
面識がない相手にはじめて送るメールなんですが、書き出しで注意すべきマナーはありますか?

書き出しのマナー、しっかり押さえておきたいですね。シーン別の例文とあわせて紹介しましょう!

面識がない相手に初めて送るメール
「いつもお世話になっております」
の書き出しだと、なんかしっくりこない…
そんな違和感を感じることってありますよね。
- 初めてのメール
- 久しぶりのメール
など、
ビジネスメールにおける書き出しのマナーってあるのでしょうか。
この記事では、
- 初めての相手や久しぶりの相手に送る書き出しのマナー
初めての相手への書き出し例文(社外編)
よくある書き出しの挨拶は、「いつもお世話になっております。」
ですが、
初めての相手にこのフレーズを使ってしまうと、
後に続く文章とちぐはぐになってしまいます。
例えば、
件名:ご依頼のご相談
亀田株式会社 製造部部長 兎山ロング様
いつもお世話になっております。
因幡株式会社 営業部 海鮫と申します。
御社のサイトにて、事業実績を拝見したところ、
ぜひ、お仕事の依頼についてご相談いたしたく、メールさせていただきました。
亀田株式会社 製造部部長 兎山ロング様
いつもお世話になっております。
因幡株式会社 営業部 海鮫と申します。
御社のサイトにて、事業実績を拝見したところ、
ぜひ、お仕事の依頼についてご相談いたしたく、メールさせていただきました。
とか、
件名:懇親会御礼
亀田株式会社 製造部部長 兎山ロング様
いつもお世話になっております。
因幡株式会社 営業部 海鮫と申します。
先日は、懇親会にて名刺交換させていただき、ありがとうございました。
亀田株式会社 製造部部長 兎山ロング様
いつもお世話になっております。
因幡株式会社 営業部 海鮫と申します。
先日は、懇親会にて名刺交換させていただき、ありがとうございました。
といった書き出しだと、
「いつも」
と言いながら、よく読むと
「初めてかい〜!」
みたいになってしまい、内容のちぐはぐ感が否めず、
ビジネスメールのマナーとしてはイマイチです。
そこで、初めてのメールでは、
次のような書き出し挨拶でしっくりさせることができます。
件名:ご依頼のご相談
亀田株式会社 製造部部長 兎山ロング様
初めてメールさせていただきます。
因幡株式会社 営業部 海鮫と申します。
御社のサイトにて、事業実績を拝見したところ、
ぜひ、お仕事の依頼についてご相談いたしたく、メールさせていただきました。
亀田株式会社 製造部部長 兎山ロング様
初めてメールさせていただきます。
因幡株式会社 営業部 海鮫と申します。
御社のサイトにて、事業実績を拝見したところ、
ぜひ、お仕事の依頼についてご相談いたしたく、メールさせていただきました。
あるいは、
件名:ご依頼のご相談
亀田株式会社 製造部部長 兎山ロング様
突然のメールで失礼いたします。
因幡株式会社 営業部 海鮫と申します。
御社のサイトにて、事業実績を拝見し、
お仕事の依頼についてご相談できないかと考えております。
亀田株式会社 製造部部長 兎山ロング様
突然のメールで失礼いたします。
因幡株式会社 営業部 海鮫と申します。
御社のサイトにて、事業実績を拝見し、
お仕事の依頼についてご相談できないかと考えております。
また、
件名:懇親会御礼
亀田株式会社 製造部部長 兎山ロング様
先日の懇親会ではお世話になりました。
名刺交換させていただいた、因幡株式会社 営業部 海鮫と申します。
亀田株式会社 製造部部長 兎山ロング様
先日の懇親会ではお世話になりました。
名刺交換させていただいた、因幡株式会社 営業部 海鮫と申します。
あるいは、
件名:懇親会御礼
亀田株式会社 製造部部長 兎山ロング様
この度はお世話になります。
先日の懇親会では、名刺交換させていただきありがとうございました。
因幡株式会社 営業部 海鮫と申します。
亀田株式会社 製造部部長 兎山ロング様
この度はお世話になります。
先日の懇親会では、名刺交換させていただきありがとうございました。
因幡株式会社 営業部 海鮫と申します。
などです。
面識がない相手や知り合って日が浅い相手に初めてメールする際は、
シチュエーションに応じた書き出しの挨拶を工夫してみてください。
パターン別の例文整理
さらに詳しくパターン別に整理して紹介しましょう。上記の紹介と重複する部分もありますが、表現を変えていますので参考にしてくださいね。
