夫婦で招待された結婚式
「おめでとう!」
の気持ちでいっぱい!
でも頭の片隅に引っかかるのが
夫婦で結婚式に出席するときの
祝儀袋の表書きってどう書くの?
というマナーに関する疑問…
そこで、この記事では、夫婦で結婚式に招待されたときの、
夫婦連名での祝儀袋の表書きの書き方
のほか、
お子さん含め家族そろって結婚式に招待されたときの、
子供と連名での祝儀袋の書き方
についてくわしく説明していきます。
結婚式の祝儀袋を夫婦連名で書くには?
基本的には夫の名前だけ
を書きます。
ですが、近年では、
- 招待状が夫婦連名だった場合
- 新郎または新婦が妻側との関わりが強い場合
- 夫婦そろってお世話になっていた場合
などの場合に、
夫婦連名で書くケースも増えてきています。
書き方に関しては、
連名の場合の基本は①となります。
夫の名前をまっすぐ書き、
その左に妻の名前を苗字を省略した形で書きます。
また、
バランスよく②のように書く方法も、近年は一般化しています。
なお、日本ではまだまだ『夫を立てる』という文化が残っています。
ですので、特にご年配の方などの中には
妻の名前を入れることを快く思わない方もいらっしゃいます。
などを考慮して書き方を決めましょう。
ですので、特にご年配の方などの中には
妻の名前を入れることを快く思わない方もいらっしゃいます。
- 新郎新婦とそのご親族の年齢
- お住まいの地域の慣習
などを考慮して書き方を決めましょう。
子供と連名で書く場合
この場合も、基本は夫の名前だけ
を書けばよいです。
ですが、例えば、
- 招待状に子供の名前も入っていた場合
- 子供用に食事が用意されており、その分をご祝儀に上乗せした場合
- 子供がよく遊んでもらっているなど親しい間柄の場合
などの場合には家族連名での表書きで構いません。
子供の名前も入れたい場合は、
③のように右から夫、妻、子供の順で書きましょう。
ただし、子供が2人以上いる場合は、
表書きは④のように夫の名前のみとし、
夫の名前の左に外一同(ほかいちどう)と書くのがスマートです。
どうしても子供全員の名前を入れたい!
という場合は半紙などの別紙に書くという手もあります。
その場合、⑤のように書き、中袋にお祝いのお札と一緒に入れます。
別紙の折り方に特に決まりはありませんが、
お祝い事のため四つ折りよりは三つ折りのほうが良いでしょう。
子供が小さく、新郎新婦との関わりがまだ少ない場合は、
名前を書かないことが多いです。
名前を書かないことが多いです。
中袋の書き方
中袋の表側には⑥のように金額を書きます。金額の書き方は、改ざんなどを防ぐために
いわゆる大字(だいじ)を使います。
(漢数字で書くことがマナー違反というわけではありません。)
【大字の例】
- 1万円……金壱萬円
- 2万円……金弐萬円
- 3万円……金参萬円
- 5万円……金伍萬円
- 10万円…金拾萬円
中袋裏側の
住所については必ず書かなくてはいけないものではありません。
結婚式へは招待した時点で、新郎新婦はすでに住所を知っているためです。
ただ、
- 多くの人からご祝儀をいただいているため住所も書かれていた方が個人を特定しやすい
- 後日お礼状を送付する際など中袋に書いてあると便利
などを理由に、住所は書くことをおすすめします。
住所を書く場合は⑦のように書きます。
名前については、
夫婦+子供一人までなら⑦のように連名で書きます。
(名前の順番は表書きのときと同じ。)
子供が二人以上いて名前を書ききれない場合は、
代表者である夫の名前だけで構いません。
書ききれない分は⑤のような別紙を必要に応じて入れることにしましょう。
中袋に金額、住所、氏名の記入欄が設けられている場合はそれに従って書きましょう。
記入欄が横書きの場合は、大字や漢数字でなくても構いません。
記入欄が横書きの場合は、大字や漢数字でなくても構いません。
毛筆か筆ペンで書くのがマナー
ご祝儀袋に書く文字は- 濃く
- はっきりと
が原則。
筆が苦手だからといって
ボールペンを使ってはいけません。
ボールペンは、線が細いく弱々しい文字になりがちです。
また、ボールペンは手軽に筆記するための道具ですので、
せっかくのお祝いを「手軽に済ませよう」としている印象を与えてしまいます。
二重の意味でご祝儀袋には相応しくない筆記具なのです。
筆記具は毛筆、筆ペンがベスト。
とはいえ、普段使わない筆ペンにハードルの高さを感じる方も多いことでしょう。
そんな方におすすめなのが
パイロットの『筆まかせ』
普通のサインペンに近い感覚で書ける筆先が硬いタイプで、
筆に馴染みがない方にもおすすめです。
まとめ
祝儀袋の書き方について紹介してきましたが、書き方と同じぐらい大切なのは、
新郎新婦をお祝いしたい!
という、あなたの温かい気持ち。
字が苦手でも、
一筆一筆にお祝いの気持ちを乗せて丁寧に書けば
その想いは伝わるでしょう。
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それでは最後までお読みいただきありがとうございました。