カメチキンカメチキン

敬語の使い方がなってないって先輩から叱られたんです(><)



うさロングうさロング

尊敬語、謙譲語、丁寧語の使い分けは大丈夫ですか? イラストならわかりやすいですよ!







今でも思い出す10年ほど前の出来事…

「課長、お客様が参られました!」

と上司に来客を告げた管理人。


来客対応の後、上司からは

「敬語の使い方を勉強しなおしてこい!」

とこっぴどく叱られました…


いや〜、あの上司にはその後もみっちり鍛えてもらったな〜…

なんて管理人の昔話はさておき


あなたも、敬語の使い方について

上司や先輩から厳しく指摘されたこと、ありませんか?


くだんの上司によると、冒頭で紹介した管理人の一言は、

「尊敬語と謙譲語の使い方がわかってない」

とのことでした。


その後十数年の間、尊敬語と謙譲語の使い方について研鑽を積んだ管理人。


このタイミングで、

尊敬語と謙譲語の違いや丁寧語との使い分け

について、わかりやすくまとめてみることを思い立ちました。


そこで、この記事では、あなたを悩ませる敬語の分類や使い方について、

イラストを交えてわかりやすく解説していこうと思います。

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謙譲語、尊敬語、丁寧語の意味と違い


「ちゃんと敬語の使い方を勉強しなきゃダメだよ!」

と言われたときのこの「敬語」…


実は、大きく分けると3つの種類に分類されます。


それが、

  • 尊敬語
  • 謙譲語
  • 丁寧語


この3つの意味をそれぞれ簡単に表すと、

  • 「尊敬語」:相手方を高める表現
  • 「謙譲語」:自分側を低めることで相手方を高める表現
  • 「丁寧語」:丁寧な気持ちの直接的表現(相手方を高める働きはない)

となります。


ですが、

これだけだとちょっとイメージがつきにくいので、

イラストを交えて詳しく説明していきましょう。

尊敬語とは?


「尊敬語」:相手方を高める表現

と紹介しましたが、

わかりやすく理解してもらうために

まずは友達同士で会話しているときの、お互いのポジションについて整理してみます。

ポジション:会話におけるお互いの立ち位置をイメージ化したものと理解してくださいね。)


当然のことながら、友達同士なので、

基本はタメ口ですし対等のポジションで会話するはずです。


イメージはこんな感じで、



ポジションは対等ですね。



ひるがえって尊敬語


尊敬語の場合は、



と、使う言葉によって、相手(イラストでは上司)のポジションを高めています。


これが「相手方を高める表現」のイメージです。



具体的な例を紹介すると、

【上司やお客様などが行うことについての言葉】
  • 課長がおっしゃる(←言う)
  • 部長がお出かけになる(←行く)
  • お客様が書かれる(←書く)

【上司やお客様などの物事についての言葉】
  • お客様のお名前(←名前)
  • 先生のご著書(←著書)

【上司やお客様などの言葉】
  • 社長は今お忙しい(←忙しい)
  • お客様はご満足の様子(←満足)


などとなります。

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謙譲語とは?


「謙譲語」:自分側を低めることで相手方を高める表現

ですが、同じくイラストで表現してみると



のようなイメージとなります。


イラストを見てもわかるように、

  • ①自分を低める
  • ②(結果として)相手方を高める


というのが謙譲語の特徴です。



ここまでは、なんとなく小中学校で習ったような記憶があるかと思います。


ですが、最近の小中学生はさらに一歩進んだ「謙譲語」を学習していて、

それが

  • 謙譲語Ⅰ
  • 謙譲語Ⅱ

と呼ばれるものです。


謙譲語Ⅰも謙譲語Ⅱも謙譲語なので、

自分側を低めることで相手方を高める表現

という点では共通しているんですが、

  • 謙譲語Ⅰ:自分の側の行為の向かう先の相手を立てる言葉
  • 謙譲語Ⅱ:自分の側の行為などを(話すなどしている)相手に対して丁重に述べる言葉

という点で異なります。

うさロング(汗)

ややこしいですね。 またまたイラストで解説していきましょう!


