カメチキンカメチキン

そもそも敬老の日は何歳からお祝いするものなんでしょう。最近の年配の方は昔に比べるとお若い気もして…



うさロングうさロング

たしかにお若いですね。それでは敬老の日の由来からひも解いていきましょう。
子どもにもわかるくらいにわかりやすくいきますね。







老人を敬う日と書く敬老の日

ですが、最近では老人と言えないような若々しい高齢者もたくさんいらっしゃいます。

うかつに「敬老の日」に言う「老人」として扱うことはできません。


そこでこの記事では、
  • 敬老の日の老人の年齢の目安
  • 敬老の日の由来
  • 敬老の日のお祝いの仕方
などについてご紹介します。

子ども向けへの説明もありますので、ぜひ親子でも「敬老の日」についてお話ししてみてくださいね。



敬老の日の由来

敬老の日といえば、

毎年9月第3月曜日

とされています。


ちなみに、今後の3カ年でいうと、

2019年9月16日
2020年9月21日
2021年9月20日


となります。


今でこそ9月第3月曜日とされていますが、実は2002年までは毎年9月15日とされていました。

祝日法の改正(いわゆる「ハッピーマンデー制度」)により2003年から9月第3月曜日に変更されたんですね。


そんな敬老の日ですが、由来にはいくつかの説があります。

まずは伝説的な2つの由来から。


1つが聖徳太子にちなんだもの。

聖徳太子が貧しい人、孤児、老人を救護するために「悲田院」という名の施設を開設した9月15日を由来とする説です。


もう1つは親孝行にちなんだもの。

大昔、年老いた父親と暮らしていた孝行息子が酒の流れている滝を見つけました。

貧しくて大好きな酒が飲めなかった父親に飲ませると、父親は大喜びします。

その話を聞いた元正天皇は「孝行息子を天がお褒めになったのだろう」と感動。

養老の滝へ行幸して年号を「養老」に改めたことが由来とされます。

元正天皇(680年-748年)
44代天皇で女帝。実際に元号は「霊亀」から「養老」に改められています。


さて、現代の実際的な由来もご紹介しましょう。

昔、兵庫県の多可郡野間谷村というところで9月15日に「としよりの日」という敬老行事が催されていました。

「お年寄りの知恵を借りて村づくりをしよう」の主旨で開催された「としよりの日」は、1950年ごろには兵庫県全体に、また全国に広まります

その後「としより」という名前に反発があったため「敬老」と名を変えて1966年(昭和41年)に国民の祝日「敬老の日」へと発展します。

さらに、「老人の日」という名称を経て、2003年から「敬老の日」として制定されたというわけです。


現在の「敬老の日」について、内閣府のHPには「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」とあります。



声かけは「おめでとう」?

さて、こうした由来のある敬老の日ですが、お年寄りには何と声をかければいいでしょう?


ここは、

おめでとう!が正解

です。


というのも、由来で紹介したように、敬老の日はあくまで「長寿を祝う」ための祝日だからです。


実際、多くの人が「おめでとう!」と伝えていますよ。
↓↓↓


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↓↓↓



ただ、一方でこんな声もあります。
↓↓↓



敬老の日の何がめでたい??

という声です。


たしかに、誕生日でもなければ「おめでとう」に違和感がある方もいらっしゃると思います。


そんな場合は、

「ありがとう!」と伝えるのもありです。


敬老の日は、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ための祝日ですので、お祝いの気持ちはもちろん感謝の気持ちも含まれてますから。


僕 納得

おじいちゃんやおばあちゃんが一生懸命頑張ってきてくれたおかげで今の幸せがあるんだね!ありがとう!



と伝えてくださいね。



敬老の日は何歳から?

この記事の冒頭で、最近では年配でも元気な方が大勢いらして、「敬老」というにはまだ若々しくてふさわしくないな、と感じることが多くなっていることをお伝えしました。

実際、こんな声もあります。
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ただ、一応、法律上は老人福祉法では65歳以上が高齢者と定められています。

また、WHOでも65歳以上を高齢者と定義しているので、国際的にも65歳というのが一般の基準のようです。


一方で、こんなアンケート結果もあります。
↓↓↓


一般的には、70歳以上を高齢者と考えるイメージがあるようです。


ただ、70歳を超える年配の方の中には、
↓↓↓


こんな声もあったりして、どこまでいっても本人の感じ方の問題なので、なかなか年齢での線引きはむずかしそうです。


一つの目安とすれば、孫からの気持ちということで「おめでとう」「ありがとう」と伝えるのが無難です。


例えば、管理人の場合、両親に初孫が誕生してからフェイスタイムで敬老の日に連絡するようにしました。

管理人と赤ちゃん

おじいちゃん、おばあちゃん、元気でちゅか〜?○○でちゅよ〜
今日は敬老の日なのでフェイスタイムしましたよ〜


みたいな感じで、まだ赤ん坊だった息子をうまくダシに使いながら様子見してたんですね。

その方法は自然な感じで両親に受け入れられて、今でも敬老の日には孫からおじいちゃん・おばあちゃんへ連絡するようにしています。

ただ、その時まだ母は65歳になっていませんでした。
「敬老」というより「おばあちゃん」という立場で受け入れてくれたようです。


それでも「まだまだ私は敬老の日にお祝いしてもらうような年じゃない!」とおっしゃるのであれば、少し年数を置いてから改めて孫からお祝いや感謝の言葉を伝えるということでいいのではないでしょうか。



