もうすぐ子どもが1歳のお誕生日なんです。初誕生祝いということで一般的にはどんなお祝いをするものなんでしょうか?
一生のなかで初誕生祝いは特別お祝いですよね。どんな形でお祝いするにせよ、初誕生祝いの一般的なお祝い方法は押さえておきたいですね。
生まれて初めて迎える誕生日
せっかくだから思い出に残る盛大なお祝いにしたい♪
と張り切っているご両親も多いことでしょう。
初誕生祝いは、地域によって違いはあるものの、一升餅でお祝いする風習があったり、少し特別なお祝いです。
でも、そもそも初誕生祝いに一升餅でお祝いするのはなぜなのか疑問に思うことでもあります。
そこで、この記事では、
- 一升餅の由来
- 初誕生祝いのやり方
- 初誕生祝いをあげるときのお祝い相場やのしの書き方
初誕生祝いをどんな風にお祝いするのか迷ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
こちらの記事は以下の文献を参考に作成しています。
- 『最新ビジュアル版 冠婚葬祭お金とマナー大辞典』(主婦の友社)
- 『冠婚葬祭 はじめてのマナー』(主婦の友社)
- 『一生使える!大人のマナー大全』(PHP)
Contents
初誕生祝いとは
実は、その昔、日本には毎年の誕生日をお祝いする習慣はなかったそうです。(七五三や元服など節目の儀式は別として。)
ですが、そんな中でも初誕生祝いは特別なお祝いとして行われてきました。
いつの時代も両親にとっても祖父母にとって、我が子や孫が無事に迎える1歳の誕生日は特別な日なんですね。
初めての誕生日を迎えるにあたってワクワクですね♪
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来月の一歳誕生日のケーキ予約したし
— ゆん (@yun115daifuku) 2019年5月17日
一升餅とリュックも予約したし
楽しみだなあ🥰
ご飯はお子様ランチもどきを作る予定
初めての誕生日だし今からわくわくしてる😋
おばあちゃんにとっても大切な初誕生祝い!
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よっしゃー⸜(。˃ ᵕ ˂ )⸝✧*。
— 瑠花💙(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾💜🧡浮上率(´口`)↓↓ (@ruka_vol) 2019年3月28日
娘の所へ、無事に一升餅届いた( • ̀ω•́ )✧
一歳の誕生日はどの誕生日よりも大切( *´꒳`*)੭⁾⁾
一年、無事に大きくなってくれてありがとうの意味もある(´。✪ω✪。`)✨
果たして、背負わせた後、立つ事出来るかな?🤔
しかし、綺麗なピンク色だな(〃艸〃)♡ pic.twitter.com/upfiJaUHkd
さて、そんな初誕生祝いですが、どのようにお祝いするのが一般的なのでしょうか。
一升餅でお祝いする理由・意味
日本では古くからお祝い事には餅が欠かせないアイテムとなっていますが、初誕生祝いも例外ではありません。初誕生祝いには、一升餅という一升分のお米を使ってつくる餅を使って祝う習慣があります。
赤ちゃんに約2㎏の重さがある一升餅を背負わせて、力強く健康に育ってほしいと祈願するものです。
一升餅の一升(いっしょう)を子どもの一生(いっしょう)にかけて、
- 一生食べ物に困らないように
- 一生健やかに過ごせるように
という意味が込められています。
特に昔は1歳までの生存率が現代よりも低かったので、数え年の習慣が根付いていた日本でも、1年目の誕生日は盛大に祝ったということです。
一升餅は、地域によって
- 誕生餅
- 立ち餅
- 一生餅
ですが、一升餅を風呂敷に包んだり、子ども用のリュックに入れたり、ゼッケンのようになっている紅白の餅袋に入れて赤ちゃんに背負わせるのが一般的なやり方です。
地域によっては、一升餅を抱かせたり、踏ませたりすることもあります。
1歳を迎えるころの赤ちゃんは、ハイハイか一人で歩き始めるころなので、一升餅を背負わせると、当然、歩けなかったり泣き出したりしますよね。
ですが、なかには1歳前に歩けるようになる赤ちゃんもいます。
昔は、早くに歩き出す赤ちゃんは成長すると家から離れてしまう、といういわれがあったことから、それを阻止するためにわざと転ばせたりもしました。
その流れから、今でも立ったり歩いたりしないで尻もちをついたりハイハイする方が良いと考えられています。
