カメチキンカメチキン

お箸のマナーって、持ち方だけじゃないって聞いたんですが本当ですか?



うさロングうさロング

本当ですよ。持ち方だけじゃないお箸のマナー、お子さんにも紹介できるように解説していきましょう。







お箸のマナーって

持ち方だけちゃんと知っておけば十分…

なんて考えていませんか?


実は、

お箸のマナー違反は、

  • 嫌い箸(きらいばし)
  • 忌み箸(いみばし)
  • 禁じ箸(きんじばし)

などと呼ばれています。


意味は全て、

お箸のマナー違反ということで同じものです。


この記事では、

食事の最中についついやってしまいがちな

・お箸のマナー違反

について、

・子どもにもわかりやすく説明できるよう

まとめてみました。

うさロングうさロング

あなたのためにも、将来のお子さんのためにも、ぜひしっかりとチェックしてくださいね。



【参考文献】
こちらの記事は以下の文献を参考に作成しています。
  • 『最新ビジュアル版 冠婚葬祭お金とマナー大辞典』(主婦の友社)
  • 『一生使える!大人のマナー大全』(PHP)
  • 『図解 マナー以前の社会人常識』(講談社)
  • 『世界一美しい 食べ方のマナー』(高橋書店)



お箸のマナー違反

お箸のマナー違反には様々のものがありますが、

まずは主なものを5つ。

  • 握り箸
  • 刺し箸
  • 渡し箸(橋箸)
  • 迷い箸
  • 直箸・返し箸(逆さ箸)

について紹介しましょう。

握り箸

二本の箸をぐっと握るような持ち方。

子どもに多いですね。


握り箸の握るような持ち方から、

相手を攻撃する準備としてみなされます。


確かにそのまま振り上げると刺されそうですね…


【子どもに教えてあげよう】

ママ会話

(握り箸をしながら)こうしてもって、手を上にあげると…なんか怖くない?

刺されそうでしょ?

お友達にやったらアウトだよね…。

だから、こんなお箸の持ち方はしちゃいけないんだよ。



刺し箸

箸を料理に突き刺して食べる行為もマナー違反です。

管理人もサトイモの煮つけなど、

つるつる滑る食材は刺してしまいたくなります…。
(;^_^A


でも、実はこの差し歯し、見た目のカッコ悪さだけでなく、

料理に火がちゃんと通っているか確かめている

と疑われる行為でもあります。


【子どもに教えてあげよう】

ママ会話

食べ物にお箸を刺すのは、

「私は箸で食べ物をうまくつかめないへたっぴです」

って言ってるようなものだよね。

それから、

食べ物に火がちゃんと通っているか確かめている

って受けとられちゃうんだよ。

料理した人に失礼になるから、気をつけようね。





渡し箸(橋箸)

箸置きを使わず、お皿などの上に箸を「橋」のように横たわらせることです。



日常的に箸置きを使わないご家庭でやりがちですね。

実はこれ、

食べ終わりました

の合図なんです。


【子どもに教えてあげよう】

ママ会話

(食事時などに)お皿にこうして箸を置くことあるでしょ?

これって、

「ごちそうさま」

の意味なんだよ。

ちゃんとしたお店で食べていて、

お箸をいつものくせでこんな感じで置いてたら、

持っていかれちゃうかもね!



迷い箸

どれを食べようか迷いながら、

箸を料理の上でさまよわせること

です。



迷い箸を見た料理人が

どの料理も美味しいのに迷うのは失礼!

という気持ちになる、と考えられています。

たしかに料理の上で箸がさまよっているといい感じはしませんね。


【子どもに教えてあげよう】

ママ会話

おかずがたくさんあると、

「どれから食べようかな〜」

って迷ったりするよね。

でも料理の上を迷いながらお箸でうろちょろするのはやめようね。


どの料理もおいしく作ってくれた人に失礼だからね。


迷ったときは、

心の中でどれを食べるか決めてから箸を動かすようにするといいよ。





直箸・返し箸(逆箸)

直箸とは、

みんなで食べる大皿料理に自分の箸を付けること。

マナー違反ですし、衛生面から気にする方もいらっしゃいますね。


では、自分の箸を逆さにして、箸頭で食べ物を取るのはどうか?

