カメチキンカメチキン

「ダメ元」ってかなり定着した言葉なので、ビジネスでも使えますよね?



うさロングうさロング

ダメ元はあくまで略語ですしね。意味も踏まえて考えると…







ダメ元で決裁をお持ちしました〜


会社の後輩くんが上司に対して発した言葉に度肝を抜かれた!

なんて経験はありませんか?


実はこれ、管理人の経験談。
(;^_^A


後で後輩にこっそりと、

さすがに上司に対して”ダメ元”はまずいんじゃない?

と耳打ちしたんですが、

あまり納得してなさそうな様子…


たしかに、ダメ元という言葉は、

略語とはいえ普通に使われてる言葉なので、

社会人1年目の後輩や部下に

ダメ元は使っちゃダメ!

と注意したところで、なかなか伝わらないかもしれません。


そこでこの記事では、
  • ダメ元がビジネスでNGな理由
  • そもそもの意味
  • 置き換え表現として適切な言葉
について詳しく解説していきたいと思います。

うさロングうさロング

この記事を読めば後輩くんにもしっかりと指導できるはずです!




ダメ元の意味

ダメ元は、

ダメでもともと(駄目で元々)の略語

です。


そして、

駄目で元々の意味は、
かりに実行して失敗したとしても、何もしなかった場合と結果は同じであったと考えること。
思い切って行動するように促す言葉として使う。だめもと。
出典:大辞泉
となります。


行動を起こしても結果が得られない可能性が多いが、やるだけやってみよう!

というポジティブな言葉ではありますが、

ある意味、とても困難な状況に立ち向かう追い込まれた状況である、

とも言えます。


ポジティブな側面がありつつも、失敗を念頭に置いた言葉

なんですね。



ダメ元はビジネスでも使える?

略語でも普通に使われるようになった言葉はたくさんあります。

例えば、

  • リストラクチャリング→リストラ
  • スマートフォン→スマホ
  • ソーシャル・ネットワーキング・サービス→SNS

などは普通にビジネスでも使われていますよね。


でも、ダメ元はどうなんでしょうか?


結論から言えば、

上司や取引先に対してはNG!

です。


というのも、

  • 略語
  • 失敗を念頭に置いた言葉

という2つの側面からビジネスで使うには厳しいからです。


失敗を念頭に置いた言葉はビジネスで一切使えない、という意味じゃありませんよ。

ビジネスでも、失敗を念頭に置きつつお願いしなきゃいけないことは当然ありますが、そこを略語でするのはまずい!


ここは丁寧にお願いしなきゃいけないところです。



つまり、

略語かつ失敗を念頭に置いた言葉

という点がNGな理由なわけですね。



ダメ元の置き換え表現と使用例文

失敗を念頭に置いてるからこそ丁寧に伝える

ということで、ダメ元の置き換え表現を考えてみましょう。


無理を承知で

ダメ元と同じように無理なことはわかっているけど、という前置きを丁寧な言葉にしているので、上司や目上の方に使用しても問題がありません。

例文:ご無理を承知で申し上げますが、ご面談の機会をいただけませんでしょうか?


「承知」の敬語的な意味と相まって管理人的には一番のおすすめ。

なお、「承知」の意味や使い方については、こちらの記事で解説しています。
↓↓↓
承知しましたと承知いたしましたの違いと使用例!お客様へのメールはどっちを使う?

それ以外にも、以下の言い換え表現も可能です。


可能性を信じて

失敗を念頭に置くことよりも、成し遂げるという強い意向を前面に出しているので、上司や目上の方に使っても失礼にはなりません

例文:自分の可能性を信じて、この仕事に取り組みたいと思います。


チャレンジ(挑戦)して

困難なことにも向かっていく精神が取れて好印象になるので、上司や目上の方に使う言葉として適しています。

例文:うさぎ商事へのプレゼンという大役にチャレンジさせていただきます。


精一杯

自分の持っている力の全てを出し切ること、できる限りがんばることなので、ビジネスにおいて良い姿勢を示す言葉として適しています。

例文:私のような若輩者が、このような大役を仰せつかりまして、恐縮いたしますが、精一杯尽くしてまいります。



まとめ

カメチキンカメチキン

これなら後輩にもしっかりわかってもらえる説明ができそうです!



うさロングうさロング

置き換え表現も含めて、後輩くんを指導してあげてくださいね。


まとめると、

ダメ元は

駄目で元々の略語。


ビジネスで使うには、

略語かつ失敗を念頭に置いた言葉

という点から適切ではありません。


置き換え表現としてベストなのは、

無理を承知で

ですね。


それでは最後までお読みいただきありがとうございました。