若い女性 疑問

鎧兜などの五月人形は両親か義両親から贈られるものなのでしょうか?一般的にはどうでしょう。



うさロングうさロング

はっきりしたルールがあるのか?と言われればむずかしいところですが、考え方を整理してみましょう。







初節句を迎えるにあたって用意する五月人形

いざ自分たちで鎧兜を用意しようとすると、

自分の実家、義実家両方から

うちで購入するよ!

と声がかかったり、

逆に買ってもらおうと期待していたら

全く声がかからなかったり

と、なかなか思惑どおりにいかないケースも多いもの…


そもそも鎧兜は誰が買うものなのでしょうか?


また、自分たちで買うにしても、買ってもらうにしても、

鎧兜の価格や相場はどれくらいなのでしょうか。


この記事では
  • 鎧兜は誰が買うものか
  • 鎧兜の価格や相場
  • 鎧兜の選び方
  • お返しの考え方
などについてお伝えしていきたいと思います。



鎧兜は誰が買うもの?

実は、

鎧兜は誰が買うべきものかということについて、

はっきりとしたルールはありません。


ただ、一般的には、

昔から初節句の飾りは母方の実家が用意する

ということが言われてきました。


これには理由があります。

昔は、嫁に行った娘が気軽に里帰りすることはなく、

母方の両親(祖父母)が孫に会うこともなかなかできませんでした。

そこで、

お祝いの品をもっていくことを口実に孫に会う機会をつくっていた

というような事情があって、

母方の実家が初節句の飾りを用意すると言われていたんです。


ただ、地域によっては、反対に、

父方の実家が用意するところもあります。


このような背景もあって、

現代においても、

どちらかの両親(=祖父母)が購入するという慣習が残っているのです。


とはいえ、地域同士の風習の違いから、
  • 父方の実家で購入するべき
  • 母方の実家で購入すべき
と、親同士で互いの出方を伺うことも少なくありません。


反対に、
  • 両家双方が準備する
お互いに譲らないパターンもあります。


どちらにしても、

せっかくのお祝い事で両家がもめるのだけは避けたいものです。



鎧兜準備のための解決方法

結局、

  • どちらかの親が買うのか
  • 自分たちで買うか

というのは、

個々のケースで違ってくることになります。


両方の親たちが名乗りを上げている場合は、

両家の関係性にもよりますが、

まず自分たちが間に入って両家の親が納得できるように話をすることが大切です。


両家同士が互いに

相手方の親が用意するとばかり思っていた

なんてことにならないよう、きちんと調整する必要があります。

兜と鯉のぼりで棲み分け?

ひとつの案として、

端午の節句に飾るものを分担して買ってもらう

という方法があります。


例えば、

  • 父方の実家が鯉のぼり
  • 母方の実家が鎧兜

というように。

もちろん逆でもいいですね。

最近はこういった方法をとるケースが多いようです。


他には、
  • 一つの鎧兜を両家で折半して買ってもらう
  • お金だけいただいて自分たちで好きな鎧兜を買う
という方法もあります。

どちらの親も買ってくれないときは?

  • 両方の親たちがお互いに鎧兜を買うのを譲り合う
  • そもそも買ってくれる気持ちがない
  • 両家がもめて話が前に進まない

そんなときはどう解決しましょう?


実際になかなか話が進まないケースは多々あるんです。
↓↓↓


もちろん、こんな場合は、

自分たちで買うことになります。


孫の初節句なのに祝ってもらえないようで寂しい…

と感じることもあるかもしれません。


ただ、最初にお伝えしたように、

祖父母に買ってもらうのがルールというわけではありません。

子どもの親である自分たちで買うは普通のこと

と切り替えて考えましょう。


現に半数以上の家庭が買ってもらえない(買わない)状況です。
↓↓↓



鎧兜の価格相場と選び方

鎧兜を買ってもらう、自分達で買う

どちらの場合でも事前に知っておきたいのが、

鎧兜の価格相場

みんな結局どのくらいの値段のものを買っているの?