謙譲語Ⅰ
意味は、

自分の側の行為の向かう先の相手を立てる言葉

とされていて、

  • 伺う(←訪ねる)
  • 申し上げる(←言う)
  • お届けする(←届ける)


などがあります。


例えば、

  • そちらに伺う
  • →「訪ねる」という行為の向かう相手先を立てている。
  • 先生に申し上げる
  • →「言う」という行為の向かう相手先である先生を立てている。
  • お客様にお届けする
  • →「届ける」という行為の向かう相手先であるお客様を立てている。

といった感じで考えるとわかりやすいと思います。


さらにわかりやすく考えるために、イラストを見てみましょう。


「伺う」(←訪ねる)を例にあげると、

【謙譲語Ⅰ(伺うの場合)】



  • 自分の行為は「伺う」(←訪ねる)
  • 行為の向かう先の相手を立てている。

となるのが謙譲語Ⅰとなります。

謙譲語Ⅱ
こちらの意味は、

自分の側の行為などを(話すなどしている)相手に対して丁重に述べる言葉

とされていて、

  • 参る(←行く・来る)
  • 申す(←言う)
  • いたす(←する)

などがあります。


例えば、

  • これから弊社事務所に参ります
  • →事務所に「行く」という自分の行為を、話している相手に対して丁重に表現している。
    →行く先の「弊社事務所」を立てているわけではない。
  • 父にもお礼を申しました
  • →「言う」という自分の行為を、話している相手に対して丁重に表現している。
    →言う先の「父」を立てているわけではない。
  • 部下にもそのように説明いたします
  • →「する」という自分の行為を、話している相手に対して丁重に表現している。
    →説明する先の「部下」を立てているわけではない。

といったものになります。


こちらもさらにわかりやすくするために、

「参る」(←行く)を例にイラストで解説しますと…


【謙譲語Ⅱ(参るの場合)】



  • 自分の行為は「参る」(←行く)
  • 「参る」のは弊社事務所であり、話の相手ではない。
  • 話の相手には、自分が事務所に行くことについて「参る」と丁重に表現して伝えている。

ということになります。


以上が謙譲語(謙譲語Ⅰ・Ⅱ)の解説です。

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丁寧語って?

こちらは、

「丁寧語」:丁寧な気持ちの直接的表現(相手方を高める働きはない)

とされています。


イラストでイメージをお伝えすると、



と、同等のポジションでの会話でありながら、丁寧な気持ちを表現する言葉となります。


たとえ上司であっても、日常会話や事務的な連絡はきちんと丁寧語で話せば失礼に当たることはありません。


うさロングうさロング

もちろん、状況や場をわきまえる必要があるのは当然です。



丁寧語には、

  • です
  • ます
  • ございます

などがあります。



さて、丁寧語まで説明してきましたが、せっかくなので最後にもう1つ、最近の小中学生が学んでいる敬語の分類がまだありますのでご紹介しましょう。


それは美化語と呼ばれるもの。

美化語って?


「美化語」:ものごとをより上品に表現するための言葉

とされていて、他の敬語とは違って

人に対する敬意は含まれません。


例えば、

  • お菓子(←菓子)
  • お金(←金)
  • お祭り(←祭り)
  • お弁当(←弁当)
  • ご馳走(←馳走)

などがあります。


日常会話でも

弁当食べよう♪

よりも

お弁当食べよう♪

と表現するほうがお上品な感じがしますよね?

その違いは美化語を使っているかどうかにあったということです。

尊敬語、謙譲語、丁寧語の違い

これまで確認してきた尊敬語、謙譲語、丁寧語の違いをイラストでまとめて表現すると

こんな感じになります。



ご覧のとおり、3つの言葉の違いは、

  • 「尊敬語」:自分側のポジションは変えずに、相手方のポジションを高める言葉
  • 「謙譲語」:自分側のポジションを低めることで、相手方のポジションを相対的に高める表現
  • 「丁寧語」:お互いのポジションは変わらず丁寧な気持ちを表現する言葉

となります。

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尊敬語、謙譲語の一覧

それでは、特に言い回しの区別がむずかしい尊敬語と謙譲語(Ⅰ・Ⅱ)について一覧で紹介します。

基本の動詞尊敬語謙譲語Ⅰ謙譲語Ⅱ
(丁重語)
会う会われる
お会いになる
お会いする
お目にかかる
与える・やる与えらえる
お与えになる
差し上げる
与えていただく

集まる集られる
お集まりになる
お揃いになる
言う言われる
おっしゃる
申し上げる申す
行く行かれる
お出かけになる
いらっしゃる
おいでになる
伺う
お伺いする
参る
いるおられる
いらっしゃる
おいでになる
おる
受け取るお受け取りになる
受け取られる
拝受する
売る売られる
お売りになる
お売りする
送る送られる
お送りになる
お送りする
ご送付する
教えるお教えになる
教えてくださる
お教えする
お教えいただく

