カメチキンカメチキン

毎年、年始に七草粥をいただいてますが、正式にはいつ食べるのが正解なんでしょうか?



うさロングうさロング

実は、七草粥は五節句の1つとして、毎年決まった日に食べるのが正解なんですよ。







お正月中の飲食過多で疲れてしまった胃腸を

七草粥で優しくいたわる…


そんな古くからの習わしがありますが、

そもそも、

七草粥はいつ食べれば良いのでしょうか?


また、

・いつまでに食べればいいか
・朝食、夕食のどちらで食べるべきか


なども気になるところ。


そこで、この記事では、
  • 七草粥はいつ・いつまでに食べるのが正解か
  • タイミングは朝夕どちらか
について、その理由とともに詳しく紹介していきます。

うさロングうさロング

2020年以降の曜日とあわせて紹介しますよ!




七草粥を食べるのいつが正解?

七草粥は、

毎年1月7日:人日の節句

に食べるのが正解です。


実は、1月7日は、1年に5回ある節句の1つです。


年5回の節句とは、

  • 1月7日:人日の節句
  • 3月3日:桃(上巳(じょうし))の節句
  • 5月5日:端午(たんご)の節句
  • 7月7日:七夕(しちせき)の節句
  • 9月9日:重陽(ちょうよう)の節句

で、それぞれが大切な節目に当たります。


この1月7日の人日(じんじつ)の節句ですが、

人日の節句の由来は古代中国の年中行事が関係します。

中国では毎年1月7日を、

人を大切にする日=人日

としていました。


「人を大切に」と聞くと、

「お互い思いやりを持って…」

なんて道徳的に考えがちですが、

人日は少し違います。


なんと、

「人を殺さない日」(死刑を行わない日)

の意味で定められていたんです。



また、中国ではこの人日に、

七種菜羹(しちしゅさいこう)

と呼ばれる七種類の菜が入ったとろみのあるスープを、

無病息災立身出世を願って食べる習慣がありました。


その習慣が海を渡って日本にもたらされたのが平安時代


もともと日本にあった「初春に若菜を食べる」習慣と結びついて、

1月7日が「人日の節句」となり、その行事として七草粥を食べるようになったそうです。


日本では、

お正月最後の日に、

その年の豊作と健康を願う節句

とされています。


ちなみに、「お正月」をいつまでと考えるかは地域差もあります。

こちらの記事で詳しく解説していますよ。
↓↓↓
【初詣】いつまでに行くべきか諸説を解説|節分までが正解?お寺と神社では違う?



いつまでに食べればいい?

七草粥は1月7日の人日の節句の行事なので、

1月7日に食べるもの

ですね。


もちろん、7日を過ぎても、

その年の豊作と健康を願う

という気持ちがあれば、

ご家族の都合に合わせて食すのも個人的にはありだと思います。



ただ、ネットでいろいろ情報を探してみましたが、

前倒しで6日に食べる人は見かけますが、

8日以降に食べている人は見かけませんでした。


そうしたことからも、

本来1月7日に食べるもの

という理解は大事にしておきたいですね。


世間の動向をご紹介しましょう!







ちなみに、身近なスーパーでは、

1月6日ごろから七草を販売し、

7日には売り切れていることもあるようです。




材料の調達や鮮度を考えても、

1月7日がおすすめなのは間違いないですね。



七草粥を食べるタイミングは朝夕どっち?

1月7日に七草粥を食べるとして、

朝昼晩のどのタイミングが正解でしょう?


答えは、

1月7日の朝

が正解です。


というのも、

理由はまたしても古代中国に由来します。


昔中国では「官吏昇進」という行事が1月7日にありました。

官吏とは昔の役人で、昇進の発表が行われていたのが1月7日というわけです。


ところで、

あなたは入試や試合の朝、ゲン担ぎや願掛けに、

「勝つ」の意味でとんかつやかつ丼を食べたことはないでしょうか?

朝からカツはなかなかヘビーですが、

管理人も数切れ食べた経験があります。


現代のゲン担ぎと同じように、

古代中国で立身出世(管理昇進)を望んだ人々も、

1月7日の朝に「七種菜羹」を食べたそうです。

これが、朝に七草粥を食べる由来です。

うさロングうさロング

由来を知ると、朝に食べる七草粥でちょっと気合が入る気がします。




一般的にも7日の朝に食べるという声が多いですね。






2020年の七草粥は何曜日に食べる?

ちなみに、

2020年1月7日の人日の節句は、

火曜日

となります。

週の途中でなんとなくキリが悪い気もします。


ただ、週の途中であれ、正月のリセットということで、

人日の日の朝に七草粥をいただいてから、

すっきりした気持ちで出勤・登校するのも、気持ちの切り替え方としてはおすすめです。

なお、

  • 2021年1月7日:木曜日
  • 2022年1月7日:金曜日
  • 2023年1月7日:土曜日

となります。



まとめ

カメチキンカメチキン

1月7日の朝に食べるのにも深い意味があるんですね。



うさロングうさロング

こうした理由を知りつつ、都合にあわせて行事を大切にすることが一番ですね。


まとめると、

七草粥を食べるのは、

1月7日の朝

が正解。


理由は、

1月7日が、

その年の豊作と無病息災を願う人日の節句であること

七草粥の由来である古代中国では、

立身出世を夢見た人々が

ゲン担ぎのために朝食べていたこと

からでした。

うさロングうさロング

今年はちょっとだけ早起きして、七草粥を作って、出かける家族に食べてもってはいかがでしょうか。



でも、七草粥は青臭くてちょっぴり苦手!
ということもありますよね。

そんな場合は、七草粥を同じような効能を得られる野菜で代替するのはいかがでしょうか?
↓↓↓
七草粥の七草がない!苦手!そんなときに代わりになる代用七草粥の作り方!

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。