職場の上司として
または
職場の同僚として
結婚式に出席する場合の
ご祝儀はどれくらい包めばいいのでしょうか?
少なく包んで
”ケチ”
だなんて思われるのも心外…
自分だけ多く包みすぎて
出席者から突出してしまうのも本意でない…
お金の絡むことなので
無難に落ち着かせたいところです。
そこで、この記事では
上司や同僚として贈る結婚式のご祝儀相場について
その後の人間関係が気まずくならないような金額ラインを解説していきます。
上司から贈るご祝儀相場
まずは、上司からのご祝儀相場から整理しましょう。新郎新婦との関係 | 最多回答額 | 平均額 |
---|---|---|
勤務先の上司 | 30,000円 | 34,749円 |
この表は
一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会
が平成24年から25年にかけて披露宴会場で行なったアンケートの集計結果です。
このアンケートからわかるように
職場の上司から贈るご祝儀で最も多く渡されている額は
3万円
となります。
ですので、上司からのご祝儀相場としては3万円と考えてよさそうです。
ただ、平均額としては34,749円と、3万円を超えているので
5万円以上をご祝儀相場として包んだ上司も少なからず存在します。
なお、3万円よりも多いご祝儀を包む場合は、4万円ではなく5万円からとなることに注意が必要です。
ご祝儀金額のルールについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
↓↓↓
結婚式に家族4人で出席するときのご祝儀相場は?友人・親族・子供の年齢別の計算式はこれ!
ご祝儀金額のルールについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
↓↓↓
結婚式に家族4人で出席するときのご祝儀相場は?友人・親族・子供の年齢別の計算式はこれ!
この、3万円から上乗せ分を考慮する要素としては、
役職
が考えられます。
アンケートは他にもいくつも実施され、ネットにも色々な声が上がっていますが、
私自身の経験、ネット、書籍等を踏まえた世間一般の相場感としては、
上司の中でも、
- 課長クラス以上であれば5万円
- 役員クラスであれば7、8万円
といったところがリアルな金額です。
主賓として招かれている場合
さらに、新郎新婦から「主賓」として出席をお願いされた場合は、招待された客の代表という立場
からの挨拶もあり、
生々しい話ですが、
- 引き出物のランクが上
- お車代をいただく
など、他の招待客よりもおもてなしされるグレードが上です。
手厚いおもてなしには、ご祝儀も上乗せしておくべきなので、
- 40代以降の課長クラス以上であれば5万円以上(〜8万円)
- 役員クラスであれば8万円以上(〜10万円)
で包んでおくのが相場で、安心できます。
出席メンバーには部長もいます。
あなたはちょっと奮発して8万をご祝儀として渡しました。
ですが部長のご祝儀は5万。
これでは部長の立場がありません…。
こういったことを防ぐために、
あらかじめ他の出席者と相談し、相場を参考に金額を決めておくといちばん安心できます。
同僚へ贈るご祝儀相場
先ほどの、一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会のアンケートによると、新郎新婦との関係 | 最多回答額 | 平均額 |
---|---|---|
勤務先の同僚 | 30,000円 | 28,344円 |
との結果が出ていますので、
同僚には
3万円
包んでおけば安心できますね。
ただ、平均額としては28,344円
相場より低い金額を渡す場合も少なからずあります。
例えば、一緒に出席する同僚メンバーのうち
「金額を合わせよう」
という話が出て同僚のいろんな事情を考慮した結果、
2万円で一律包む
というような話が出ることもあります。
でもあなたとしては、3万円でないと落ち着かない…
そんなこともあるでしょう。
そうした場合は、あなたから新郎新婦へ、
別途1万円相当の贈り物を渡す
というのも一つです。
「当日は出席者でお祝いを合わせることになったけど、気持ちなので受け取って欲しい」
と理由をひとこと添えて。
「金額を合わせよう」
という話が出て同僚のいろんな事情を考慮した結果、
2万円で一律包む
というような話が出ることもあります。
でもあなたとしては、3万円でないと落ち着かない…
そんなこともあるでしょう。
そうした場合は、あなたから新郎新婦へ、
別途1万円相当の贈り物を渡す
というのも一つです。
「当日は出席者でお祝いを合わせることになったけど、気持ちなので受け取って欲しい」
と理由をひとこと添えて。
披露宴が会費制の場合
会費制にする背景には、新郎新婦の思いがあります。「お祝いは気にせず、たくさんの人に気軽に参加してほしい」
というのが意図。
その気持ちを尊重してあげましょう。
ですので、
渡すのは会費のみ
とします。
別にご祝儀を渡すことは、新郎新婦をかえって恐縮しますし、
他の参加者に対してのマナー違反と捉える風潮もあります。
まとめ
上司として、同僚として、結婚式のご祝儀をいくら包むか
は難しい問題です。
「あなたの披露宴の時は3万円包んだのに、私の時は2万円って常識なくない?」
など、リアルな声はあふれています。
こんなとき、心がけたいのは、
”渡す時は気持ちよく、頂く時も気持ちよく”
です。
つまり、
金額で迷ったら多いほうの額で気持ちよく贈って、
頂く時は金額にかかわらず気持ちよくお心をいただく
頂く時は金額にかかわらず気持ちよくお心をいただく
そう考えると大人として人間関係を円滑に進めることができると思いませんか?
現実問題として難しい場合もありかもしれませんが、心がけとしては忘れたくないものです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。