思う・考える思われる
お思いになる
お考えになる
存じ上げる存じる
買う買われる
お買いになる
お求めになる
お買い上げになる
買わせていただく
お買い上げいただく
返すお返しになる
返却なさる
お返しする
ご返却する
帰る帰られる
お帰りになる
お暇する
失礼する
書く書かれる
お書きになる
お書きする
貸す貸される
お貸しになる
お貸しする
ご用立てする
借りる借りられる
お借りになる
お借りする
拝借する
聞く聞かれる
お聞きになる
お聞きする
伺う
お伺いする
決まるお決まりになる
決める決められる
お決めになる
決めさせていただく
着る召す
召される
お召しになる
着させていただく
来る来られる
見える
いらっしゃる
お出でいただく
参る
くれるくださる
答える答えられる
お答えになる
お答えする
叱るお叱りになるお叱りを受ける
死ぬ亡くなられる
お亡くなりになる
知らせるお知らせになる
お知らせする
調べる調べられる
お調べになる
お調べする
知るお知りになる
ご存じ
存じ上げる存じる
するされる
なさる
させていただくいたす
確かめる確かめられる
お確かめになる
お確かめする
ご確認する
尋ねるお尋ねになる
お聞きになる
お尋ねする
お聞きする
伺う
お伺いする
発つ発たれる
出発なさる
食べるお食べになる
召し上がる
いただく
頂戴する
使う使われる
お使いになる
お使いいただく
伝える伝えられる
お伝えになる
お伝えるする
連れるお連れになるお連れする
泊まる泊まられる
お泊りになる
泊めるお泊めになるお泊めする
慰める慰められる
お慰めになる
お慰めする
寝る寝られる
お休みになる
休ませていただく
飲む飲まれる
お飲みになる
召し上がる
頂戴する
いただく
任せる任せられる
お任せになる
お任せする
待つ待たれる
お待ちになる
お待ちする
見せる見せられる
お見せになる
お見せする
ご覧に入れる
見る見られる
ご覧になる
見せていただく
拝見する
もらうもらわれる
おもらいになる
いただく
頂戴する
賜る
休む休まれる
お休みになる
お休みする
譲る譲られる
お譲になる
お譲りする
許す許される
お許しになる
許していただく
お許しいただく
読む読まれる
お読みになる
お読みする
拝読する
わかるおわかりになる
おわかりくださる
おわかりいただく
ご理解いただく



さて、冒頭の

「お客様が参られました」

という表現。


管理人としては、

「お客様が来ました」

と上司に伝えたくて敬語を使ったつもりだったのですが、

この「参る」という言葉は、上記の一覧にもあるように、

謙譲語(丁重語)として、自分を低めるときに使う言葉

です。

この使い方だと「お客様」のポジションを低めてしまいます。


正しくは、

  • お客様が来られました
  • お客様が見えました
  • お客様がいらっしゃいました

と表現すべきだったんですね。

こうすると、お客様のポジションが高まります。


社会人ルーキーイヤーの管理人には少しハードルが高い使い分けでした…

まとめ

カメチキンカメチキン

イラストを思い出しながら実践で敬語を使っていきます!



うさロングうさロング

理解はバッチリなので、あとは実践あるのみです!


まとめると、

尊敬語、謙譲語、丁寧語の違いは、

  • 「尊敬語」:自分側のポジションは変えずに、相手方のポジションを高める言葉
  • 「謙譲語」:自分側のポジションを低めることで、相手方のポジションを相対的に高める表現
  • 「丁寧語」:お互いのポジションは変わらず丁寧な気持ちを表現する言葉

言葉だけでは伝わりにくいかもしれません。

そんなときは、本文中のイラストを見てイメージしてくださいね。


また、最近の敬語の分類は、

  • 尊敬語
  • 謙譲語Ⅰ
  • 謙譲語Ⅱ
  • 丁寧語
  • 美化語

となっていることには注意です!


具体的な尊敬語・謙譲語の使い方については、

尊敬語・謙譲語の一覧でチェックしてみましょう。


敬語の一覧にも出てきた、
「知る」の謙譲語である「存じ上げる」や「存じる」の違いについて、普段使いで気になることはありませんか?

少しでも引っかかったことのあるあなたには、こちらの記事をおすすめしますよ!
↓↓↓
「存じ上げる」の意味や使い方をイラストで|「存じる」との違いや例文もあわせて


それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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