若い女性 疑問

もうすぐ子どもが1歳のお誕生日なんです。初誕生祝いということで一般的にはどんなお祝いをするものなんでしょうか?



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一生のなかで初誕生祝いは特別お祝いですよね。どんな形でお祝いするにせよ、初誕生祝いの一般的なお祝い方法は押さえておきたいですね。







生まれて初めて迎える誕生日

せっかくだから思い出に残る盛大なお祝いにしたい♪

と張り切っているご両親も多いことでしょう。


初誕生祝いは、地域によって違いはあるものの、一升餅でお祝いする風習があったり、少し特別なお祝いです。

でも、そもそも初誕生祝いに一升餅でお祝いするのはなぜなのか疑問に思うことでもあります。


そこで、この記事では、
  • 一升餅の由来
  • 初誕生祝いのやり方
  • 初誕生祝いをあげるときのお祝い相場やのしの書き方
など初誕生祝いにまつわる疑問について解決していきます。

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初誕生祝いをどんな風にお祝いするのか迷ったら、ぜひ参考にしてみてくださいね。



【参考文献】
こちらの記事は以下の文献を参考に作成しています。
  • 『最新ビジュアル版 冠婚葬祭お金とマナー大辞典』(主婦の友社)
  • 『冠婚葬祭 はじめてのマナー』(主婦の友社)
  • 『一生使える!大人のマナー大全』(PHP)



初誕生祝いとは

実は、その昔、日本には毎年の誕生日をお祝いする習慣はなかったそうです。
(七五三や元服など節目の儀式は別として。)

ですが、そんな中でも初誕生祝いは特別なお祝いとして行われてきました。

いつの時代も両親にとっても祖父母にとって、我が子や孫が無事に迎える1歳の誕生日は特別な日なんですね。


初めての誕生日を迎えるにあたってワクワクですね♪
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おばあちゃんにとっても大切な初誕生祝い!
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さて、そんな初誕生祝いですが、どのようにお祝いするのが一般的なのでしょうか。

