カメチキン
焼き魚がきれいに食べられなくて…。いつも身がちらかった感じになってしまいます。
うさロング
焼き魚を上手に食べるのは大人でもむずかしいですよね。まずは食べ方の基本を押さえましょう!
和食料理の食べ方の中でも難関の一つ
焼き魚
何がむずかしいって、
骨の扱い
ですよね。
魚の骨をうまく扱い、
美しく食べることができれば、
一目置かれること間違いなし!
この記事では、
- お頭付きの魚の食べ方
- 開きの魚の食べ方
- 切り身の魚の食べ方
- 骨の扱い方
うさロング
和食の焼き魚の基本の食べ方を知れば、洋食のムニエルにも応用できますよ!
【参考文献】
こちらの記事は以下の文献を参考に作成しています。
こちらの記事は以下の文献を参考に作成しています。
- 『最新ビジュアル版 冠婚葬祭お金とマナー大辞典』(主婦の友社)
- 『一生使える!大人のマナー大全』(PHP)
- 『図解 マナー以前の社会人常識』(講談社)
- 『世界一美しい 食べ方のマナー』(高橋書店)
魚の食べ方の基本マナー
焼き魚を食べるとき、どんな魚でも共通しているのが
- 皿に盛り付けされた魚は左側が頭
- 魚はひっくり返さない
です。
これを念頭に、タイプ別の焼き魚の食べ方を見ていきましょう。
お頭付きの魚(サンマなど)
お頭付きの魚は、- 背側が奥
- お腹側が手前
になるように皿に盛られます。
そして、基本的な食べ方は、
このように、
① → ② → ③ → ④ の順
に食べます。
頭から尾の順に食べるのは、
魚の身の構造上、頭側から食べ進めたほうが、
骨から身がはがれやすいから
です。
魚の身の構造上、頭側から食べ進めたほうが、
骨から身がはがれやすいから
です。
もう少し詳しく解説すると、
- お頭を左手で押さえて固定(箸で扱いやすくするため)
- 身を外しやすいように頭側から中骨に沿って箸で軽く切り込みを入れる
- <上の身(表側)を食べる>背側の頭側から身をはがしながら食べる
- 同じように腹側も食べる
- <骨を外す>骨と下の身(裏側)の間に箸を入れて骨を浮かせる
- 左手で頭、箸で尾の付近の骨を持ち、浮かせて外し、皿の奥に置く
- <下の身(裏側)の身を食べる>表側と同じ手順で食べる
となります。
参考動画をご紹介します。
懐紙の使い方も見ることができますよ。
和食の焼き魚がクリアできれば、続いては洋食の魚ですね。
ムニエルも怖くないですよ^^
↓↓↓
工事中
ムニエルも怖くないですよ^^
↓↓↓
工事中
開きの魚(アジなど)
開きの魚も頭を左にして盛り付けますが、裏表はどちらでも良い
とされます。
うさロング
ただし、ひっくり返すのは開きでもマナー違反ですよ!
こちらでは
- 皮が下
- 骨つきの半身が奥のパターン
でご紹介します。
大まかな食べ方の順番は、
と、お頭付きの魚とは違って、
手前から食べます。
詳しくは、
- <手前の半身を食べる>頭側から箸で分けて食べる
- <奥の半身の骨を取る>頭と骨の付け根を箸で折り、しっぽに向かって骨をはがす
- 左手で骨の左端(折って離した部分)をつまんで皿の奥に置く
- <奥の半身を食べる>頭側から食べる
- <骨についた身を食べる>骨から箸で身を取り外しながら食べる
- 骨を皿の隅にまとめる
となります。
上記の食べ方に沿った動画をご紹介します。
子ども向けでとてもわかりやすいですよ。
切り身(カレイなど)
切り身もお頭付きと同じように、- 頭側を左
- 背側が奥
- 腹側を手前
にして皿に盛り付けます。
食べ方もお頭付きの短縮バージョンのような感じです。
- 骨に沿って箸でかるく切り込みを入れる
- <上の身(表側)を食べる>背側の頭側から身をはがしながら食べる
- 同じように腹側も食べる
- <骨を外す>骨と下の身(裏側)の間に箸を入れて骨を浮かせる
- 左手で頭側、箸で尾側の骨を持ち、浮かせて外し、皿の奥に置く
- <下の身(裏側)の身を食べる>表側と同じ手順で食べる
となります。
懐紙を使った骨の扱い方
焼き魚で最も難しいのが骨の扱いですね。基本的には懐紙を使いながら扱います。
お頭付きの魚は、
懐紙を使って頭を押さえると
箸で身をほぐしたり、大きな骨を身から離すときに楽です。
切り身や開きの骨を取った後、
汚れた指をきれいに拭くときにも懐紙が活用できます。
口の中に小骨が入ってしまったときも、
懐紙で口を隠しながら箸で取って皿の脇に置きます。
食べ終わったあと、
集めた骨を隠すときにも便利
です。
指が汚れるのでお手拭きなどで拭いてください。
切り身や開きの骨を取った後も、
指が汚れていれば同じようにお手拭きなどで拭きます。
口の中の小骨を取るときは手で口を隠して箸で取ります。
まとめ
カメチキン
魚の食べ方に自信が持てそうです!
うさロング
いつ見られてもいいように、自宅の食事の時から準備してくださいね。
まずは、
- 背側の頭側から食べる
- ひっくり返さずに骨を外す
- 外した骨は向こう側に置く
このあたりから実践してみてはいかがでしょうか?
懐紙を使う練習もたまにしておくといいですね。
普段使っていないと、懐紙を取り出すのにも手間取ってしまいそうですから。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。