目上の方やお客様からの依頼に対して

「分かりました」

と意思表示したい時…

考えられる表現としては、

  • 「了解しました」
  • 「承知しました」
  • 「かしこまりました」

などがありますが

あなたはこの言葉の使い分けができていますか?




この記事では、

目上の方やお客様に対する「分かりました」を示す3つの言葉について

  • どんな使い方が適切なのか


  • について徹底的に解説していきたいと思います。


    なお、細かい説明は抜きにして結論を知りたい!という方は

    記事最後のこちらの表をご確認ください。

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    「了解しました」の使い方

    「了解しました」は

    了解 + しました(丁寧語)

    の組み合わせです。

    また、

    「了解」自体は敬語表現ではありません。


    ですので、

    「了解しました」は丁寧な表現というだけで、丁寧さの程度は低くなります。



    続いて、「了解いたしました」の場合は

    了解 + いたす(「する」の謙譲語)

    の組み合わせとなりますので、丁寧度は本来「高」となります。


    ただし、

    最近テレビ番組で「了解は失礼」という考え方が取り上げられたことから

    「了解いたしました」

    の表現であっても、一般的には、

    丁寧度は中レベル

    もしくは、そもそも

    目上の方に「了解」は失礼

    と受け取られる可能性が高いと理解しておきましょう。


    ここ10年くらいの間、電子メールでのやり取りの増加に伴い、

    「了解」という言葉について、

    友達同士のやり取りとビジネスでのやり取りとの間の境界が薄れていき

    ごく軽い表現に受け取る人が増えたため、と言われています。

    (関連情報)

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    使い方としてまとめますと、

    • 「了解しました」の丁寧度のレベルは低:同輩以下に使う(部下、後輩など)
    • 「了解いたしました」の丁寧度のレベルは中:上司に使う(ただし、近年の傾向から使わない方が無難)

    となります。

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    「承知しました」の使い方

    「承知しました」は

    承知 + しました(丁寧語)

    の組み合わせとなります。


    この「承知」ですが、

    「承知」に「承」の文字が入っていることから

    「謙譲語」と受け止められることが多いのですが、

    「承知」自体は敬語表現ではありません。


    ただ、一般的には謙譲表現として受け止められています。


    ですので、

    「承知しました」の丁寧さの程度は高レベル

    となります。


    また、

    「承知いたしました」は

    承知 + いたす(「する」の謙譲語)

    の組み合わせとなりますので、丁寧度は同じく高レベル

    となりますが、明確な謙譲表現(いたす)が含まれているので

    「承知しました」よりも丁寧度は高くなります。


    使い方としてまとめますと、

    • 「承知しました」の丁寧度のレベルは高:上司、お客様に使う
    • 「承知いたしました」の丁寧度のレベルは高:上司、お客様に使う(ただし、こちらがより丁寧)

    となります。

    「かしこまりました」の使い方

    「かしこまりました」は

    「畏まる(かしこまる)」 + ます(丁寧語)

    となりますが、

    「かしこまる」の意味には、

    命令や依頼を謹んで承る

    という強い謙譲の意味が含まれており、目上の人に使うことを前提とした言葉です。


    したがって、

    「かしこまりました」の丁寧度は「最高」

    となります。


    使い方としては、

    • 「かしこまりました」の丁寧度のレベルは最高:お客様に使う

    となります。

    まとめ

    以上、「了解しました」「承知しました」「かしこまりました」の使い方を一覧にまとめると、

    【丁寧さの程度と使い方一覧】

    丁寧
    レベル
    言葉使い方備考
    ・分かりました
    ・了解しました
    部下、
    後輩など同輩以下
    丁寧語
    ・了解いたしました上司
    謙譲語を含むが近年は失礼にあたるとの考えもあり(使わないのが無難)
    ・承知しました
    ・承知いたしました
    上司、お客様丁寧語を含む「承知しました」よりも、謙譲語を含む「承知しました」がより丁寧
    最高・かしこまりましたお客様
    「謹んで承る」という強い謙譲表現から丁寧さは最も高い


    となります。


    丁寧度を大小記号で表示すると、

    「了解しました・いたしました」<「承知しました・いたしました」<「かしこまりました」

    ということですね。


    部下、上司、お客様といったビジネスのシチュエーションに応じて「分かりました」の意味をうまく使い分けてくださいね。


    それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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