といえば、これも丁寧なようで実はマナー違反です。

考えてみれば手が触れいてた場所で食べ物に触るわけですから、

清潔感に欠けます。


また箸先が上になって人の目に触れやすくなる点もマナー違反の理由です。


うさロングうさロング

取り箸を使用するのがマナーですよ。



【子供に教えてあげよう】

ママ会話

みんなが一緒に食べる大皿からおかずを取るとき、

自分の箸を使うとちょっと汚い感じがするね。

つばが食べ物につくと、

虫歯や病気をうつしてしまうこともあるから、

しないようにしようね。


たまにね、箸の反対側を使う人もいるんだけど、

そうすると手が触れていたところで食べ物に触ることになるから、

それもあまりきれいじゃないよね。

大皿から取るときは、取り箸を使うのがルールだよ。





その他のお箸のマナー違反

もう少し細かいお箸のマナー違反もありますよ。

  • あげ箸:口より上にお箸をあげること。料理を落とす可能性が高まります。
  • 移し箸(拾い箸):お箸からお箸へ料理を受け渡すこと。火葬後のお骨拾いの時のお箸の使い方です。
  • 移り箸:おかずからおかずへ連続して箸を進めること。ご飯を一口挟むのがマナーです。
  • こすり箸:割り箸を割ったときのササクレをこすって落とすことです。手で引っ張ってとります。
  • 込み箸:箸で料理を口の中にいっぱい詰め込んでほおばること。
  • 探り箸:かき回して器の中身を探すこと。
  • 差し箸(指し箸):箸で人や料理を指さすこと。
  • すかし箸:魚の骨の間から、下身をかき出すこと。
  • そら箸:器まで箸を近づけておいて、料理を取らないこと。何か入っていたのではないかと気にされます。
  • 竹木箸:不揃いのお箸で食べること。お骨拾いでは、竹と木の箸を使います。
  • たたき箸:お箸で器を叩くこと。
  • 立て箸:お箸をご飯に刺すようにして箸休めをすること。弔辞の枕飯のことを連想してしまう。
  • ちぎり箸:箸を1本ずつ、ナイフとフォークのように使って料理をちぎること。
  • 涙箸:煮物の汁やお刺身の醤油をポタポタ垂らしながら口に運ぶこと。
  • ねぶり箸:お箸の先を舐めること。
  • 振り箸:お箸の先についた汁などを振って落とすこと。
  • もぎ箸:お箸の先にくっついたご飯粒を口で取ること。
  • 楊枝箸:お箸を爪楊枝の代わりに使って歯をほじること。
  • 寄せ箸:箸を使って、器を自分のほうに引き寄せること。

などがあげられます。


まとめ

カメチキンカメチキン

すっごい細かくお箸のマナーがあるんですね!



うさロングうさロング

いえいえ、数は多く見えますが、いたってシンプル。お箸を本来の使い方で使うことです。



よく見かけるマナー違反のお箸の所作については、

子供用の簡単な説明とともに紹介しました。


なぜマナー違反なのか、意味を知れば

「うっかりやっちゃった!」

も減りますよね。


家族の食事の時間にも、

箸置きを用意したり、取り箸を用意したりして、

マナーを意識してみてくださいね。

うさロングうさロング

普段からやっていれば、自然と美しい所作に近づきますよ。



ところで、お箸の取り方や置き方にもマナーがあること、ご存知でしたか?

せっかくなら、お箸を持ったときのマナーだけではなく、取り方や置き方も確認しておきましょう。
↓↓↓
お箸の取り方と置き方|お椀を持つときはどうする?箸置きの折り方もあわせて!

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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