反対に、歩けたほうが良いと考えることもあるようです。
もしかすると、義両親・実両親などの間で考え方の違いはあるかもしれませんが、どちらの考え方に立っても「縁起が良い」と捉えるようにしましょう。
なお、お祝いが終わった後にお餅は切り分けて食べることもできます。
初誕生祝いは、このように一升餅のお祝いがメインですが、他にもメジャーなお祝いの仕方があります。
続いて紹介していきましょう。
選び取り(将来占い)のやり方・意味
一升餅の他に初誕生祝いの祝い方として一般的なのが、赤ちゃんの将来を占う「選び取り」という行事です。選び取りは、それぞれに意味を持たせた品物を何種類か置き、赤ちゃんに選ばせて、赤ちゃんが将来何になるか、どんな道に進むのかを占うものです。
用意する品物の例として一般的なものとその意味をいくつか挙げますと、
- 裁縫道具・はさみ:手先が器用、衣装持ちになる
- そろばん・電卓:計算が得意、商才がある
- 筆・絵筆:物書きになる、芸術の才能
- 定規:几帳面、計画性がある
- 箸・スプーン:食いしん坊、食べるものに困らない
- お金:金銭的に恵まれる、お金持ち
などです。
他にも、
- 風船:世界へ羽ばたくように
- ボール:スポーツ選手に
- 楽器:音楽好きに
など、両親が「これを選んでほしい」と願うものを用意しても楽しさが広がります。
ただ、赤ちゃんが普段からなじみのあるものだと自然にその品物を選んでしまう可能性があるので、普段あまり目にしない品物を用意することをおすすめします。
品物ではなく、絵柄が描かれたカードを用意してもいいですね。
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簡単に楽しく行うことができますので、一升餅のお祝いと併せて行うとより深い家族の思い出になりますよ!
盛り上がりぶりが伝わってきますね。
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昨日は、お孫の初誕生祝い会。娘婿のご実家で。一升餅を風呂敷に包んで担がせたら予想通り大泣き。泣いてしまったので将来占いは会食の後で。電卓を取って次にゴルフボールを取った。経済人になって趣味はゴルフなんだね・笑。一年前産まれた時を思い出す。この一年間の成長著しいことに感慨無量。
— モヘア (@kobaritsu) 2013年7月7日
こちらはカードを用意されたようですね。
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昨日は一歳の誕生日&一升餅でお祝いしてもらいました❗お餅が重くて亀の甲みたいになってた😅日本の行事は面白い❤️お金とパイロットのカードを選んでました✨
— アリアリア (@akumunohotaru) 2019年5月4日
選び取りのやり方は、
- 品物やカードを並べて準備する
- 赤ちゃんを少し離れたところにスタンバイ
- 品物やカードのある方に誘導して選ばせる
ただこれだけなんですが、初めて手に取ったもの、最後まで離さなかった長い時間手に取っていたものなど、どれを選んだことにするかの基準をあらかじめ決めておくとスムーズです。
決定的な瞬間を、しっかり動画や写真で残しておくことを忘れずに。
お祝いの料理について
初誕生祝いの料理については、特にこれといった決まりはありません。家庭で手作りのごちそうを用意してもいいですし、ケータリングや仕出し、外食でもいいです。
大人が食べる料理がメインになってしまいますが、離乳食が始まっているので、せっかくなら赤ちゃんも食べられるものを用意するといいですね。
こちらは自宅での手料理。
準備が大変そう…
ママさん、お疲れ様です!
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今日はじーじばーばも来て誕生日お祝い。朝から料理。
— みりん (@RINtan0916) 2016年9月18日
一升餅に、選び取りカード、楽しかった! pic.twitter.com/9lX48KVLVy
こちらはお弁当ですね。
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初誕生祝いの料理。
— 佳帆グランマ(♥️) (@kaho_miku) 2017年6月10日
大人用と子ども用。
美味しく頂きました👶😄 pic.twitter.com/DAxr6jfXEE
懐石の仕出し!
