問題になる業界のため、テレコが使われるシーン=あまりよくない状況です。

例文:
・AさんとBさんの配達伝票がテレコになってる!危うくご配送になるとこだったよ…

IT業界

基本的にはプログラム内の話で使うことが多いです。

処理の順序や優先度があべこべになって、まずい状況になってしまうときに使うことが多いです。

例文:
・通信データのやり取りがテレコになってるよ!スマホデータから送信してあげないとサーバ側は判断できないよ!

テレビ業界

ベテランのテレビマンがよく使うようです。

台本通りにいっていなかったり、制作の思惑がうまくいっていないときなどに使われます。

例文:
・タレントの立ち位置がテレコになってるじゃん!ちゃんとバミったの?
(バミル:タレントの立ち位置をテープで床に示すこと)

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テレコの類語

以下に類語を紹介します。

  • あべこべ … 順序・位置などの関係が逆さまに入れかわっていること
  • 入れ違い … 順序が間違っていること
  • 食い違い … 一致しないこと
  • 真逆 … 物事の順序や方向、位置関係が反対であること

テレコが通じないかも!?

という場合は、これらの言葉で伝えてみましょう!
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まとめ

カメチキンカメチキン

なるほど〜!テレコの語源は深いですね〜


うさロングうさロング

若い人には伝わらないこともあるので、状況に応じて類語を使ってみるといいですね。


まとめると、テレコとは、

  • 互い違い
  • 食い違い(あべこべ)
  • 歌舞伎用語で、異なる脚本を1つにまとめて、互い違いに演じること

を言います。

決して、

方言ではない

ですよ!


今でも歌舞伎用語として使われているように、やはり語源も歌舞伎からだったようです。

・アパレル
・物流
・IT
・テレビ

という業種でよく使用される言葉ですし、冒頭紹介したような使い方で

・一般企業

でも使われることがあります。


それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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