家族ぐるみでつき合いのある友人の結婚式
夫婦と子供たち
家族4人で披露宴に出席
することに。
もちろんおめでたいことなんですが
こんな場合、
ご祝儀はどうすればいいの?
と悩んでしまいますよね。
さらには、
- 子供たちの年齢
- 式を挙げるのが友人か親戚か
などによってもご祝儀の相場に違いがあるのか…
いろいろと気になることが出てきます。
そこでこの記事では、
家族で披露宴に招待された場合のご祝儀相場について
いろんなパターンを踏まえて詳しく紹介していきます。
ご祝儀の金額についてのルール
日本では、昔から慶事(お祝い事)には吉とされる奇数の金額
をご祝儀として包むのがマナーとされています。
偶数は割切れることが「別れ」を連想させるからです。
ただし、
- 2:2を「一対」(2つで1つ)と考えれば吉数になる
- 8:「八」は末広がりでおめでたい
- 10:「1」が入っている
との考えから、偶数でも慶事に用いることができます。
逆に、奇数の中でも
9:「苦」を連想させるので慶事には使わない
とされています。
10を超える数字については、
15、20、・・・:5万円単位で用いる
こととなります。
このようなご祝儀金額のルールを前提に、
- 出席する子共の年齢
- 出席者が友人か親族か
などの諸条件に照らして計算した合計金額が、
ご祝儀として良くない金額の場合は、その1つ上のふさわしい金額で準備する
というのが
家族など複数名での結婚式参加の際のご祝儀ルール
となります。
家族4人で出席する結婚式のご祝儀相場
家族4人が出席する場合のご祝儀相場を確認していきたいのですが、前提として、
『夫婦(あなた+パートナー)+子供2人』
が結婚式と披露宴に参加するものとします。
ここで、夫婦と子供のご祝儀相場を紹介しましょう。
【夫婦(あなた+パートナー)の金額相場】
友人・仕事関係の相手などの式に参加 | 2人分で7万円 (ワンランク下げて5万+品物もあり) |
兄弟・姉妹の式に参加 | 2人分で10万円 |
いとこ・甥・姪の式に参加 | 2人分で7万円 |
【子供の金額相場】
小学生 | 1人分で1万円 |
中・高校生 | 1人分で2万円 |
大学生以上 | 1人分で3万円 |
※乳幼児はゼロ円でOK
※式を挙げる相手との関係は考えなくてOK
子供の食事代を考えると、大人の3分の1から半額程度の金額がマナーとされています。
大学生ともなると、食事も一人前ですし、もう大人同然ですね。
具体的なご祝儀の計算例
子供の年齢と式を挙げる友人・親戚のパターンを複数考えてみました。【ご祝儀の計算式と相場】
参加者 | 式を挙げる人 | 計算式 | ご祝儀相場 |
---|---|---|---|
夫婦+小学生+中学生 | 兄弟 | 10万+1万+2万=13万 | 「10万以上は5万単位」のルール ご祝儀は15万円 |
夫婦+高校生+大学生 | 仕事の同僚 (友人) | 5万+2万+3万=10万 | ご祝儀は10万 |
夫婦+高校生2人 | いとこ | 5万+2万+2万=9万 | 「9を避ける」ルール ご祝儀は10万 |
夫婦+小学生+中学生 | 甥 | 5万+1万+2万=8万 | 「「八」は縁起がいい」のルール ご祝儀は8万 |
相場の計算例だと負担に感じる場合
いくつか例を挙げましたが、家族4人でご招待に応じると、ご祝儀もなかなかの金額です。
15万円ものご祝儀は「ポンッ」とは出てきません。
正直、ここまで出すのは経済的にちょっと…
と感じてしまいますよね。
そんな場合には、
ご祝儀レベルを1つ下にして品物を添える
(15万円のご祝儀相場なら「10万円+お祝いの品物」など)
という選択肢もありです。
また、
会場が遠く交通費や宿泊費がかかるが「お車代」などはもらっていない
というような場合も、ご祝儀レベルを1つ下にしても失礼には当たらないとされています。
もちろん、慶事のご祝儀金額のルールについては守りましょう。
まとめ
お祝いの気持ちと、金額の問題…秤にかけるべきじゃないかもしれないけど、現実問題もあります。
ご祝儀相場を踏まえつつ、現実的な選択肢を考えてみましょう。
例えば、夫婦と高校生の息子、中学生の娘4人が招待されたような場合。
一般の相場ではご祝儀は10万となりますが、現実的な問題から半分の5万円包んだとすると…
先方には自分たち家族4人分の食事を用意するだけでもそれ以上の費用がかかっています。
そうすると、こちらのご祝儀をもってしても家族4人分の食事代は、
先方にとってはマイナスになってしまう場合もあります。
もちろん、ご祝儀はお祝いの気持ちを伝える手段として渡すものであって、
披露宴の費用負担ではありません。
しかし、「自分の気持ち」だけでなく、「受け取った側の気持ち」もしっかり考慮して、
ご祝儀にふさわしい金額をチョイスできるのもまた、大人のマナー
ではないでしょうか。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。