一升餅でお祝いする理由・意味

日本では古くからお祝い事には餅が欠かせないアイテムとなっていますが、初誕生祝いも例外ではありません。

初誕生祝いには、一升餅という一升分のお米を使ってつくる餅を使って祝う習慣があります。

赤ちゃんに約2㎏の重さがある一升餅を背負わせて、力強く健康に育ってほしいと祈願するものです。


一升餅の一升(いっしょう)を子どもの一生(いっしょう)にかけて、

  • 一生食べ物に困らないように
  • 一生健やかに過ごせるように

という意味が込められています。

特に昔は1歳までの生存率が現代よりも低かったので、数え年の習慣が根付いていた日本でも、1年目の誕生日は盛大に祝ったということです。


一升餅は、地域によって
  • 誕生餅
  • 立ち餅
  • 一生餅
などと呼び名は違います。

ですが、一升餅を風呂敷に包んだり、子ども用のリュックに入れたり、ゼッケンのようになっている紅白の餅袋に入れて赤ちゃんに背負わせるのが一般的なやり方です。

地域によっては、一升餅を抱かせたり、踏ませたりすることもあります。


1歳を迎えるころの赤ちゃんは、ハイハイか一人で歩き始めるころなので、一升餅を背負わせると、当然、歩けなかったり泣き出したりしますよね。

ですが、なかには1歳前に歩けるようになる赤ちゃんもいます。

昔は、早くに歩き出す赤ちゃんは成長すると家から離れてしまう、といういわれがあったことから、それを阻止するためにわざと転ばせたりもしました。

その流れから、今でも立ったり歩いたりしないで尻もちをついたりハイハイする方が良いと考えられています。


反対に、歩けたほうが良いと考えることもあるようです。


もしかすると、義両親・実両親などの間で考え方の違いはあるかもしれませんが、どちらの考え方に立っても「縁起が良い」と捉えるようにしましょう。


なお、お祝いが終わった後にお餅は切り分けて食べることもできます。


初誕生祝いは、このように一升餅のお祝いがメインですが、他にもメジャーなお祝いの仕方があります。

続いて紹介していきましょう。



選び取り(将来占い)のやり方・意味

一升餅の他に初誕生祝いの祝い方として一般的なのが、赤ちゃんの将来を占う「選び取り」という行事です。


選び取りは、それぞれに意味を持たせた品物を何種類か置き、赤ちゃんに選ばせて、赤ちゃんが将来何になるか、どんな道に進むのかを占うものです。

用意する品物の例として一般的なものとその意味をいくつか挙げますと、

  • 裁縫道具・はさみ:手先が器用、衣装持ちになる
  • そろばん・電卓:計算が得意、商才がある
  • 筆・絵筆:物書きになる、芸術の才能
  • 定規:几帳面、計画性がある
  • 箸・スプーン:食いしん坊、食べるものに困らない
  • お金:金銭的に恵まれる、お金持ち

などです。

他にも、

  • 風船:世界へ羽ばたくように
  • ボール:スポーツ選手に
  • 楽器:音楽好きに

など、両親が「これを選んでほしい」と願うものを用意しても楽しさが広がります。


ただ、赤ちゃんが普段からなじみのあるものだと自然にその品物を選んでしまう可能性があるので、普段あまり目にしない品物を用意することをおすすめします。


品物ではなく、絵柄が描かれたカードを用意してもいいですね。
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簡単に楽しく行うことができますので、一升餅のお祝いと併せて行うとより深い家族の思い出になりますよ!


盛り上がりぶりが伝わってきますね。
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こちらはカードを用意されたようですね。
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選び取りのやり方は、

  • 品物やカードを並べて準備する
  • 赤ちゃんを少し離れたところにスタンバイ
  • 品物やカードのある方に誘導して選ばせる

ただこれだけなんですが、初めて手に取ったもの、最後まで離さなかった長い時間手に取っていたものなど、どれを選んだことにするかの基準をあらかじめ決めておくとスムーズです。

うさロングうさロング

決定的な瞬間を、しっかり動画や写真で残しておくことを忘れずに。



内容については、1歳を迎えるとはいえまだ赤ちゃんのペースを守ることを最優先に、料理の準備や招待客の有無など、無理のない範囲で行うと良いですね。



お祝いの料理について

初誕生祝いの料理については、特にこれといった決まりはありません。

家庭で手作りのごちそうを用意してもいいですし、ケータリングや仕出し、外食でもいいです。

大人が食べる料理がメインになってしまいますが、離乳食が始まっているので、せっかくなら赤ちゃんも食べられるものを用意するといいですね。


こちらは自宅での手料理。
準備が大変そう…
ママさん、お疲れ様です!
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こちらはお弁当ですね。
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懐石の仕出し!
豪華です!
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また、誕生ケーキですが、赤ちゃんはまだ生クリームなどの脂が多く含まれるものは食べられません。

なので、ヨーグルトを水切りしてクリーム代わりに使ったり、スポンジも食パンや甘すぎないパンケーキなどにして手作りする人も多いです。

手作りなら安心して食べさせてあげられますね。
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手形などを記念に?

せっかくの初誕生祝いなので、記念に赤ちゃんの手形や足形を取るのもいいですね。
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生まれたての頃に取ったものと比較したりして、「たった1年でこんなに大きくなったんだな」と我が子の成長を目に見える形で残すことができます。

身長や体重なども一緒に記録しておくと、のちに成長した我が子がよろこんで見てくれますよ。



祖父母の招待はどうする?

一般的には、祖父母を招待してお祝いします。

こちらは義両親、実両親含めて招待したケース。
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みんなで一緒に初誕生祝いの料理を囲んで楽しいひとときを過ごすのがおすすめです。