- 先日の懇親会でお目にかかった因幡株式会社の海鮫です。その節はお世話になりました。
- 先日、弊社営業部長の亀山と共にご挨拶させていただきました海鮫でございます。その節はありがとうございました。
相手に自分のことを思い出してもらうためにも、出会いのきっかけを記載するとよいですね。
- 先日はお世話になりました。
- 先日の懇親会では、お世話になりました。
初めて会った際にお世話になったことを述べると違和感はありません。
- この度はお世話になります。
- お世話になります。初めてメールさせていただきます。
「今からお世話になります」といったニュアンスの表現なら違和感はありません。
なお、「初めまして」で始めるのは、口語的な表現なのでメールではおすすめできません。
- 突然のメールで失礼いたします。
- 突然のメールをお許しください。
謝罪の気持ちを挨拶に替えるパターンです。
- ブログを拝見し、メールいたします。
- お問い合わせしたい件があり、ブログ記載のこちらのアドレスに連絡いたしました。
きっかけを明記することで、相手も要件の予測が可能となり、安心してメールを開くことができます。
久しぶりの相手への書き出し例文(社外編)
久しぶりにメール連絡をする相手に対して、こんな書き出しの挨拶をしていませんか?
件名:新製品発売の件
亀田株式会社 製造部部長 兎山ロング様
お久しぶりです。
因幡株式会社の海鮫です。
この度、弊社では新製品発売の運びとなり〜
亀田株式会社 製造部部長 兎山ロング様
お久しぶりです。
因幡株式会社の海鮫です。
この度、弊社では新製品発売の運びとなり〜
このような、
「お久しぶりです。」
といった挨拶は、会話では使えますが、
ビジネスメールでは少しマナーに欠けると言わざるをえません。
というのも、久しぶりにメールで連絡するということは、
ある意味、
相手の存在を重視していなかったことの表れ
ともいえます。
だからこそ、久しぶりの相手に対しては、
- お詫び
- 恐縮
の気持ちをしっかりと伝える必要があります。
そこで、次のような表現でその気持ちを十分に伝えてみましょう。
件名:新製品発売の件
亀田株式会社 製造部部長 兎山ロング様
大変ご無沙汰しております。
因幡株式会社の海鮫です。
一昨年の東京見本市でお目にかかって以来、失礼をいたしております。
いかがお過ごしでしょうか。
お元気でご活躍のことと拝察いたします。
さて、この度弊社では新製品発売の運びとなり〜
亀田株式会社 製造部部長 兎山ロング様
大変ご無沙汰しております。
因幡株式会社の海鮫です。
一昨年の東京見本市でお目にかかって以来、失礼をいたしております。
いかがお過ごしでしょうか。
お元気でご活躍のことと拝察いたします。
さて、この度弊社では新製品発売の運びとなり〜
お詫びと恐縮の気持ちを表しつつ、
相手の近況にまで思いを馳せて、丁寧な印象を残すよう心がけるといいですね。
まとめ

初めてのメールにも色んな書き出しのパターンがあるんですね!

違和感や失礼がないよう、こちらの例文を参考にアレンジしてみてくださいね。
まとめると、
初めての相手にメールする場合は、
「いつもお世話になっております」は使わずに、
- 「先日は〜」
- 「この度は〜」
と違和感のないような書き出しにする。
また、
久しぶりの相手にメールする場合は、
「お久しぶりです」のような口語表現は避けて、
「失礼をいたしております」
と、
- お詫び
- 恐縮
の気持ちを表現する書き出しにする。
これがポイントです。

初めてや久しぶりの場合の書き出しはこれでバッチリですね。
ところで、あなたのビジネスメールの書き出しマナー、基本の形はバッチリですか?
こちらの記事では書き出しの基本形について、社外宛・社内宛で解説していますよ。
↓↓↓
【ビジネスメール】 書き出しは社内・社外で違う?パターン別の書き出し例文も詳しく!
こちらの記事では書き出しの基本形について、社外宛・社内宛で解説していますよ。
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【ビジネスメール】 書き出しは社内・社外で違う?パターン別の書き出し例文も詳しく!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。