と、一般的な相場は気になりますね。

価格相場

正直、鎧兜の価格は、

お手頃な価格からびっくりするような価格まで

ピンからキリまであります。


豪勢な段飾りなのか、

兜だけのケース入りのコンパクトなタイプなのか、

選ぶ種類によっても変わってきます。


ただ、今のトレンドとしては、

コンパクトなケース入りの兜

です。


よく買われている価格帯(=相場)は、

  • 3~5万円
(高くても10万円程度)

といったところです。

選び方のポイント

予算的な条件以外にも

購入にあたって気を付けておきたいポイントがいくつかあります。


ポイントは、

  • 収納する場所
  • お手入れのしやすさ
  • 通販では慎重に

の3つ。


飾る場所だけではなく収納する場所も考えて選ぶ

意外と失敗しがちなのが、

鎧兜を飾るときのことばかり考えていて、

しまう場所のことを考えていなかった

というケース。


よく考えると、

飾っておく期間より収納しておく期間の方が圧倒的に長いんですよね。


収納のためのダンボールなどのサイズも含めて確認しておきましょう。


飾りやすさやお手入れのしやすさも考えて選ぶ

鎧兜を飾るとき、

弓や太刀の配置、方向などについて悩むことはありがちです。

年に1回だけのことなので、

飾ること自体をおっくうに感じさせる原因にもなります。

ケースに入ったものなら出せばそのまま飾ることができ、

お手入れもシンプルなので気楽です。

お子さんが小さいうちはイタズラ防止にもなります。


ネット通販を利用するときは特に慎重に

実際に商品を目にすることができないネット通販ですが、

多種多様の商品を外出せずに比較できるのが便利です。


とはいえ、鎧兜は、

買い直すことはまずない高額な商品です。

なので、

いつものネットショッピングよりもっと慎重に選びたいところ。


  • ショップの商品説明は充実しているか
  • アフターサービスはあるか
  • 購入者のレビュー・口コミはどうか

はしっかりとチェックしたいですね。


気になる商品があれば、くまなくチェックすることをおすすめします。


逆に、実際にお店に見に行って、

気に入ったものをネットで安いところを探して買うのも賢い方法です。



鎧兜を贈られたときのお返しの考え方

実家(義実家)に鎧兜を買ってもらったら

お返しはどうしたらいいの?

と気になりますね。


ただ、基本的には、

お返しとして内祝いはしなくてもいい

ということになっています。


というのも、出産祝い以外の子供の成長を祝う行事は、

いずれも冠婚葬祭のにあたるためです。

冠=昔の元服の意味で、大人の仲間入りのための行事とされているものです。


そのため、

「何かお礼を…」

と申し出ても祖父母から固辞されるということもあります。


とはいえ、

我が子に鎧兜を贈ってもらったことに対しての感謝の気持ちは、

何らかの形で伝えたいもの。

そこで、以下のような形で伝えてみるのはいかがでしょう?


祖父母が会える距離に住んでいる場合

やはり自宅でゆっくりと節句のお祝いを一緒にするのがいいですね。

お子さんがまだ小さいうちは無理をせず、

かしこまったごちそうじゃなくても、

祖父母と写真を撮ったり、

柏餅を一緒に食べるなど、

できる範囲でのおもてなしでもよい思い出になります。


祖父母が遠方に住んでいる場合

買ってもらった鎧兜を飾り、

お子さんと一緒に写した写真を見せてあげましょう。


普段会う機会が少ない祖父母に、

日ごろ撮りためた写真とまとめてアルバムにすれば喜ばれるはず。


今はネットで簡単にフォトアルバムを作ることができます。

地元のお菓子などちょっとした品物と、

一言お礼を添えて一緒に送るのもおすすめです。



まとめ

若い女性 解決

鎧兜を購入する考え方から、心温まるお返しの方法までありがとうございます!



うさロングうさロング

決まりきったルールはないので、両家の考え方を踏まえて柔軟に対応してくださいね。


まとめると、

端午の節句に飾る鎧兜を誰が購入すべきかは決まりはありません。


ただ、地域や各家庭の慣習もあるので両家に確認しましょう。

自分たちで買うことも、自由がきくので良い面もありますよ。


最近はコンパクトなケースに入った兜が良く選ばれていて、

相場は3~5万円

で、高くても10万円程度

と考えましょう。


お返しは不要ですが、

一緒に節句のお祝いをしたり写真などを贈って感謝の気持ちを表します。


両家の考えをお互いに理解しあって、

みんなで一緒に子供の成長を祝ってあげられるといいですね。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。