管理人も、義両親、実両親どちらも自宅に招いてお祝いさせたもらいました。

近くの寿司屋さんからの仕出し料理を楽しみつつ、一升餅や選び取りのイベントで盛り上がったのが良い思い出です。


ただ、祖父母を招待するかしないかは、遠方であったり、普段から疎遠な場合は無理をして招待する必要はありません。

また、家族だけでゆっくりとお祝いしたいという場合も同じです。



お祝いの金額相場

続いては初誕生祝いのお祝い金額の相場などについて紹介しましょう。

初誕生祝いは、祖父母、おじ・おばやごく親しい友人などがお祝いを渡す立場になろうかと思います。

金額の相場としては、

5,000円~20,000円

となります。


お祝いを渡す立場ごとの目安としては、

  • 祖父母:20,000円
  • おじ・おば:10,000円
  • 友人:5,000円

となります。

もちろん、あくまでも目安なので、いろんな事情も踏まえて増減もありです。


ただ、料亭やレストランなどでの初誕生祝いの席に招かれた場合、招く側としてはそれなりの費用がかかります。

なので、失礼のないように最低でも10,000円程度は用意したほう無難ですね。

のしや祝儀袋の表書き

初誕生祝いの品物に掛けるのしや、お祝いをいれるご祝儀袋は、お祝い事なので紅白蝶結びの水引のものを選びます。

表書きは、

  • 御祝
  • 祝初誕生
  • 初誕生祝
  • 初誕生御祝

などにします。

(参考例)

お返しはどうする?

基本的には、誕生祝いに対してお返しは不要です。

ただ、せっかくの気持ちに対して何かしらのことをしたいと考えることもあるでしょう。

先ほども触れましたが、お祝いをいただいた場合は、お祝いをいただいた方を誕生祝いの席に招待して一緒に料理を食べたりしておもてなしするといいです。


一緒にお祝いできなければ、

  • お礼状
  • お祝いしたときの子どもの写真

などを一緒に送るれば十分です。

おすすめのプレゼント

初誕生祝いの定番は、

  • よちよち歩きを始めたお子さんにぴったりの履きやすい靴
  • たくさんあってもうれしい絵本
  • 年齢や発達にあったおもちゃ

などです。


ただし、それぞれちょっとした注意点があります。

靴はサイズアウトしてしまうとその後履くことはないので、すでに歩いているのかそうでないかも含めて選ぶのがむずかしいです。

ファーストシューズは、ミキハウスやニューバランスなどのメーカーのものが人気ですが、両親の好みや、やはり本人の足に合ったものである必要があります。

できるなら一緒に買いに出かけて、赤ちゃんにぴったりのサイズや素材のものを選んであげるのが理想です。


絵本やおもちゃは無難ですが、すでに持っている可能性もあります。

絵本は昔から読み継がれているもの、新しくて面白いものなど色んなジャンルがあるので意外と選ぶのに悩んでしまうかもしれません。

すでに持っているなんて可能性もあるので、そういう点も踏まえると、「図書カード」という手があります。

おすすめの絵本のリストと一緒にプレゼントするというのも手です。


おもちゃでは、おままごとセットや、積み木、レゴブロックなど長く使うことができるものがおすすめです。

キャラクターのものは好みもありますし、飽きてしまうこともあるので、管理人も含めて親の正直な意見とするとシンプルで長持ちするものがありがたいです。


何れにしても、両親に確認のうえプレゼントすることをおすすめします。

もちろん、プレゼントにはお祝いのメッセージを添えると気持ちが伝わってよろこばれますよ。


まとめ

若い女性 解決

一升餅に、選び取り、なんだか1歳の誕生お祝いって楽しそうですね!



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せっかくなら両家の両親そろって、盛り上がってみたらどうでしょう? もちろんご育てて大変なパパ・ママの負担にならないように食事の工夫などもしてくださいね。


まとめると、

赤ちゃんの1歳の誕生日を祝う初誕生祝いは、古くから子どもの成長を祝う大切な行事として行われてきました。

地域によって多少の違いはあるものの、初誕生には祝い事に欠かせない餅を使った「一升餅」と赤ちゃんの将来を占う「選び取り」をして祝います。


初誕生祝いは祖父母やおじ・おば、親しい友人などと一緒に食事をして祝いますが、招かれた場合は初誕生祝いを用意するのがマナー

金額の相場としては間柄にもよりますが、5,000円~20,000円程度が一般的です。


祝い事なので熨斗(のし)は紅白蝶結びのものを選び、初誕生祝いのプレゼントは赤ちゃんの足にぴったりの靴や、年齢や発達に合った絵本、長く使えるシンプルなおもちゃなどがよろこばれます。


伝統的な祝い方の他にも、赤ちゃんの手形や足形を取ったり、赤ちゃん用の料理を手作りしたり、アイディア次第で色々な祝い方をすることができますね。

ぜひカメラやビデオを用意して、一生の記念になる行事を残すことをおすすめします。

家族みんなが楽しく、思い出に残る初誕生祝いになることを祈っていますよ。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。