豪華です!
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初孫の初節句兼初誕生祝いに、地元 おおはた さんにお願いしていた折懐石でお祝い。と大将にお願いしといたら、御赤飯(おこわ)や写真には写ってませんが蛤のお吸い物も。写真ではわかりませんが、お造り、炊き合わせ、天ぷらもそこらの仕出屋のとは違いますわ。 https://t.co/6XT8XLJYw7 pic.twitter.com/RTVIpQTd1l
— osakayakawasaki_小宝哲哉 (@onjikawasaki) 2019年3月2日
また、誕生ケーキですが、赤ちゃんはまだ生クリームなどの脂が多く含まれるものは食べられません。
なので、ヨーグルトを水切りしてクリーム代わりに使ったり、スポンジも食パンや甘すぎないパンケーキなどにして手作りする人も多いです。
手作りなら安心して食べさせてあげられますね。
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一升餅٩( 'ω' )و
— ちゃんりな∩^ω^∩ (@rina_flapper) 2018年10月8日
立とうとせず、ずっと横に転がってましたw
無理はしない子なんですねw
朝からお誕生日ケーキ(ホットケーキ+ヨーグルト)食べて無事1才をお祝いできました♡ pic.twitter.com/6LJnyHFEt2
手形などを記念に?
せっかくの初誕生祝いなので、記念に赤ちゃんの手形や足形を取るのもいいですね。↓↓↓
昨日無事にこかごの誕生日祝いが出来ました😊🎂
— かごめ®︎@6/2🎂→11m (@kagome19880323) 2019年6月3日
私達や祖父母、義妹たちから貰った🎁を飾り付け、お餅を背負って、職業選びをして、ケーキ食べて、オムライス食べて、手形・足形をとって、20年後渡すお手紙書いて…きっと本人は覚えてないけど、いつかこの写真を見た時に愛が伝わるといいな😊✨ pic.twitter.com/4LRleTN4Gs
生まれたての頃に取ったものと比較したりして、「たった1年でこんなに大きくなったんだな」と我が子の成長を目に見える形で残すことができます。
身長や体重なども一緒に記録しておくと、のちに成長した我が子がよろこんで見てくれますよ。
祖父母の招待はどうする?
一般的には、祖父母を招待してお祝いします。こちらは義両親、実両親含めて招待したケース。
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一歳の誕生日に義母と実家の両親を招いてお祝いする事にした。
— ともこ@1y.boy (@tomoko_nin) 2019年1月6日
ケーキも料理も一升餅も無理せず外注するので、せめて当日に足型とって何かアート作品を作ってお礼に渡そうかな、と考え中🤔
お食い初めも100日もイベントらしい事してないから、皆んなでのんびり楽しく過ごしたいな。
明日は初節句。初誕生祝いも兼ねて、両家両親を京都に招待!
— kakiko (@akikolondon) 2013年5月4日
みんなで一緒に初誕生祝いの料理を囲んで楽しいひとときを過ごすのがおすすめです。
近くの寿司屋さんからの仕出し料理を楽しみつつ、一升餅や選び取りのイベントで盛り上がったのが良い思い出です。
ただ、祖父母を招待するかしないかは、遠方であったり、普段から疎遠な場合は無理をして招待する必要はありません。
また、家族だけでゆっくりとお祝いしたいという場合も同じです。
お祝いの金額相場
続いては初誕生祝いのお祝い金額の相場などについて紹介しましょう。初誕生祝いは、祖父母、おじ・おばやごく親しい友人などがお祝いを渡す立場になろうかと思います。
金額の相場としては、
5,000円~20,000円
となります。
お祝いを渡す立場ごとの目安としては、
- 祖父母:20,000円
- おじ・おば:10,000円
- 友人:5,000円
となります。
もちろん、あくまでも目安なので、いろんな事情も踏まえて増減もありです。
ただ、料亭やレストランなどでの初誕生祝いの席に招かれた場合、招く側としてはそれなりの費用がかかります。
なので、失礼のないように最低でも10,000円程度は用意したほう無難ですね。
のしや祝儀袋の表書き
初誕生祝いの品物に掛けるのしや、お祝いをいれるご祝儀袋は、お祝い事なので紅白蝶結びの水引のものを選びます。表書きは、
- 御祝
- 祝初誕生
- 初誕生祝
- 初誕生御祝
などにします。
(参考例)
お返しはどうする?