お祝いの仕方

敬老の日のお祝いの仕方に特別な風習はありません。

お年寄りへの敬意と感謝をあらためてあらわす日ですので、その気持ちが伝わるなら形式にとらわれずにお祝いすればいいですね。

これまでに説明したように、そもそも何歳から敬老の日にお祝いすることになるのかはっきりした基準がないくらいですから。


そうはいってもある程度参考になるようなものが欲しいですよね。

そこで、数あるお祝いの方法の中から、毎年敬老の日に何かしらのお祝いをしている管理人が見ておすすめできるものを紹介したいと思います。

  • テレビ電話でお祝いを伝える
  • 好物の食べ物(お酒もあり)を手土産に顔を見せる
  • 祝い膳での会食
  • 旅行に招待(温泉など)
  • プレゼントを贈る(孫から絵などのプレゼントも)

管理人の両親は孫からの文字や絵などのプレゼントをすごくよろこんでくれます。

なので、最近はもっぱらフェイスタイムで描いた絵などを見せて、会いに行けるときにその絵を持って行ってあげる、というパターンでのお祝いが定番です。
例えばこんな感じですね。
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もちろん、すでにお伝えしたように、老人扱いをよろこばない方もいらっしゃるので様子見しながら臨機応変に考えてくださいね。



由来や意味を子どもに説明

最後に、これまでお伝えしてきた内容をお子さんに説明できるくらいわかりやすい内容で紹介していきましょう。

ママ会話

もうすぐ9月第3月曜日だね。



僕 会話2

敬老の日でしょ、習ったよ。



ママ会話

なんでこの日が敬老の日になったか知ってる?



僕 会話2

ううん、知らない。



ママ会話

昔、ある村でね、「おとしよりの知恵を借りて、村をよくしよう」と考えた人たちが、「おとしよりの日」をつくったのが始まりだって。



僕 会話2

おじいちゃんやおばあちゃんたちが先生だったんだね。



ママ会話

そうだね。
たくさん生きていて、たくさんのことを知っているからね。
で、この「おとしよりの日」が全国に広まって、今では日本を支えてきてくれたお年寄りに感謝して、尊敬の気持ちをあらわす日になったんだよ。



僕 会話2

じゃあ、おじいちゃんやおばあちゃんにありがとうを言わないとね。



ママ会話

そうしよう! ところで、お年寄りって何歳くらいからだと思う?



僕 会話2

…50歳?



ママ会話

…厳しいね(;^_^A 日本の法律では、65歳からがお年寄りなんだって。



僕 納得

そうなんだ!
じゃ、おじいちゃんたちはもう70歳ぐらいだからお祝いできるね!



ママ会話

そうね。
うちの場合は、あなたが赤ちゃんの時から敬老の日はおじいちゃんとおばあちゃんに電話して、あなたの声を聞かせてたのよ。
一番よろこんでくれるからね。




僕 会話2

そっか。
でも最近はおじいちゃんちに行ってご飯食べるよね。



ママ会話

敬老の日はおじいちゃんたちに感謝して尊敬の気持ちをあらわす日だから、いろんなやり方があるのよ。
今はね、おじいちゃんたちと一緒にご飯を食べて、あなたの元気な顔を見せたり、学校のお話を聞かせてあげることが感謝と尊敬の気持ちを伝えることになると思ってるのよ。



僕 納得

そっか!
いつもご飯を食べるだけだったけど、今年はおじいちゃんたちに何かプレゼントをあげようかな!



ママ会話

メッセージとか書いてあげるとおじいちゃんもおばあちゃんもきっとよろこぶと思うな。




まとめ

カメチキンカメチキン

昔話的ないわれから、最近の動きについてまで敬老の日の由来を詳しく教えていただきありがとうございました。お祝いを始めるタイミングはやっぱり微妙なところですね(;^_^A



うさロングうさロング

ご本人がお祝いしてもらってうれしいかどうかですから、ご本人の意向を確かめながら、お祝いするかを考えてくださいね。


まとめると、

敬老の日の由来は、

  • 聖徳太子の悲田院(老人ホーム)の設置日が由来とする説
  • 孝行息子が養老の滝を見つけたことに由来するとする説

と言われていますが、


実際は、戦後すぐに日本のある村で開催されるようになった「おとしよりの日」が全国に広まって「敬老の日」になりました。

敬老の日はお年寄りの長寿を祝う日なので「おめでとう!」と伝えますが、敬老の日にはお年寄りに対する感謝をあらわす意味もあるので「ありがとう!」と伝えても間違いではありません。


法律上、いわゆる高齢者は65歳からですが、現実問題、まだまだ65歳はお若いので、敬老のお祝いをするかどうかは、うまく様子を見ながらにしてください。


敬老の日に決まったお祝いの仕方はありませんが、

  • テレビ電話
  • 手土産を持参してのご機嫌伺い
  • 食事会
  • プレゼント
  • 孫からのメッセージ

などから考えてみてください。


今の私たちの生活も、お年寄り(?)のかつての活躍があってこそのもの。
感謝して、そして尊敬を表して、敬老の日を楽しく過ごしてくださいね。


それでは最後までお読みいただきありがとうございました。