社会人としてキレイなお辞儀を身につけたいと思ってるのですが、正しいお辞儀のマナーってあるのでしょうか?
うさロング
女性も男性もお辞儀のマナーがありますよ。キレイなお辞儀を身につけてもらえるよう解説していきましょう。
ビジネスシーンで欠かせないお辞儀…
お辞儀にマナーがあることは知っていても、実は、
お辞儀の種類ごとにやり方が違う
ということまでご存知でしょうか?
数種類のお辞儀をTPOによって使い分けるのが正しい大人のマナーだったんです。
そこでこの記事では、そんなお辞儀について、
- お辞儀の種類
- 具体的なお辞儀の仕方
うさロング
お辞儀の種類ごとの正しいマナーを身につけてくださいね!
お辞儀の種類
まずは、お辞儀の種類から整理してみましょう。お辞儀には、
- 立ってする立礼(りつれい)
- 座ってする座礼(ざれい)
の2種類があります。
このうち立礼にはさらに
- 目礼
- 会釈
- 敬礼(普通礼)
- 最敬礼(丁寧礼)
- 拝礼
の5種類があります。
ここでは、立礼について解説していきましょう。
目礼
目礼とは、- 上体を傾けない
- 言葉は発しない
- 目だけでするお辞儀
のことです。
例えば、エレベータで同僚に会ったときなどに用います。
会釈
会釈は、- 上体を15度前方に傾けるお辞儀
です。
例えば、室内の出入りの際などの軽い挨拶で用います。
「失礼いたします」
などの言葉を添えます。
敬礼(普通礼)
ビジネスシーンで最もよく使うお辞儀で、- 上体を30度前方に傾けるお辞儀
となります。
例えば、お客様をお迎えするときなどに、
「いらっしゃいませ」
などの言葉を添えてお辞儀します。
この敬礼については、後ほど動画とあわせて詳しく解説しましょう。
最敬礼(丁寧礼)
最敬礼は、- 上体を45〜60度傾ける丁寧なお辞儀
です。
お礼、お詫びなどのあらたまった挨拶で用います。
「ありがとうございます」
「申し訳ございません」
などの言葉を添えます。
拝礼
拝礼は、- 上体を90度深々と曲げるお辞儀
となります。
深くお礼や謝罪の意を伝えるときに用います。
「大変申し訳ございません」
などの言葉を添えます。
神社参拝でもこの拝礼を行います。
正しいお辞儀の流れ
それでは、ビジネスシーンで最もよく使う敬礼(普通礼)を詳しく解説していきましょう。敬礼のポイントは、
- 姿勢
- アイコンタクト
- リズム
の3点です。
基本の立ち姿勢から、
- 女性はお腹のあたりで両手を重ねる
- 胸を張って、上体を腰から折り曲げる(30度) →腰から頭までが一直線になるよう意識
といった姿勢での挨拶となります。
脇に卵一個分のスペースができるようにしておへその下あたりで指先をそろえて両手を重ねると、力まず自然に見えます。
なお、手を重ねる位置やどちらの手を上に重ねるかについて明確な基準はありません。
相手と目を合わせることで敬意を伝えます。
- 「1」:上体を倒す
- 「2」:静止する
- 「3、4」:ゆっくりと上体を起こす
特に、「2」で静止することでキビキビとした印象になります。
手の位置も重要なので忘れないように意識しましょう。
参考となる動画がありますのでこちらもご覧くださいね。
↓↓↓
男性と女性の違いは?
お辞儀の仕方には、男性と女性とで違いがあります。- つま先の位置
- 手の位置
の2点です。
といったもの。
イメージはこのような感じですね。
↓↓↓
- 女性の場合:お腹のあたりで両手を重ねる
- 男性の場合:指先をそろえて体側に沿わせる
男性はいわば「気をつけ」の姿勢の手の位置のまま、ということです。
これは武士の時代の名残で、お辞儀をする時に腰に付けていた刀が落ちないよう体の横に手を沿わせたことが由来とも言われます。
もし、男性が体の前で両手を重ねる場合は、
右手を軽く握り、左手で覆うようにします。
【女性の手の位置のいわれ】
日本に初めて旅客機が登場した頃、機内でお客様をもてなすキャビンアテンダントが両手を重ねて体を小さく丸く見せることで親しみやすさを演出するために始めたという説があります。
日本に初めて旅客機が登場した頃、機内でお客様をもてなすキャビンアテンダントが両手を重ねて体を小さく丸く見せることで親しみやすさを演出するために始めたという説があります。
まとめ
お辞儀って種類ごとにマナーがあるんですね! それぞれマナーを意識するとすごくキレイになりそう!
うさロング
慣れないうちはぎこちなさもあるでしょうが、正しいお辞儀を意識して実践あるのみですよ!
まとめると、
お辞儀の種類には、
立礼と座礼があります。
立礼には、さらに、
- 目礼
- 会釈
- 敬礼(普通礼)
- 最敬礼(丁寧礼)
- 拝礼
の5種類があり、TPOに応じて使い分けることになります。
ビジネスシーンで最も活躍するのが敬礼(普通礼)
- 姿勢
- アイコンタクト
- リズム
のポイントを意識しながら実践してくださいね。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
【参考文献】
この記事では、以下の文献を参考にさせていただきました。ありがとうございました。
この記事では、以下の文献を参考にさせていただきました。ありがとうございました。
- 『入社1年目ビジネスマナーの教科書』(金森たかこ)<プレジデント社>