基本的には、誕生祝いに対してお返しは不要です。ただ、せっかくの気持ちに対して何かしらのことをしたいと考えることもあるでしょう。
先ほども触れましたが、お祝いをいただいた場合は、お祝いをいただいた方を誕生祝いの席に招待して一緒に料理を食べたりしておもてなしするといいです。
一緒にお祝いできなければ、
- お礼状
- お祝いしたときの子どもの写真
などを一緒に送るれば十分です。
おすすめのプレゼント
初誕生祝いの定番は、- よちよち歩きを始めたお子さんにぴったりの履きやすい靴
- たくさんあってもうれしい絵本
- 年齢や発達にあったおもちゃ
などです。
ただし、それぞれちょっとした注意点があります。
靴はサイズアウトしてしまうとその後履くことはないので、すでに歩いているのかそうでないかも含めて選ぶのがむずかしいです。
ファーストシューズは、ミキハウスやニューバランスなどのメーカーのものが人気ですが、両親の好みや、やはり本人の足に合ったものである必要があります。
できるなら一緒に買いに出かけて、赤ちゃんにぴったりのサイズや素材のものを選んであげるのが理想です。
絵本やおもちゃは無難ですが、すでに持っている可能性もあります。
絵本は昔から読み継がれているもの、新しくて面白いものなど色んなジャンルがあるので意外と選ぶのに悩んでしまうかもしれません。
すでに持っているなんて可能性もあるので、そういう点も踏まえると、「図書カード」という手があります。
おすすめの絵本のリストと一緒にプレゼントするというのも手です。
おもちゃでは、おままごとセットや、積み木、レゴブロックなど長く使うことができるものがおすすめです。
キャラクターのものは好みもありますし、飽きてしまうこともあるので、管理人も含めて親の正直な意見とするとシンプルで長持ちするものがありがたいです。
何れにしても、両親に確認のうえプレゼントすることをおすすめします。
もちろん、プレゼントにはお祝いのメッセージを添えると気持ちが伝わってよろこばれますよ。
まとめ
一升餅に、選び取り、なんだか1歳の誕生お祝いって楽しそうですね!
せっかくなら両家の両親そろって、盛り上がってみたらどうでしょう? もちろんご育てて大変なパパ・ママの負担にならないように食事の工夫などもしてくださいね。
まとめると、
赤ちゃんの1歳の誕生日を祝う初誕生祝いは、古くから子どもの成長を祝う大切な行事として行われてきました。
地域によって多少の違いはあるものの、初誕生には祝い事に欠かせない餅を使った「一升餅」と赤ちゃんの将来を占う「選び取り」をして祝います。
初誕生祝いは祖父母やおじ・おば、親しい友人などと一緒に食事をして祝いますが、招かれた場合は初誕生祝いを用意するのがマナー。
金額の相場としては間柄にもよりますが、5,000円~20,000円程度が一般的です。
祝い事なので熨斗(のし)は紅白蝶結びのものを選び、初誕生祝いのプレゼントは赤ちゃんの足にぴったりの靴や、年齢や発達に合った絵本、長く使えるシンプルなおもちゃなどがよろこばれます。
伝統的な祝い方の他にも、赤ちゃんの手形や足形を取ったり、赤ちゃん用の料理を手作りしたり、アイディア次第で色々な祝い方をすることができますね。
ぜひカメラやビデオを用意して、一生の記念になる行事を残すことをおすすめします。
家族みんなが楽しく、思い出に残る初誕生祝いになることを祈っていますよ。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。