回らない寿司を食べるときのマナーってあるんでしょうか?手で食べなきゃいけないとか…
うさロング
手か箸か、醤油はどうつけるか、ガリはどうするか、など、女性におすすめの食べ方とあわせて説明しましょう。
カウンター越しに職人さんに握ってもらう寿司
めったに食べないから緊張しちゃう…
なんてことありませんか?
緊張しすぎて味を覚えてない!!
そんな悲しい思いをしなくて済むように、
簡単なマナーを知って、美味しく味わってくださいね。
今回取り上げる寿司の食べ方のマナーは、
- 寿司の持ち方
- 醤油のつけ方
- ガリの食べ方
- 食べる順序の目安
なかでも、寿司の持ち方については、
女性が美しく食べる観点からの解説も加えています。
ぜひ参考にしてくださいね!
【参考文献】
こちらの記事は以下の文献を参考に作成しています。
こちらの記事は以下の文献を参考に作成しています。
- 『最新ビジュアル版 冠婚葬祭お金とマナー大辞典』(主婦の友社)
- 『図解 マナー以前の社会人常識』(講談社)
- 『世界一美しい 食べ方のマナー』(高橋書店)
寿司の食べ方のマナー
それでは寿司の食べ方について、まずは、
- 手と箸どちらで食べるか
- 醤油のつけ方
- ガリの食べ方
を確認していきましょう。
手と箸どちらで食べる?
寿司を箸で食べる人と手で食べる人がいますよね。- 手の方が通っぽい
- 箸の方が衛生的だ
などそれぞれ意見がありますが、
正解は…
どちらでも良い
です。
ただし、
寿司の間にいただくガリは箸で食べます。
ガリを箸で食べるのに寿司を手で食べるのはおかしいのでは?
と思うかもしれませんが、
むしろ、
むりに箸で食べてシャリをこぼしてしまうほうがマナー違反です。
女性が美しく食べるには?
さて、女性が美しくお寿司を食べる
という観点から考えた場合、
手と箸のどちらで食べるのが良いのでしょうか?
“美しさ”の観点からするとやはり箸が正解。
もちろん、女性が食べ物を直接手で触れて食べるのがどうか、という意見もあるでしょう。
ですが、より重要なのは美しく食べる仕草の演出。
この点、女性の美しさの演出のためには、
腕づかいに少し余裕があったほうが良いと言われています。
手で寿司を取ろうとすると、
どうしても腕が伸びきってしまう場合がでてきます。
でも、箸を使って食べると、
箸を使っただけ、腕の動きに余裕が出てきます。
つまり、その分、
腕づかいが優雅に美しく見える
というわけです。
醤油のつけ方
握り寿司はネタに醤油を付けます。シャリにつけると寿司が崩れる原因になるからです。
ときどき、
- ガリに醤油をつけてネタに塗る人
- シャリとネタを剥がしてネタに付ける人
がいます。
寿司のマナーには諸説ありますが、
多くの職人さんたちはこれらの行為をマナー違反と考えています。
とくにガリを手作りしている店では、
「醤油を付けるとガリの味が変わってしまう」
と嫌がられることもあるのだとか。
またガリで醤油を塗る行為も、
「ネタにガリ風味が付くのでNG」
と考えられています。
まとめると、
- 箸先で寿司を手前(左)に倒す
- ネタとシャリを一緒に箸ではさみ持ち上げる
- 箸と寿司を平行にあてる
- ネタの端に醤油をつける
となります。
まとめると、
- 寿司を親指と人差し指で手前に倒す
- 親指と中指で寿司のネタとシャリ部分を持つ
- 人差し指と薬指で側面を支える
- ネタの端に醤油をつける
となります。
なお、お寿司は一口で食べるのが基本です。
食べきれなくてもお皿に戻してはいけません。
2〜3口で食べきるようにしましょう。
食べきれなくてもお皿に戻してはいけません。
2〜3口で食べきるようにしましょう。
軍艦を倒すわけにはいきませんから。
軍艦は箸か手で、倒さずそのままで海苔の部分を持ちます。
醤油をつけるのは底面のシャリ部分。
海苔との境あたりにチョンと付けます。
ただし、きゅうりが乗っている軍艦は特例ありです。
この場合は、きゅうりを外して醤油をつけ、
その醤油をネタにつけていただきます。
一口でいただきましょう。
ガリで醤油を塗る人も見かけますが、
握り同様、マナー違反と考える職人さんが多いです。
うさロング
きゅうりなら、ガリのように寿司の味を邪魔しませんね。
ガリの食べ方
ガリは寿司と寿司の間にいただきます。ガリを食べて口をさわやかにし、味をリセットさせるためです。
とくに味わいの濃い寿司ネタを食べたあとでは、
リセットすることで、次のネタをより美味しく食べることができますよ。
寿司を頼む順番
寿司を頼む順序ですが、最終的には好みの問題なので、マナーとまで言えるものはありません。
ただ、
一般的な食事のセオリーは寿司でも同じ。
それは、
薄い味から徐々に濃い味に食べ進める
というもの。
その理由は、
薄い味から食べる方が繊細な味をより楽しめるから。
これは日本料理の食べる順序にも精通します。
具体的な例を挙げると
- 白身魚や貝 ↓
- ウニ、イクラ、マグロなど ↓
- ハマチやトロなど脂の乗った魚 ↓
- たまごや穴子など味付けのはっきりしたネタ ↓
- 巻物や軍艦
となります。
ただ、この食べ方はあくまで一般的なセオリーなので、
頼む順序に迷ったときの目安
ぐらいに考えてくださいね。
うさロング
旬のネタや職人さんのおすすめの食べ方を柔軟に取り入れましょう!
まとめ
回らない寿司はやっぱり手で食べるのがマナーなのかなって心配でした(;^_^A
うさロング
手も箸も両方ありと知ったうえで、美しい食べ方を追求すると良いですね。
まとめると、
寿司の食べ方は、
箸でも手でもどちらでもOK
むしろ、シャリが崩れてしまうほうが良くないので、
うまく食べられるほうで食べてくださいね。
ただし、女性が美しく食べることを目指すなら、
箸を使って食べるほうがおすすめ。
醤油はネタにつけること。
シャリにつけると崩れやすくなってしまうからです。
ただ、軍艦はそのまま持って底にちょんとつけましょう。
食べる順番は、味の薄いものからがセオリー。
寿司と寿司の間にはガリを食べ、口の中をリセットします。
最低限のマナーを身に付けたら、あとは美味しくいただくだけですね。
回る寿司にはない握りたてを味わったり、
ネタごとの違いを感じたりしながら、存分に寿司を楽しんでください!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。