カメチキン
会社の飲み会で先輩から瓶ビールのラベルの向きで注意されちゃった。
うさロング
一応、ラベルの向きにもマナーはあるんですよ! 詳しく解説していきましょう。
社会人になって初めての会社での飲み会
先輩に瓶ビールをお酌しようとすると
「ラベルは上向きにするって覚えておくといいよ」
と教えてもらった。
味が変わるわけでもないのに、
本当にラベルの向きにもマナーはあるのかな…
なんてお悩みではありませんか?
この記事では、ラベルの向きも含めた、
お酌をするとき・受けるときのマナーについて、
- ビール
- 日本酒
- ワイン
それぞれについて詳しく解説していきますよ。
Contents
ビールのお酌
瓶ビールでお酌するときの正しいマナーを紹介します。
(上記画像を参考にしてくださいね。)
- 瓶の持ち方:必ず両手でもつ 底に近いほうを右手で持ち、口を左手で支える
- 注ぎ方のコツ:はじめは勢いよく中盤からゆっくり注ぐ (ビールと泡の理想の割合7:3に近づきやすい)
(ラベルは相手に見えるよう上側にして持つこと)
口の部分はグラスに触れないように。
問題のラベルの向きですが、一般的には
ラベルを上向きにして注ぐのがマナー
とされています。
ただ、理由には諸説あって、
- 正面から注ぐという意味合い
- 銘柄がわかるように
- 注ぎ口から垂れたお酒がラベルを汚さないように
などが主に言われているものです。
社会人生活10年後に先輩から注意されましたが、先輩も理由はよく知りませんでした。
本当の理由はよくわからないながらも、一般的にはラベルを上にするというマナーが存在してるということです。
不思議な感じもしますが…
少なくとも、ラベルの向きを気にする人がいる、ということは覚えておいたほうがいいですね。
ただ、一部の接客業などの世界では、あえてラベルを下向きにすることで銘柄をわかりにくくするというルールもあります。
店で出すビールのライバル会社のお客さんがいるかもしれない、などこれにもいろんな考え方はあるようです。
店で出すビールのライバル会社のお客さんがいるかもしれない、などこれにもいろんな考え方はあるようです。
ビールと泡の割合は7:3という理想はありますが、実際には難しいですね。
あまり勢いよく注ぎすぎるとほとんど泡ばかりになりますし、受ける側のコップの持ち方によっても変わってきますから。
目安として考えておきましょう。
ビールのお酌を受ける側
上司や先輩からお酌してもらうときの受け方を紹介します。画像も参考にしてくださいね。
- グラスの持ち方:必ず両手でもつ 右手で全体を支えるように持ち、左手は底の部分に添えて
- グラスの傾け方:注がれるのと共に、グラスの傾きを元に戻すように立てていく
理想の泡に近づけるためには、受ける側の協力が欠かせません。
最初に注がれる段階からある程度傾けておくのも協力のコツの1つです。
注ぐ側でも受ける側でも、片手というのはよくありません。
どちらの場合でも両手を意識しましょう。
注いでもらいながら、
「ありがとうございます!」
「いただきます!」
「いただきます!」
と、一言発するとなお好印象ですね。
日本酒のお酌
では、続いて日本酒のお酌の仕方について確認していきます。こちらも画像を参考にしつつ確認してください。
- 徳利の持ち方:必ず両手でもつ 膨らんでいる部分を右手で持ち、左手はくぼみの上あたりに添えて
- 注ぎ方:おちょこからお酒があふれ出ないよう、3回に分けて注ぐくらいの気持ちでゆっくりと傾ける(おちょこの8~9分目までが目安)
注ぐのを3回に分けるのは、
「鼠尾(そび)、馬尾(ばび)、鼠尾(そび)」
のイメージです。
つまり、注ぎ始めは、ネズミの尻尾のように細く、続いて馬の尻尾のように太く、そこからゆっくりと戻していく(再びネズミの尻尾)。
そんなイメージですね。
日本酒のお酌を受ける側
画像を確認しながら、
おちょこの持ち方:必ず両手で
右手で全体を支えるように持ち、左手は底の部分に添えて
右手で全体を支えるように持ち、左手は底の部分に添えて
日本酒はビールと違って泡のことも考えなくていいので、おちょこを傾ける必要はありません。
ワインのお酌
本来、ワインはお店のスタッフがグラスに注ぐべきもので、自分達でお酌はしません。ですが、そうでないお店も存在しますので、そんなお店でのワインのお酌についてのマナーも押さえておきましょう。
画像とあわせて確認してください。
- ボトルの持ち方:必ず両手で
底に近いほうを右手で持ち、口を左手で支えて (ラベルは相手に見えるよう上側にして持つこと) - 注ぎ方:こぼさない程度に、少し高い位置から注ぐ
(量はワイングラスの一番広がったところまでを目安に)
またラベルの向きがでてきましたね。
ただ、ワインの場合のラベルの向きについてはビール瓶よりも説得的な理由があります。
というのは、ワインはボトルからラベルを剥がしてコレクションするという、
「ワインラベルレコーダー」
なる趣味が存在します。
ですので、ラベルにワインが垂れて汚れてしまうのを避ける文化があるんですね。
ビール瓶のところで紹介した、
・注ぎ口から垂れたお酒がラベルを汚さないように
と同じですね。
会社の飲み会でワインラベルを剥がして持って帰る人を見たことはありませんが、
ラベルを上に向ける、というマナーは「ワインラベルレコーダー」から由来しているのかもしれません。
ワインのお酌を受ける側
画像のように、
グラスは持たずに、テーブルに置いたままそのままにする
のがマナーです。
もともとお酌の文化のないワイン。
受ける側は適量が注がれるのを待っていればOKです。
お酌のときの注意事項
お酌のマナーについて、その他の注意事項を確認しておきましょう。お酌をするタイミング
どのタイミングでお酌すべきか、難しい問題です。グラスに残っていてもお酌すべきか、空になってからお酌すべきか…
というのも、
- 本来のお酒の味が楽しめなくなるという理由で空になってからお酌して欲しいと考える派
- 空になってからでは手酌させてしまうので早めにお酌すべきと考える派
に別れるからです。
※「手酌する人は出世しない」といった言い伝えがあります。
この問題の解決法としては、
グラスにお酒が半分くらい残っている状態で、
「いかがですか?」と一声かけて上司・先輩の反応を見る
のがベストです。
「まだいいよ」
と言われれば少し様子をみて、
グラスが空になりそうな時に、再度声をかけて相手の好みに応じたお酌のタイミングを測ってみましょう。
注いでもらった後の対応
グラスやおちょこにお酒を注いでもらったら、そのままにせず、必ず飲む動作を相手に見せましょう。
注いでもらったのに全く口をつけないというのは相手に失礼に当たります。
・お酒が苦手
・今は飲みたくないタイミング
であれば、形だけでも口をつけるように!
まとめ
カメチキン
ラベルは上にするのが、一応マナーなんだね。
うさロング
気にする人は多くはないですが、知っておいて損はありませんよ!
お酌のマナーについては、
・ビール
・日本酒
・ワイン
でそれぞれ違うことに注意しましょう。
特に、
- お酌は注ぐのも受けるのも両手
- ラベルは上に
でしたね。
お酌するタイミングは、
「いかがですか?」
と一声かけてから。
また、お酌を受けた後は形だけでもグラスに口をつける
という点にも注意が必要です。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。