カメチキンカメチキン

お屠蘇を初めて作ってみようかと思うんです。



うさロングうさロング

いいですね〜!滋養にも効くお屠蘇でぜひ新年をお祝いしてくださいね。







元旦に飲むお酒といえば

お屠蘇


家族で元気に新しい年を過ごせますように…

と願って元旦にいただくお酒ですね。


でも最近では、

お屠蘇をいただかない家庭や、

日本酒をお屠蘇代わりに飲む家庭も多くなりました。


今回は、だんだんなじみの薄くなっているお屠蘇を改めて知ってもらうため、
  • お屠蘇の作り方
  • ノンアルコールお屠蘇の作り方
を紹介していこうと思います。


とてもシンプルなので、

・飲んだことのない人
・作ったことのない人

でも簡単に作れますし、

・アルコールの苦手な人
・アルコールがまだ飲めない子供

でも大丈夫なお屠蘇の作り方もお伝えします。

うさロングうさロング

家族の健康を願ってお屠蘇を作り、お正月にいただいてはいかがですか?





お屠蘇の作り方

お屠蘇は、

大みそかの夜に仕込んで正月の朝に飲みます。


仕込むといっても大変な作業ではありません。

味の調整もできるので、ご家庭に合ったお屠蘇を作ってください。



材料

  • 屠蘇散 1袋
  • 日本酒+みりん 300ml (基本は1:1)

※日本酒+みりんの代わりに赤酒を使う地域もあります。詳しくは後で解説します。


作り方

  • 日本酒とみりんを器に入れる
  • 屠蘇散をだしパックやお茶パックで包み日本酒とみりんに漬ける
  • 6時間経ったらパックを取り出して完成

いたってシンプルですね!


屠蘇散延命長寿の漢方薬です。

そのためお屠蘇を「薬酒」として飲む人もいます。

5~10種類の生薬を粉末状にしてあり、

・胃腸の活動の正常化
・風邪予防
に効果があるとされます。

この屠蘇散がなければお屠蘇とは呼べません。

スーパーやドラックストアーで購入することができます。


酒とみりんの割合は好みで変わります。

ポイントは

本みりんの使用

おいしさが違います!


みりんが入っているため甘口になりますが、

辛いお酒が苦手な人は砂糖を入れるとさらにまろやかになり、飲みやすいです。

また、

お酒がお好きな方は、

日本酒8割みりん2割

など、お好みで割合を変えてくださいね。


酒とみりんの代わりに赤酒を用いる地域があります。

熊本県です。

赤酒は熊本の名産で、

醸造したもろみに木灰を加えるのが特徴で、

優しい甘さで独特の香りがします。

出来上がった酒は時がたつにつれ、化学反応で赤みを帯びていきます。

そのため「赤酒」と呼ばれています。



アルコールなしのお屠蘇の作り方

神社によっては、お正月にお屠蘇がふるまわれます。

昨今では車で参拝された方へ、

ノンアルコールのお屠蘇をふるまう神社もあるそうです。

飲酒運転の痛ましい事故が絶えない中では、自然な流れかもしれません。


ということで、ご家庭でも、

  • 運転する人
  • アルコールが苦手な人
  • 子供用

にノンアルコールのお屠蘇を作ってみませんか?



材料

材料は通常のお屠蘇と同じ。

作り方

  • 鍋に日本酒+みりんを入れて火にかける
  • 約3分沸騰させてアルコールを飛ばす
  • 冷ましてパックに入った屠蘇散を入れ6時間待って出来上がり


みりんでノンアルコールお屠蘇を作る時の注意点

お酒の代わりにみりんだけでお屠蘇を作る人もいます。

その場合、みりんの種類によって作り方が変わります。


お屠蘇を作るときに使用した「本みりん」はアルコールを含んでいます。

必ず沸騰させてアルコールを飛ばしてから使用してください。


「みりん風調味料」であればアルコール度数は1%未満なので加熱する必要はありません。


みりんを飲むなんて…

と思われるかもしれませんが、

本みりんは室町時代、高級酒として人気でした。

現代でも高級な本みりんを愛飲する人は少なくないようです。

デザートワインぽい風味なのだとか。


お屠蘇の意味や飲み方を確認して、さらにお屠蘇の効果を高めてみませんか?
↓↓↓
お屠蘇の正しい飲み方|でも未成年はやっぱりNG?意味や由来とあわせて解説するよ



まとめ

カメチキンカメチキン

これで1年が元気にすごせるお屠蘇が作れそうです!



うさロングうさロング

子供用のノンアルコールお屠蘇も含めて、ぜひ家族でお屠蘇をいただきたいですね。


まとめると、

大みそかの夜に仕込んで正月の朝に飲む

ので、仕込みは簡単です。


日本酒+みりん 300ml (基本は1:1)

に、

屠蘇散 1袋

を入れて、

6時間寝かせば完成です。

また、

ノンアルコールお屠蘇は、

日本酒+みりんを鍋に入れて3分間沸騰させてアルコールを飛ばす

これだけすれば作り方は同じ。


お屠蘇の作り方は難しくありませんね。

材料も手に入りやすいので、家族の健康を祈って、ぜひ大みそかに仕込んでみてください。

うさロングうさロング

年に一度の大切な日本の文化。受け継いでいきたいものです。




それでは最後までお読みいただきありがとうございました。